猿の残日録 -28ページ目

猿の残日録

いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

横になって眠っているラスカル もらった(左上)

 

 

マグネットが背にあり、垂直につけると

立ったまま寝てるラスカルになり、変 ビックリマーク

 

居眠りラスカルとコップに入ったラスカルがまだ

コンプリートするまでにいくつ重複するかはてなマーク

 

 

電気単価が、1.5倍 の予想

値上げが4月からかは知らない

 

今は、Eeホームフラット契約 にしてる家

保育園に預けて職場復帰したら

Eeホームホリデー に変更するか検討した

 

電力単価は、4月から色字に変わるらしい

 

 

 

うちの4月電力使用量 Eeらいふ

 

 

 

23.05.16 追記:  Eeフラット 実数値 が下表 

 

  この家は

  Living 19~22時 と、Day 10~17時が

  うちより多いとわかる

 

 

Eeホリデーとの比較試算 には

 昼間時間を、Day と Living に分ける必要あり

 グラフから概算結果が、以下

 

30分毎の電気使用量

 0:00~4:30 Night

 7 6 5 5 5 5 5 5 5 =  48 kWh

 4:30~7:00 Night

 18 22 23 12 5 = 80

 7:00~10:00 Living

 5 3 3 2 1 1 = 15

 10:00~17:00 Day

 2 2 1 1 1 1 1 1 1 2 1 2 3 5 = 24

 17:00~23:00 Living

 6 10 10 10 12 12 14 15 15 14 12 12 = 142

 23:00~24:00 Night

 10 8 = 18

 48+80+15+24+142+18=327

 

Eeホームフラットは

L+D    Night  合計  金額

181    146    327    11,112

 

Day+Living 181(15+24+142

Night 146 (48+80+18

合計 327

 

 

holiday  Day 7.6円高い (flat比)@55.85が月平均値
        Living 1.95円安い (flat比)

flat  N 146kWh x 30.72=4485.1
      L (157+24)kWh x 48.25=8733.2
      D なし
      13218.3 月合計

(11,112円になるのは、値引きあるから)


holiday N 146kWh x 30.72=4485.1
           L 157kWh x 46.3=7269.1
           D 24kWh x 55.85=1340.4
      13094.6 月合計

 

 

オール電化割引も含めた

沖電のHPで試算すると、エアコンフル稼働前の

この季節では、ホリデーがわずか 130円お得

 


 

6/23(慰霊の日)以降の夏本番はエアコンフル稼働

 

 ホリデーのDay単価は 7.6円高い アップ (flat比)

     Living単価が 1.95円安い ダウン (flat比)

 仮に、Day 使用量は、倍増 48 kWh

    Living 使用量は、3倍増 471kWh

 (Night 単価はホリデーフラット同じ)

 Dayを、夏季デイタイムで試算しても

 385円 flatが高い ので

 

 ホリデー < フラット 合計は、微差ながら

 ホリデーが Day差額 アップ< Living差額差  ダウン 

 発電自己消費率50%で、Dayは少なめ

 Dayより、格段にLivingが電気を使う ため 

 ホリデーがこの家には合理的と考える

 

 

 

4月はエアコン冷房かなり少ない

 

Eeホームホリデーが、130円安いだけ

平日日中在宅でも、Eeホームホリデーが安いのは

(発電自己消費で、Dayが少なめだから)

 

6~11月のエアコンフル稼働時期は

Dayが発電自己消費50%超えても

4月よりかなり電気使用量が増えるが

 

Livingも同じくとんでもなく増えるので

 

この家は

共働きに戻っても、Eeホームホリデーが安いだろう

 

 

ホリデーは、D@58.47 D@54.98 L@46.3

フラットは、@48.25(DayとLiving共通)

 

沖電のカスタマーセンターが

平日昼間はとても高いですから

Eeホームホリデー にするかはよく考えて

と叫ぶように言っていた

 

Eeホームホリデー (平日昼不在家庭用)

は、Eeホームフラット より

平日(月~金)の10~17時

 昼間時間に電気使うと

6.73~10.22円 高くなる が

17~23時、7~10時の生活時間は

1.95円 安くなる

 

昼間時間は 7時間(10-17)

生活時間は 9時間(17-23 7-10)

 

年金生活でずっと家にいる

Eeらいふ 契約のうち の月平均買電

を参考に考えると

 

2019年 9月~2023年 3月 月平均

Day 9.97kWh(発電自己消費率50%)

Living 114kWh Night 130kWh

 

 

発電自己消費率 50%は同じなので

Eeホームフラット Eeホームホリデー

にすると

 

Day 6.73~10.22円高くても

(3ヵ月だけ10.22だから)月平均 7.6円高い

使うのは、月10kWh 平均なら

月 76円高い だけ

Living 1.95円 安いと

月114kWh 使うなら

月 222円安くなる

 

222÷7.6=29

Living 月114kWh が同じとしたら

(この前提が既に崩れていたのだが)

Day 月平均 29kWh 以下の家ならば

Eeホームフラット Eeホームホリデー

 は、正解だろう

(と、当初は軽く考えていたが)

 

うちが、Day 10kWh なので

Day 29kWh は 3倍以内

どんだけ

つけっ放しの人でも

こんなもの 29kWh 以下だろうと

 

私は想像していたが

 

エアコンの本格稼働前で既に

Day 26.8 kWhとは

Day 29 kWhは、夏に、軽ぅ~く超えるはず

 

エアコンあって当たり前世代なのでもういいが

 

昼間時間の買電多めとわかった

 

Living も、夏にはもっと買電するから

契約変更戻しに1年縛りがあるものの

 

Eeホームホリデー に変更したら

Eeホームフラット より少し安くなりそう はてなマーク

 

 

平日昼不在を確認次第


さっさと

Eeホームフラット Eeホームホリデー

に変更しようと思う

 

 

 

 

あまり使わない人なら、Eeらいふの1.5倍が

Eeホームホリデー と思われる

 

Eeらいふ は(新規加入受付終了)

Day 7~9月 @59.34 (1番高い)
Day 夏以外 @55.85(1番高い)
Living   @46.61(フラットとホリデーの中間)
Night    @31.59(1番高い)

 

通電制御型電気温水器割引  2kWで -330円

があるだけで、

Eeホームフラット にはこの割引はないので

買電が少ないうちでは

Eeらいふ が1番お得です

 

 

 

 

沖電さんは必要とされ損をしない企業

家電を節電タイプにするしか私にはわかりません

 

Eeらいふ を、Eeホームフラット にする人は

もしいるとしたら、よほど買電が多い人だろう

 

うちは、沖電さんに相談した時

実績をもとに比較計算してくれて

Eeらいふ がお得ですと教えてくれた

 

Eeホームフラット Eeホームホリデー

 の検討は、

昼間時間が(Living+Day)のフラットは

ホリデーとの比較計算がすぐできない

 

沖電に電話で相談するか

沖電HPの比較シミュレーションページで確認するしかないが、該当ページはまだ復活してない

フラットはDayだけの昼間時間はLivingと一緒になっていて不明なので入力しようがないから、ホリデーと比較しようがないだろうに

 

こういうのんびりしたところに、競合の少ない沖電らしい余裕を感じる

 

沖縄電力 

『おきでん more-E』

電気料金でポイントもらえるサイト

 

3000ポイント(サンエー商品券 3000円)もらった

2月・3月、前年同月 電力使用量 -3%達成ダウン

他に、コツコツ、月1回ログインポイント稼いだ

 

ログインすると、1~5分間、画面更新待ち

二段階認証 入れるとまたクルクル

(長い時は、5分以上待つが、別タブ見てるうちに開いてる)

 

うちのネットは『光ハイブリッド』つまり

家の外まで光、家の中へはなんか遅いものらしい

だから、光の半分以下の料金 27??円憶えてない

新聞料金(取ってないけど)よりずっと安い

 

沖電さんが言われるには、どんな環境でも

素早く画面表示されるのが本来で努力中らしき

 

沖電は、私名義と相棒名義、2つ

 

両方共、支払いは、私名義 クレカ

 

知らなかったが

『おきでん more-E』は、支払い名義が同じなら

ワンステップでログインできる

つまり、既存に登録追加できる

 

それを知らず、電気名義の相棒の姓名で

ポイントもらえるステップを登録しようとしたら

 

『電気番号と支払者名の組み合わせが一致しません』

 

 

そんなん知らんがな ヘビ

 

電気料金お支払者名

相棒の姓名がいけなかったのか イルカ

 

支払い口座は私名義

この電気契約は相棒名義 ちょうちょ

 

電気契約名義か支払者口座名義か、どっちだ

わかりにくいだろう

 

結果として、私が相棒の姓名を入力して

2段階めの登録を受け付けられなかったが幸いして

1段階めの登録を沖電で修正してもらい

1つのログインで簡単に見られる追加登録にできた

 

 

私が、以前から見ている

『電気ご使用実績照会サービス』は

今回の電気名義が私ではないので

もう1つ登録して(ログインしなおして)見ている

 

 

『おきでん more-E』は

カスタマーサービスによると

 

支払い名義が同一なら、追加登録できるという

 

支払い口座は私名義なので

私のした登録を修正してくれた

 

私名義の『おきでん more-E』に

登録追加できた

 

マイページの中の『電気のご契約』

契約中の電気契約一覧 に追加された

下の画面の下に表示されていた

 

 

『電気ご使用実績照会サービス』のグラフは見ているが

まったく今まで知らなかったが

『おきでん more-E』でも、グラフが見られる

 

下のグラフはうちのです

 

今後、もう1つのグラフも

見られるようになったら

比較します

 

2023年度は、2023年4月からなので

下のグラフに表示されていないが

3年間を比較表示してくれる

 

料金と電気使用量

 これは電気料金  使用量も似たようなグラフ

 

売電も、料金と売電電力量

  売電も料金で充分、電力量見てもあまり…

 

私が今まで見ていたグラフは

『電気ご使用実績照会サービス』

 

 

実績照会サービスの

『登録電気番号の追加』は、契約名義が同一

を条件と聞いていたので

 

もう1つ相棒用で登録、ログインして見ているが

『おきでん more-E』が支払い口座名義で判断するなら

『電気ご使用実績照会サービス』も

 登録電気番号の追加 できるんじゃない はてなマークはてなマークはてなマーク

 

と想像して、追加登録し

すんなりできたと思ったら

『認証エラー』

(追加登録申請を削除しました)

 

『電気ご使用実績照会サービス』は

契約名義名が編集不可 なので

別人の電気契約は追加登録できない

(別に登録し、別に開いて見る)

 

『おきでん more-E』は

契約名義が別人でも

支払者名義が同一なら追加登録できる

 

そういうシステム設計の違い(不便です)

 

 

『電気ご使用実績照会サービス』のグラフは

同じ契約世帯(Eeらいふ)の平均値も表示し

平均値がうちの3倍高く(本当かいな)

うちのデイなんて、ほぼ見えないのが欠点 オッドアイ猫

 

 

今後見るグラフは、

Eeらいふ 新規契約が終了しているので

Eeホームフラットやホリデー(1.5倍高いはず)

はたして、Eeらいふ 平均値 と

どれほど変わるのか

 

それを見てみたいと思っている(だけ)

 

節電は他人がすることだから

私は節電環境を用意しただけ

使い方まで聞くことはしない

 

エアコンでも省エネ大賞を取るダイキンや

耐久性に信頼置けるパナにしたかったが

世間知らずは、自社製品を希望

 

このメーカーの良い点は

EDION で聞くと

購入設置が安い 2割安い

ランニングコスト(電気代)は高め

 

ならば、12年使えれば次は好きにしてくれ

 

(製品悪くはないが、さんざん不正がばれ

 有名子会社も他社に救済合併された)

 

(私の同期が社長していて、次から次の不正発覚

 社長交代となった 責任は昔の人のはずだが)

 

それ省エネやないで

なんでやねんと思うが

 

まあ、うちと実験比較できるし

 

機器本体、きれいに清掃できる特許あるし

良ければうちもと思ったが

 

相棒に聞いたら

うちは従来の小さい電気屋さんに決まってる

つまりメーカーも特定したあれだけ 龍

 

冒険はしない相棒らしいので、私の意見はなし おばけくん

 

玄関、湿度は60%前後のうりずん(潤い始め)

沖縄でエアコンいらず、寒くもない最も快適と言われる梅雨前の1ヶ月

 

だが、昨夏、靴がカビた経験から、もう節電除湿を試験開始

 

狭い空間は風が通らないとすぐカビる

リビングは扇風機(弱風)4台で快適

まだエアコンは日中の暑い日たまにしか使わない4月中旬

 

寝る時は、ランニングシャツ、ステテコで、何も被らず、扇風機もつけない日がほぼ毎日

夏用ブランケットを被るほど寒い日は、月2日もない(外気15℃近くに低下の日くらい)

 

私の38年間の労働による収入の半分は不動産、1/4は生活費になった

 

今日、イオン那覇店のスーパーへ行ったら、相棒が2つ無料のおまけをもらっていた

 

1つは、ヨーグルトにシークワーサーゼリー(試供品)

もう1つは、糸満のカマボコに豆腐をおまけ

 

よくもらう人だなとは思うが、昔から不思議な人である

 

森博嗣さんは、住んでいたところも近い

高校は私も合格したが下宿できず入学辞退した

私の知人、ある会社の社長の母校

もし私が通っていたら社長と同期になっていた…

 

『お金の減らし方』という本は、以前に県図書で借りて読んでいる

 

当時、この題名に違和感あり、丁寧に読んだわけではない

 

今回、のんびり、森博嗣さんの他の本も同時に読みながら

最後まで読み終えた

 

 

 

森博嗣さんは、印税でお金を減らすことは不可能な人

 

『お金の減らし方』は、お金の使い方という意味らしい

 

 

印象に残った部分

 

お金は、目的ではない

お金を得ることが目的であるわけではない

目的を達成するための手段として、お金があるのである

これは、お金に価値があるのではなく、目的に価値がある、という意味でもある

 

多額のお金を持っていても、なにも良いことはない

そのお金を、自分が欲しいもの、やりたいことと交換しなければ、価値は生まれない

お金を失うことで、価値が得られるのだ

 

 

 

借金をして、今すぐに手近なものに飛びついてしまうと、あっという間に抱いていた夢は萎んでしまい、自分の将来に大きなツケを残すことになる

借金というのは、金を貸してくれた人の夢を実現するための手法であって、金を借りた人の夢はむしろ小さくなるのが道理だ

そのためにこそ、利子というものがあり、投資という商売が存在するのである

 

ローンというものも、単なる分割払いだと思っていたら大間違いである

三十年以上にもわたるローンを組んで、マンションや一戸建てを購入する人がいるけれど、実際の価値よりはるかに高い額を払うわけだから、得られる価値がそれだけ目減りすることを計算した方が賢明だろう

よほど今すぐに、という強い理由がないかぎり、避けた方が良さそうである

 

 

お金の価値とは、自分がやりたいことを実現するための可能性なのだ

そう考えている人ならば、楽をして金を増やそうなどと考える暇もないだろう

楽しいことが目の前にありすぎて、金を増やすことではなく、どんな順番に金を減らそうか、とばかり考えているはずだからだ

 

 

お金は、自分の満足と交換するためのものであり、価値があるのは、その満足の方なのである

 

仕事は、お金を稼ぐための手段である

しかし、お金が生み出されるからといって、仕事を愛してしまうというのでは、お金を愛することと同じである

 

 

 

作家になっても、十年間は大学に勤めていて、それまでどおり、まったく休みなく働いた

夜の十時頃に帰宅し、そこで夕飯を食べ、風呂に入り、すぐに寝る

二時間寝たら起きて、三時間くらい作家の仕事をした

そのあと、出勤までまた一時間半くらい寝ることができた

そういう生活をしていたのだ

それができる年齢だった、ともいえる

 

 

電子書籍が沢山売れるような時代になったから、今は絶版というものがない

欲しい人がいれば、いつまでも売れ続けるシステムなのだ

 

この生活では、もちろん収入をすべて使うことは無理である

つまり、僕は自分のお金を減らすことができない状態といっても良い

作家の仕事を一切やめてしまえれば、可能かもしれないが、それだって、どうだろうか……、わからない

 

稼いだ金の大部分は、税金と不動産になった

土地を買い、家を建てて引越を何度かした

今までのところ、僕は自分の持ちものを売ったことがないので、買ったものはすべて、まだ僕の所有物である

 

 

何にそんなにお金がいるのか、というと、借金の返済、つまり利子を支払っている

これに対しては、僕は助言ができない

借金をするな、という以外に、解決する方法がない

さきに小さな得を取るな、ということである

 

 

本当に必要なのか、とよく考えてみよう

おそらく多くのものは、他者に対する見栄であったり、自分が惨めだと思いたくなかったり、そんな「感情」に根ざした支出だと思われる

お金がないのだから、惨めなのは当たり前だ、と開き直った方がまだ健全である

そもそも、惨めだと感じるのは、単なる主観でしかない

自分の感情がコントロールしきれていないだけ、ともいえるのではないだろうか

 

 

考えるべきことは、自分は何をしたいのか、である

結局は、お金の減らし方が、人生における考えどころとなるだろう

何にお金を使うのか? 何を買うのか? その買ったものを、どう使うのか? そこから何が生まれるのか? 自分は、そのことでどのように変化するのか? それを考えることが、当面の課題、お金の使い道である

 

 

ようするに、自動車というのは、僕にとっては、役に立つもの、必要なものではなく、欲しいものだったのである

実用品ではなく、趣味のものだった

家族がみんなで乗れるとか、どんな用途があるとか、そういう基準で選んでいなかった

このあたりの感覚も、きっと一般的とはいえないだろう

 

しかし、これこそが、僕たちにとっては、とても大事なことなのである

必要だから買ったのではない

欲しかったから買ったのだ

 

お金がない場合には、欲しいものは欲しくなくなるだろう

少なくとも、僕たち(僕と奥様)はそうだった

買えなければ、買うことを考えもしない

 

 

一方、必要なものというのは、お金がなければ必要なくなるだろうか?

お金のあるなしに関係なく、必要だと感じるのではないだろうか

だからこそ、無理をして買ってしまうのである

必要なものは贅沢ではない、贅沢でなければ買っても良い、今すぐに必要なのだから借金をしても良い、というふうに考える

僕は、その考え方が間違っていると思う

 

贅沢がいけないという理屈は、僕には理解ができない

贅沢かどうかを判断することさえ、ほとんど無意味だと考えている

その判断基準の大部分は「世間体」のようなものであり、自分にとっての価値ではなく、他者から見られることを前提としたものだ

そういうものに支配されているから、贅沢はしていない、だけど必要なものはしかたがないじゃないか、という理屈を無意識のうちに構築しているのだ

結果として、分不相応なものに手を出して、将来に借金を残すことになり、大損してしまうのである

 

 

貧乏から抜け出せない人は、お金持ちの気持ちがわからないだろう

経験したことがないものは、誰だってわからない

子供には、大人や老人の気持ちが理解できないのと同じである

 

僕が知っている範囲では、お金持ちの人は例外なく、お金に対して細かい

無駄遣いをしない

むしろ貧乏な人ほど、不思議なほど無駄遣いをしているように見える

 

 

住宅は、人に見せて自慢するために建てるのではない

客を招き入れるためのものでもない

自分で使うための場所であり、つまりは道具と同じものだ

僕の場合は、洋服と同じだといえるかもしれない

 

違いは、値段である

 

今後、人間以外の労力で生産するようになれば、少なくとも自動車数台分くらいの値段にはなると思われる

 

 

住宅は、自分の生活を楽しむための道具なのだ

 

 

金銭的に独立していることは、お互いを尊重するうえでも重要なことだと思われる

大人というのは、その条件を満たしている人間のことだ

 

僕の父は、僕が幼稚園の頃から、それを言っていた

成人するまでは面倒を見るが、大人になったら自分の力で生きていきなさい

何をしても良いし、どこへ行っても良い

親の面倒を見る必要はない、と

 

 

お金を増やす方法は、細かく分類すれば無数にある

しかし、大きく分ければ、だいたい次に挙げるようなものといえるだろう

 

その第一の方法は、自分の時間とエネルギィを差し出して、その対価をもらう方法である

これは一般には「仕事」とか「バイト」と呼ばれている行為だ

 

 

お金を増やす第二の方法は、自分の持ちものを売ることだ

 

 

第三の方法は、投資である

 

第四の方法は、ギャンブルである

 

ギャンブルはお金を減らす立派な方法

 

 

仕事に「やり甲斐」を求める若者が多いみたいだが、彼らの「やり甲斐」とは、仕事をした客から感謝される、というものらしい

だが、世の中の常識というのか、社会の基本的な法則として、お金をもらう側が感謝をするのであるから、仕事で感謝されようとするのは、明らかな筋違いである

もちろん、困っている消費者を助けることもあるし、感謝されるような職種もある(たとえば病気を治療した医者などが好例)

けれど、それはお金以上の仕事をしてもらった、と相手が感じたときに出る言葉である

どうしても感謝されたい場合は、お金を受け取らなければ良い

非常に簡単に感謝されることができるだろう

 

 

仕事の基本は、自分が好きなものを作ることではない

「良いものを作れば売れる」というのも嘘だと思う

買い手が欲しいもの、社会が求めているものを、先んじて作るしかない

買い手にとって価値があるもの、つまり需要に目掛けて投入するものが、良い商品となる

また、仕事をする能力とは、自分の好き嫌いではなく、自分が他者より優れていることで価値を有する

多くの人がここを間違えているようだ

 

たしかに、好きなものが得意になるかもしれないが、僕が観察したかぎりでは、かなりずれている場合が多いと思う

好きだから、得意だと本人が信じきっているだけで、むしろ自分を客観的に見ていない人がほとんどだ

自分がそれに向いているかどうかは、自分の満足度で測ってはいけない

そういう主観的な見方しかできない人は、人の意見をもっとよく聞いて、修正をする必要があるだろう

 

 

お金を増やすことにエネルギィと時間を消費すれば、自ずとお金を減らすことができなくなるはずだ

これは、増やす方向の援助になる

増やせば増やすほど、あなたの楽しみの可能性は大きくなるのだから、それをときどき思い浮かべるだけで、既に一部元が取れていることにもなる

 

 

すべては、有意義にお金を減らすためである

そのために、一旦はお金を増やす必要がある

人によって、その金額の大きさはさまざまだ

そこは自分の欲求をよく観察し、見誤らないように……

 

 

誰もが、自分の思ったとおりに生きている

一見、不満を抱え、不自由を強いられているように見えるし、本人もそう自覚している場合が多いのだが、傍から見ると、誰もが自分が一番したいことをしている

 

 

これは、ポルシェに高い値段がついていることと同じである

高い値段とは、一種のペナルティであり、そんな大金を出してまで手に入れたくはない、と思わせるような値段設定になっている

ポルシェが欲しい人は、このハードルを越えるほど、ポルシェが好きにならないといけないわけである

 

 

人から褒めてもらいたい、優しくしてもらいたい、といった欲求は、お金でそういう演技をしてくれる役者を雇うことをおすすめする(実際、そういう商売が昔から沢山ある)

ロボットを買ったり、バーチャルリアリティの中で実現するならば、とても良い趣味だと思われる

 

人間の楽しみというのは、結局は自己満足なのだ

自分が満足できる状況へ自分を導くことが、つまり人生の目的であり、すなわち「成功」というものである

そのためには、お金は頼もしい道具だといえる

これを利用しない手はない

 

「お金がない」が口癖になっている人がいるけれど、それはほとんど「望みがない」と言っているのと同じ状況である

ただし、お金がないから望みがないのではなく、望みがないから、お金がなくなるのだ

 

自分が欲しいものをしっかりと把握している人は、それに向かうアプローチを考えるし、無駄なものにお金を使わない

だから、自然とお金持ちになる

欲しいものがない人は、そんなに欲しくないものに手を出してしまうから、お金を失いがちである

お金だけではない

時間もそうだ

 

 

他者を羨ましく思う気持ちは、とても大事だと思う

どうしてかというと、自分が欲しいもの、自分がしたいことを教えてくれるからである

価値があるものを知ることは、価値を手に入れるための第一歩であり、重要な目標をもらったことに等しい

だから、素直に憧れること、羨ましがることが、人を成長させる原動力となる

子供のときには、それができたはずだ

憧れることは、恥ずかしいことではなかった

それが、大人になると、恥ずかしくてできなくなる

素直ではなくなる、といっても良い

 

 

お金は、自分の欲しいものに使う

必要なものより、欲しいものを優先しなさい、というのが本書の主な内容だが、それはつまり、自分にとって価値のあるものを得るために使う、ということであり、結局は、それが自分の価値を見つける方法だ、と僕は考えている

 

 

土地も家も、何度か買ったり建てたりしたが、売ったことはない

自分で買ったものは、自分が欲しいものだった

だから、売る気になれない

ネットのオークションやフリーマーケットを見ていると、どうして、世間の人は、自分で買ったものをそんなに売りたがるのだろう、ととても不思議に思う