「趣味:徘徊、得意なこと:ウソをつくこと」高田純次に学ぶゴキゲンな生き方とは | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

コンビニで立ち読みしました

 

元祖テキトー男・高田純次さんの新刊『50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう 東京タワーの展望台でトイレの順番ゆずったら本が出せました』(主婦の友社)

 

 

はっきり言って、空気を読むってことはブレてるってことだから。

空気を読んでばかりだとブレちゃうから、へんに読まないのがいい。

 

空気は読まないで、ゆっくり吸うっていうのが生きていくコツだろうね。

 

まあ、人間ブレないことなんかないんだよ。ブレるのを修正しながら生きてくのがいいんじゃないかな。

でもまったくブレないでいるっていうのもよくない。それって要するに「遊び」がないってことでしょ。車のハンドルだって「遊び」が必要でしょ。

だから空気を読むとか読まないとか悩んでたら、じっくりと車のハンドルを眺めてみるといいかもしれないね。フッフッフッ。

50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう


 ぶどう オレンジ いちご リンゴ

 

 

読んで思い出すのは

 

 

空気を読まない人を、「KY」と面白がっていた時代

 

君はKYだ

と言われたことがある

 

できるだけですが、

生きたいように生きていたから、

精一杯合わせても合わせられないところは自由に生きていました

 

おかげで、

君は俺たちをバカにしてるんじゃないかと勘違いされたことはあります

 

そんなことはありませんよ

(こういう点は)

凄いなと尊敬してますよと一生懸命弁解しましたが

本音は、

その点以外はアホらしくて相手にしてなかったから

傍目にはバカにしてると思われても仕方なかったはず

 

 

私を「KY」と言った人は

40代後半に、コンピュータシステム会社から転職してきた1つ年上の人

 

部内での上司になっただけで直接は関係なかった

私はずっと下でしたし

 

在職時はいくつ上か知らなかったが、

風貌の冴えない人で

(空気を読みすぎて)

楽しそうでないので気の毒な人だなと感じていた

 

転職して良かったですね

と、言ったら

元は小さな会社だったから給料も安かったはず

皮肉に受け取られたらしく

機嫌が悪かった

 

よくわからないひとだなと

あまり接触しないでいられるのが良かった

 

転職してすぐ大病で数ヶ月休んでいたから、健康面で不安な状況での転職だったはず

 

直接話すこともなく、私はまったく気にしなかったが

相手には自由な私が目障りだったようで

 

数年して

難癖をつけられて私は異動になった

 

その部署では

10年も居ても仕事がなかったので

ああ良かったと思ったが

それは顔に出さず

 

この変わり者の言う異動説明を聞いていたが

異動させるのを面白がって

ニヤニヤしながら延々と説明するので

 

それはどうでもいいので手短にお願いします

 

と言いながら

 

この人、10年生きないのじゃないかなと

その時、フッと思った

 

後にも先にも

そんなことを感じたことは無かったし

異動後の給料保証も充分だったので

何の不満もなく

 

ああ、良かったとしか思ってなかったから

 

なんで

この人の10年先を私は感じるのかなと

当時は不思議だった

 

実際に

私が感じた時から

10年でその人は亡くなっていた

 

私は数年前に定年退職していて

その人は

年収300万以上で

定年延長してる時のこと

 

何の役にも立ってなかったはずなのにね

 

オデッセイは「長い冒険旅行」という意味

転職してきた当初

ホンダのオデッセイに乗っておられ

一度だけ送ってもらったことがある

 

定年延長の頃は裕福らしく

ベンツに乗ってたらしい

 

晩年からお金あっても

もう

車にかけるくらいしか

使うところがなかったのだろう

 

車道楽の愛知県らしい

この人は岐阜の田舎の出身だったけど

晩年は両親と二世帯住宅で過ごしてた

 

 

高田純次さんの本で

 

75才から2億円あっても

(使いようがない)と

書いてあり

それはそうだなと

私も思った

 

今も時々働きたいなと思うが

身体を動かして規則正しく生活するためで

 

その代わりに

おかしな人間関係に関わるのも

考えものだなと

 

もうおじいさんだから

 

愚かな若者に煩わされることはないかなと

 

いい人達なら一緒に働きたいのだが

対価はいらないのだが

 

 

生きるったって

そんなに違わないから