住まいの秘密 マンション編 加藤純著 | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

2015年11月発行


マンションのメリット


1 利便性ある土地に格安で住める
2 上階では、眺望、日当たり

3 セキュリティ

4 プライバシー


5 大規模マンションでは、共有施設の充実


6 いつでもゴミが出せる
7 共用部の手入れ・清掃が管理会社でされる


8 修繕計画を自分でしなくて良い


9 壁が多く、窓が少ないので、断熱性に優れる

10 フラットでバリアフリー (段差が無いこと)



マンションのメリットであげられているのは、以上でした
なるほどメリットと思えたのは
上の3つ  つまり


1 どうしてもその場所に住みたいならマンションしかない都心部とか
2 上階でないと見られない景色もある
3 長期不在の旅行などでも安心できるのは、マンションだろう


ここから7つはどうでもいい


4 いま、表札をする1軒家も減っているし、関係ない
5 共有施設は利用する人もしない人も同額負担で、いらない
6 ゴミは1軒家でも仮置きの場所さえあれば関係ない
7 共用部自体がいらない気がする
8 修繕計画まで丸投げはイカンやろ
9 壁が多く、窓が少ないなら、棺桶や監獄を想像する 断熱性って暑いだろ
10 バリアフリーは、最近は1軒家も普通にされてるらしい


こうやって見ると


その場所つまり都心とか、どうしてもそこが便利だったりの人には
マンションが便利 しかも、セキュリティがある


1軒家だと、少し安い広くても、立地的に都心じゃない
仕事や病院に通うには不便な年代もあるはず


 

それほど気に入った立地や眺望の場所があり、
マンションしかそれが得られないなら、
マンションだろう



マンションの広さは、2人世帯で55㎡
             3人世帯で75㎡
             4人世帯で95㎡ が理想らしい


1戸建ての平均像 90㎡よりコンパクトに暮らす必要あり



中廊下 ・・・ 廊下の両側に部屋がある場合
         片方しか部屋がないなら、片廊下


 廊下はムダなスペースと考えるとワンルーム空間にする事例もあるとか


リビングは家族のためか客のためか


 家族用のリビングは、ファミリールームと呼ばれることもある


ディスポーザー ・・・ シンクの排水口に生ゴミを入れて粉砕・流せる


 悪臭や害虫の発生を避けられる
 マンション全体で浄化槽を設置することが必要で後付けは困難


天井高 ・・・ 現代のマンションは、2.5m程度が標準的
         法的には、居室の天井高は平均2.1m以上


マンションでは、住戸の方角は、リビングでバルコニーのある側の窓の向き



RC造(鉄筋コンクリート造り)


 ラーメン構造 柱と梁を接合してフレームにする
          柱や梁が室内に出っ張ってきますが
          間仕切り壁を将来的に動かしたりできます

 壁式構造   強い壁を設けて箱のようにつくる
          動かせない構造壁が住戸内にあるので
          間取り変更は難しい


SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)


 RC造の柱や梁の中に鉄骨(Steel)を入れる
 柱や梁を細くできるメリットがある


S造(鉄骨造)


 オフィスでは一般的、マンションでは敬遠されがち
 しなやかで強いが大地震のときに揺れやすい傾向
 RC造に比べ隣の住戸などの音が伝わりやすい



高強度コンクリート  RC造の一種


 化学混和剤という材料を入れることで
 コンクリートが水分が少なくても柔らかい状態になり
 工事がしやすく高い強度 また、鉄骨を入れないコストメリット



1981年(昭和56年)6月、新耐震基準


 83年の竣工であればほぼ新耐震基準を満たした建物
 建築確認を81年6月以降に受けた建物が完成するのは
 だいたい1~2年後だから



N値 マンションの建物を十分に支えられる地盤の硬さを
   表すN値は、50程度以上の地盤
   この硬い地盤を「支持地盤(支持層)」



コンクリート打ち放し


   時間が経つとコンクリート表面にはクラックと呼ばれる
   ヒビが入りやすいため、タイルや塗装で覆うことが多い


   コンクリートそのものには耐水性はあっても防水性はない
   表面に水が溜まっていると、じわじわと内部に染み込んでしまいます

   そこで、コンクリート打ち放しとする場合は
   水分をはじく撥水剤を表面に塗ります
   できる限り透明で、何も塗っていないように見える撥水剤が開発されています



ワイドバルコニー


   奥行、1.85mや 2mほどにしたのが、ワイドバルコニー
   2m以上になると、超えた部分は建物の床面積として算入
   バルコニーは本来は共用部 隣との境壁には物を置かないように
 


トランク付きエレベーター


   観音開きの扉を開けると、かご内部が2m以上になる
   棺桶や柩の運搬にも使える



エコジョーズ


   給湯器では80%が限界だった給湯熱効率を
   排気熱・潜熱回収システムにより約95%にまで向上
   させた次世代ガス給湯機


エコウィル


   ガスの小型エンジンで発電機を回して発電し、同時に
   排熱でお湯を沸かす
    (ガスエンジンコージェネレーションシステム)
   マンションでは設置できない


エネファーム


   燃料電池で都市ガスから水素を取り出し、空気と化学反応
   をして発電、その時に生まれる熱で給湯するシステム
   自宅で発電するため送電のロスがなく、排熱も利用するので
   節電のほかCo2削減効果も見込まれています


公開空地


   容積率や高さ制限が緩和される「総合設計制度」が適用
   これは、マンションの居住者だけでなく周りの人も自由に
   通行できる「公開空地」というスペースを設けて近隣に寄与する
   代わりに、建物のボリュームを大きくすることを認めてもらう