2つのスーパーで買い物 | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

高級スーパーでの買い物 @762
 
山村コーヒー 3割引 @107 おいしかった
伊勢では瓶を返却すると、30円戻るらしく名古屋はそうもいかない

高梨乳業(横浜)や木次乳業(島根県雲南市)のヨーグルトと
明治の生乳ヨーグルト  @208 どれがおいしいか  
価格は、木次 3割引でも @203 けっこうなお値段
      タカナシ 3割引 @138 なぜこれほど違うのだろう  
パスコのベーグル 半額 @50 私的にこの価格なら試したい

ベーグルは大好きだが、パンはキライ なぜか
自分でもよくわからない 健康的なイメージがあるベーグル

Felna という安売りスーパーも行ってみました

ここ、野菜が断トツに安い 今度サラダつくるならここ
料理の材料もここ と思いました

 
 伊右衛門 2L @99 (無茶安い)
宝幸 サケ水煮缶詰 @299
羽衣 コーン缶詰 @79
グリコ レトルトカレー @99x4 (中袋のままレンジできる)
クリープ @349
ママ バニラブッセ @99 4人で分ける予定
ガーナホワイト @77   4人で分ける予定
ロッテ ラミーレーズン @159  4人分け予定
チーズアーモンド @139    4人分け予定
ホリ乳業生乳ヨーグルト @129 (金沢市 高級そうだが安いなあ)
有機大豆豆乳 @129 (秋田県横手市)
CGC豆乳 @149 (福岡県朝倉市) 2つとも豆乳としては安いなあ
森の切り株(菓子パン) @79 冷凍にする
チーズ蒸しケーキ(菓子パン) @79 冷凍にする
   合計 17点 @2442

不思議な商品は、マンゴーの缶詰 100円未満だったり
マンゴーの冷凍(タイ産)もずいぶん安かったり
いずれ、タイミングの良い時に買ってみたいと思いました

お客さんがパラパラで、まだ地域に浸透していない感じですが
商品種類は割と少ないものの、どこにもある品が安いので
全体的にも安い印象です

一宮に本店がある カネスエの冷凍食品や色々珍しいものがあり
長久手のカネスエ(スーパー)も安かったが、じっと見たわけでなく
ただ1度行っただけなのでよく知らないが、おそらく
ここ Felna と、どちらが安いか気になりました

「激安食品の落とし穴」 山本謙治著 2015年10月出版

弁当 298円 激安価格の謎を追う という章を読んでます

部分的に抜粋してみました

2009年頃から出始めた「298円弁当」
一般論として安い弁当がなぜ実現しているか

まず思いつくのは、材料原価、製造コストを下げること

低品質米に炊飯改良剤を入れて炊く
炊飯改良剤は最近では、油脂や酵素などを駆使して作られる
これを混ぜた米飯は驚くほどつややかになり、粘りも出てくる
冷めても食べられるし、レンジアップ(レンジ加熱)すれば炊きたてに
劣らぬ美味になる 魔法の材料である

日本において米こそが原価の高い食材でもあるので、米飯の原価を
下げることは最重要課題なのだ

次に、メイン具材 ここでは国産の2分の1の価格で済む輸入食材が活躍する
例えば鶏の唐揚げは、外国産の鶏肉に大豆たんぱくをしみこませて
タンブリングし、体積を大きくしたものを使う
体積が増えるだけはなく、柔らかくなるので一石二鳥だ
エビフライに使うエビはもちろん輸入冷凍ものだが、何度も冷凍・解凍を
繰り返してきたものに、さらに水分を含ませてプリプリ感を出す
味が落ちているから含ませる水にアミノ酸を加え「味付け」をする
そのエビを自社で衣づけするわけでは、もちろんない!

ほとんどが中国で加工された「プリフライ」といわれるものが使われるのだ
現場ではフライヤーに放り込んで加熱するだけで弁当に入れられる

安全性については、「支払う価格に応じた安全性がついてまわる」ということ
だと思う
実際、このような話が出た

 農薬だけでいえば、取引先にもよりますが、日本産より中国産の方が
信頼性が高いかもしれないですよ ただ中国製品の重金属にだけは
気をつけた方がいいですね あれは土地と水に由来する問題で
栽培管理をきちんとしても出てくることはある
それが輸入時にチェックされなければ流通はします
ただ中国産すべてが危険ということはありません
危険なのは度を超して安いものを買おうとする場合じゃないでしょうか

弁当価格の構成比

 お弁当を作る際にベースとなる製造原価率はだいたい35%です

材料原価を下げるのは難しい というのは、もうどの食材も安値の限界まで
来ているからです
よく産地と直接取引でコスト削減っていうことをメディアが言うけれど
あんなのはなかなかできません
産地を固定すると、その産地が不作のときにはモノが来ないから
安定しない
それに弁当の取引に必要になる規格書や各種の記録を出せる生産者は
少ないです
だから結果的に一般の流通を使います
ですから価格的には平準化されますね

製造原価は35%前後で動かしづらいということだが、それ以外の原価は
どのような構成になっているのだろうか

物流費が8%程度、人件費が15%、客であるスーパーやコンビニがとる利益が
35%ですね

ということは、残る利益はたったの7%である! それホント?

はい、そんなもんです
そこから、ものすごく細かい手法を駆使して利益を絞り出していきます
例えば食数が多いときは、「単一弁当」といって1工場で1種類の弁当を作ります
そうすると人件費が10%程度に抑えられます
逆に1つの工場で複数の弁当を作るとコストは上がるんですね
なぜかというとコンタミ防止(他ラインの原料が混ざるのを防ぐこと)をするために
清掃などに時間がかかり、製造ラインを切り替えるのに時間がかかるから
そうしたロスで5%はすぐ吹っ飛びます

また、一般には知られていないが、コストの中で大きな地位を占めるのが物流費だ
ある程度大きなスーパーやコンビニが相手の場合、納品するのにお金がかかるのだ

大きいところですと、センターフィー(物流センター使用料)に納価(納入価格)の
6%をとられちゃいます
それに加えて、ピッキングフィー(店舗別に振り分ける作業代)が3%
それにセンターまでの物流費が3%程度になるので、大手が相手だと
物流費が納価の12%に割増しされてしまうということですね

スーパーやコンビニなどの小売業者は、むごたらしいといってよいほどに
納入業者からお金を絞っているのである

弁当を専門で製造する業者が、低い粗利率で動いているということは
おわかりいただけただろう(もちろんすべてがそうというわけではないが)

ここまでは、コンビニやスーパーが弁当専門の製造業者から納品を受ける
ビジネスモデルについて書いた
これを業界では「アウトパック」という
外部にいる業者が弁当のパッケージングをして納品するから
このような名前がついたのだろう

アウトパックは、自分で製造設備や製造スタッフを抱える必要がないため
固定費が発生しない
しかし、固定費はアウトパック業者側が負担しているわけで、どうしても
その部分を価格に乗せた状態で価格設定がなされることになる

ではそれ以外にどのような方法があるかというと、スーパーなどで
比較的よく見られるインストア、つまり店内で弁当調理を行う方式がある

「ほっともっと」「ほっかほっか亭」などの弁当専門の路面店とは違い
複合的な店舗の中で販売する業態での方式だ

スーパーにしても百貨店にしても、お客さんが商品を見る店内から
一歩入ったバックヤードには調理ブースがあり、白衣を着た調理人が
忙しく惣菜や弁当を製造している

実はこのインストア型の弁当商品は、安くみせかけることができるカラクリが
存在するのだ

スーパーにとっては格安弁当は客引きのための大事な商材だ
そこで、極端にいえば弁当の利益をほぼゼロにして安く売っても
それ目当てで来たお客が他の売り場で買い物をしてくれて
最終的に利益が出ればいいことにする
そういった考え方だ
ということは、インストアの298円弁当や、それ以下の激安弁当などは
最初から利益を想定していないはずなのである

また、インストア型の弁当を安くできるカラクリが、もう1つある

スーパーでは、野菜や精肉、鮮魚などの商品を、廃棄前に
インストア弁当の原材料に回すことができます
それも売価ではなく原価に近い価格で部門移動
(生鮮品部門の在庫から弁当・惣菜部門へ回すこと)できる

高利益率の確保ができて、店舗全体のロス改善にもつながります
だからスーパーのインストア弁当は安くできるという側面があるのです

・・・・・

浜松市を中心に50店舗ほどある「知久屋」 さんの弁当が
素晴らしいと紹介されていたが、愛知県は豊橋のスーパーしかない
無いものは仕方ないので、知識だけ ということでした

自炊すればいいのだけれど、どうしても苦手なので
せめて、割安な Felnaで、野菜を買って料理しようかなと思った
今日でした