防潮堤の高さでもめている記事を読んで | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

津波を防ぐには防潮堤、その高さをめぐっての新聞記事を読んで感じたこと

海が見えない高さにすることが許せない人がいる

何十年かに1回の津波のために、15mとかの高さにすると、牢屋にいるようで住みたくない

観光地としての景観を重視して、10mの防潮堤では、津波で人が死ぬ

危険を承知で住みたいなら、原発の近くに住むのと同じで何も言えない

何かあっても自己責任と言われても仕方ないのかもしれない

海沿いの景色のいいところに住むのは気持ちがいいと思うが、何もかも希望通りのところは価格が高いだろう

15mの高さのところは全員無事で、10mのところは1割が亡くなったという

しかも、10mといっても、干潮に近い潮位からの高さで、実際は9mだったという

津波の高さを想定外という人がいるようだが、そういう言い方があるだろうか

村長が過去の記録から防潮堤は15m以上は必要と譲らず、作った後も批判があったが、津波を防げて死亡者がいなかった村の記事を読むと、人はいかにわがままかということを感じる

悲しくて誰も言えないことであるが、そういうことを記事を書いた記者も言いたかったのではないかと感じた