やはり実際の売り上げを想定するうえで
「顧客が商品やサービスを実際にどのくらい買ってくれるのか?」
という命題を想像ではなくある程度検証されたレベルに高める必要があるからです。
そこで顧客の動向を知る上で、企業がよく利用するのがアンケート調査です。
しかしアンケート調査には実に多種多様の方法があり、専門の調査会社に依頼しなければ有効性の高い調査結果を得られない、あるいは調査そのものが難しい場合がほとんどです。
勿論コストも方法によっては莫大なものとなってしまい結果としてネットの情報や官報情報、極端な場合には自分たちの推論だけで見切り発車せざるおえない中小事業者の方が多く見受けられます。
しかし有効な事業計画を作りまたその事業計画で
「自分たちが進んで良いのか?」
「協力者を説得することができるのか?」
ということを考えるとなんとかこのハードルを越える必要があるのです。
私たち琉球スタイルプロデュースではこの点を重視して、クライアント様に
「コストパフォーマンスに優れた調査」
をご指導させていただいています。
調査会社に依頼するにしてもクライアント様にとって必要最低限な内容を精査し交渉を行います。また場合によっては小規模でも自力で行う調査をお勧めしています。
ポイントは・調査の内容
・必要なサンプル数
・調査の分析
この3点がクリアできれば小規模でも充分有効な調査となるのです。
ここで一つアンケートの有効な分析手法「クロス集計」をご紹介しておきます。
質問項目をかけ合わせて集計する手法です。
質問項目を1つの表の表頭と表側に分け、それぞれのカテゴリーが交わるセルに、該当する回答数や回答比率を記載した表をクロス集計表といいます。
例えば、「10代」と「20代」では『映画を見る頻度』はどの位違うのかを知りたいとき、下図の様に、表側に「年代別」、表頭に「映画を見る頻度」となるように配置します。この時の「年代別」を『説明変数』、「映画を見る頻度」を『目的変数』といい、目的変数を説明変数で説明するような因果関係になるように配置します。
クロス集計はExcelのピボットテーブルなどを使えば誰でも作成できますが、

逆に、映画をよく観に行く人はどの年代が多いのかを知りたいときは、表側に「映画を見る頻度」、表頭に「年代別」となるように配置します。
対象者の属性ごとのアンケート結果を比較するために、まず説明変数を属性にして、全質問とクロスするのが一般的です。
かけ合わせ方によって、質問間クロス、三重クロス(多重クロス)などと呼ぶこともあります。
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