こんばんは。
在宅生活を支えるセラピスト、大岩です。
台風5号は皆様大丈夫だったでしょうか?被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
さて、私は現在自宅でのリハビリテーションも提供しています。
以前自宅生活においては家族のフォローも大事だと書いたような覚えがあります。
当然家族のフォローも大事なのですが、今回はご本人様について。
すごく前になりますが、リハビリテーション専門家の事を書きました。
理学療法士は基本的動作、作業療法士は応用動作、言語聴覚士はコミュニケーションや摂食・嚥下、高次脳機能障害と呼ばれる障害にも強いです。
ですが当然上記の事ばかり行っていれば良いわけではありません。訪問リハビリや介護保険制度におけるリハビリテーション専門職は包括ケアシステム(簡単に言えば安心して在宅での生活を送る取組)の一翼を担っています。本来の専門職の枠以外の部分を考慮してサービス提供に取り組む必要があります。
その為には様々な情報を聞き出すために利用者さんとのコミュニケーションが重要です。
しかし、利用者さんも色々な方がいます。
認知症や精神障害、複雑な家庭環境で悲観的になっている方などがいます。
様々な人がいますが、
・認知症だから適当にあしらう。
・精神障害があるから話をまともに聞かない。 等は間違っています。
私個人の印象ですが、特に認知症の方はもの凄く素直だと感じます。嫌なものは嫌。いいものはいい。この辺がはっきりしてると感じています。
それぞれ、教科書的には「適切な対応」や「不適切な対応」などが載っていますがもちろん教科書通りにはいきません。
また、話の中から必要な情報を聞き出す必要があります。だからと言ってこちらが必要なことばかり押し付けるように話を進めても本心を聞き出す事ができないケースもあります。
一人一人の個性があり、マニュアル等存在せず、何が正解か分からない難しい問題です。
コミュニケーションはそれだけ難しいものなので、常に、自分自身の対応を振り返って対応が適切だったかどうか自問自答をする。その心がけを忘れないようにしたいものだと思います。
まだまだ暑い日が続くので熱中症や脱水に注意して夏を乗り切りましょう!
ではまたいつの日かm(__)m