こんばんは。

高齢者の生活をコーディネイトする大岩です。

いつも週末の更新ですが今回は週初めの更新です。忘れていたわけではなくバタバタしてて更新が遅れましたm(__)m

大分暑くなってきましたね。最近よく『足がつる』という話を聞きます。

足がつる原因は様々ですが、主に『脱水』や『筋肉の疲れ』が原因としては多いと思われます。

 脱水では身体の中のカルシウムやナトリウムなどのミネラルや電解質と呼ばれているものが不足してしまうため、筋肉の伸び縮みを調整する神経が上手く働かなくなり自分の意思とは関係なく筋肉が過剰に収縮して足がつるといったことに繋がります。

 疲労では、筋肉の適度な張りを調整する働きが上手く行かなくなり脳が必要以上に筋肉に収縮するよう命令を出してしまいます。この適度な張りを調整する組織は血行不良などでも上手く機能しなくなる場合があるので、筋力が弱くなった高齢者や冷え性の方も注意が必要です。

 

 簡単な予防として2つの方法を紹介します。

 まずはこまめな水分補給。もちろん散歩をしたり運動をする場合に汗をかいて脱水になることもあります。しかし汗をかかなくても、私たちの身体からは水分が出ていっています。あまり体感しないことから『不感蒸泄(ふかんんじょうせつ)』と呼ばれています。24時間常に水分が身体から出ていくため明け方につる場合は寝る前に水分をとると良いでしょう。先程述べたようにミネラル・電解質が筋肉の収縮に関わるため、できればスポーツドリンクなどのミネラル・電解質を含んでいる飲み物がおススメです。更に歳を重ねると『喉が渇く』ことを感じにくくなる傾向があるため時間を決めて水分補給をすることも良いと思います。

 疲労に関してはストレッチやマッサージが良いでしょう。疲労物質は循環が悪いと蓄積してしまうためお風呂などでマッサージをしたり、最もつることの多いふくらはぎをアキレス腱伸ばしやタオルを使ってつま先を反らせるようにふくらはぎを伸ばしましょう。

 ついでにつってしまった時の対処法としては『ゆっくり伸ばす』と良いです。急激な収縮や伸長は筋肉の組織を傷める事があるため『ゆっくり』というのがポイントです。

 一般的なことについて紹介してきましたが、腎臓疾患や糖尿病などが原因で電解質バランスが崩れることもあります。頻回につるようなら専門医を尋ねると良いでしょう。

 足がつると痛いし夜目が覚めるしで良い事はありません。良く寝れるようにしっかりと対策をとって快適に休めるように心がけましょう。