皆さんこんにちは。

お体の調子はいかがでしょうか。

理学療法士・鍼灸師の李成浩です。

 

12月になり今年もあとわずかとなりました。

本格的に寒くなってきましたが、身体を冷やさないよう注意しましょう。

また、この時期特有の乾燥も、のどには大敵です。

しっかりと加湿して対処するようにしましょう。

 

 

さて今回の「腰イタブログ」ですが、股関節・膝関節ときましたので、足関節に注目してみたいと思います。

 

それではよろしくお願いします。

 

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変形性関節症と聞いて、みなさんはどの関節の病気を思い浮かべますか?

 

股関節・膝関節の変形性関節症のことはよく聞くと思います。

 

病院に行けば啓発ポスターが貼ってありますし、テレビでは○潤などのCMでよく耳にします。

 

股関節・膝関節はよく聞くけど、足関節は?っていう疑問がわきませんか?

 

そうなんです。 変形性足関節症はあるんです。

 

まずこれまで扱ってきた「変形性関節症」ですが、関節を構成する骨の表面には軟骨が存在しており、この軟骨が擦り減り関節の変形・破壊が進んだ状態をいいます。

基本的によく動かす関節であったり、重力や体重(荷重)のかかる関節に起こる病気と思っていただいて大丈夫です。

 

そのため足関節にも存在しますが、膝や股関節のように二つの骨で構成されているわけではなく、足関節は様々な骨が関節を構成していて、様々な方向に動く関節であるため、荷重を逃がしやすい関節であるため、他に比べると少ないようです。

 

では、実際にどのような病気かを考えていきましょう。

 

膝や股関節と同様に原因が明らかではない1次性と、怪我や生活習慣による2次性に分類されます。

男女では女性に多く発症し、外・内果(くるぶし)でいうと内果に多く出現するようです。

 

診断方法としては

足関節に痛みを感じ、歩行時に強くなる。

足関節の腫れ、外観上に内反もしくは外反変形を認める。

足関節の不安定性を認める

レントゲン撮影にて、関節の隙間が狭くなっている。

場合、変形性足関節症と診断されます。

 

病気の分類としては次の図を見てください。

比較的早期であれば保存療法としてリハビリやインソールで対処していきますが、それでも痛みがおさまらない・ひどくなるという場合には手術も考えられます。

脛骨のくるぶし近くでの「骨切り術」、「固定術」、「人工関節置換術」が挙げられています。

 

 

さあここまで進めるうちに「腰に関係あるの?」と思った方がいらっしゃると思います。

 

あるんです!!

前回膝の時も言いましたが、関節の変形が影響して姿勢が悪化してしまうため、腰の痛みに繋がります。

 

今回の変形性足関節症では内反型が多く出るという事ですので、そこからどのように繋がるのか見てみましょう。

 

まず足が内反するというのはどういう事か。

外側 内側

右膝関節から下を正面から見たものと仮定してください。

地面に対して内果が上がっていますね。

このままだと何が何だか分かりにくいと思うので、足を地面にしっかり接地した状態で、股関節までをみてみましょう。

 

正面と側面から見た図ですが、正面では足をしっかりと接地すると膝が内側に入り、側面図では膝を曲げています。

これらは痛みを回避するのと同時に、まっすぐ立つためにそれぞれの関節が代償動作を起こしているからです。

 

正面図を見た方であれかなと思った方がいると思いますが「X脚」ですね。

 

後は以前のブログで紹介したどちらのタイプかと考えれば大丈夫です。

 

 

 

そうですね。

X脚は骨盤が前傾しやすく、反り腰になりやすいと言われます。

なので、結論は「変形性足関節症の内反型は反り腰タイプ」の腰痛が出現すると考えていいでしょう。

 

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ちょっと盛りだくさんで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

 

足からも腰に影響するとは、人体は不思議でいっぱいですね?

 

それでは、また2週間後…

 

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