みなさんこんにちは。
理学療法士・鍼灸師の李成浩です。
あったかくなったり寒くなったり忙しい天気ですが、お身体は大丈夫ですか?
自分は少し体調崩してしまいました。
なんとか持ち直しましたが、これから特に寒くなってきますので、気をつけましょうね。
それでは、今回の「腰イタブログ」スタートです。
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さて前回変形性股関節症からの腰痛に対して書きましたが、今回は膝関節症からの腰痛について考えたいと思います。
まずは変形性膝関節症のことについて見てみましょう。
原因がはっきりしない加齢に伴う一次性の変形性膝関節症と、何らかの原因で生じる二次性の変形性膝関節症があります。二次性の原因として骨折、脱臼、十字靱帯損傷や半月板損傷などの外傷、痛風つうふうや化膿性関節炎などの炎症、関節の変形などによって生じるものがあります。
変形性股関節症と同様に女性や肥満の人に比較的多い病気で、年齢とともに多くなります。
また、変形の初期には膝のこわばり感や、歩き始め、階段の昇降(特に下り)、長時間の歩行、立ち仕事のあとなどに痛みが起こります。初期でも炎症が強い時期には関節内に関節液がたまり(水腫)、関節がはれて膝を曲げたときに強い痛みを伴うことがあります。
変形が進行するにつれて動きが制限され、正座や膝を完全に伸ばすことができなくなり、痛みや歩行障害も加わって徐々に日常生活が制限されてきます。
前回の股関節と同様に、症状や画像診断に用いられる分類があります。
病期毎に分類する北大分類と重症度で分類するKL分類(Kellgren-Lawrence)の2種類ありますが、臨床ではKL分類が良く用いられているそうです。
では膝関節症に特徴的に現れる姿勢はどうでしょうか?
よくみられるものとして、O脚があります。
他にX脚 もありますが、共通しているものとして、関節の変形が始まると関節の片側に荷重が掛かり、軟骨がすり減りさらなる変形が起きます。
反対側は間隙の拡大がみられるようになります。
(左が内側、右が外側)
ではO脚になるとなぜ腰が痛むのかを考えてみましょう。
膝だけをみるのではなく、もう少し上をみるとよくわかります。
O脚になると膝が外へ向くだけでなく、股関節も外へ開いていきます。
股関節が外へ開くと大腿骨頭を収める臼蓋の後方に負荷がかかるため、骨盤は自然と後傾してしまいます。
さあ、後はいつもの繰り返しです。
骨盤が後傾すると、脊柱はどうなるでしょうか?
そうです!
これまでに載せてきた記事にもあるように、猫背・円背が強くなります。
つまり膝関節症でO脚になると、猫背・円背型の腰痛が起こるという事になるのです。
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今回も駆け足で進めてきた「腰イタブログ」ですが、いかがでしたでしょうか?
痛みがあるその部分だけを見ていると、なぜこんなところに痛みがあるのか考え付かないと思いますが、一つ一つほどいていくとそこに答えは出てきます。
痛みで何か悩む事がありましたら、一度ご相談ください。
PT・OT・ST、鍼灸師、保健師とさまざまな有資格者がおりますので、その方にあった解決が出来ると思います。
(((o(*゚▽゚*)o)))
それでは、また2週間後…
PS
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