天高く馬肥ゆる秋と言われる時期になってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
理学療法士・鍼灸師の李成浩です。
まだ日中は暑く、朝晩は肌寒い時期になってまいりました。
最近は服装に気を付けていないと、すぐ身体を壊してしまいますので、慎重に選んで秋を楽しみましょう。
さて、腰のことを書いた後約2ヶ月が経ってしまいました。
ちょうど周年祭の記事を載せてしまいましたので、自分の記事が遅れてしまいました…
楽しみにしてくださった方(ほんとにいるのかな?)、やっと再開ですよ(笑)。
o(^^o)(o^^)o
前回は猫背や円背に関して書きましたので、今回はその対側に位置する「反り腰」についてみてみましょう。
下に反り腰の絵を載せます。

見ての通り背骨が極端に前弯し、お腹とおしりを突き出すような格好をしています。
次に全身骨格で見てみましょう。
左が反り腰、右が正常姿勢です。
上から下まで引かれているのは重心線です。

猫背や円背の時にも書きましたが、重心線にうまく乗っていれば前後左右のバランスを上手くとることができるのですが、これを逸脱した姿勢になってしまうと身体全体でバランスを代償することになります。
さらに腰の筋肉は常に縮み、腹部の筋肉は緩んでしまう。
もっと細かく書きますと…
腰の筋肉:脊柱起立筋、腰方形筋などが縮む
腹部の筋肉:腹筋群が緩む
となります。
つまり「突き出たおしり」と「ポッコリお腹」が特徴的です。
筋肉は常に収縮していると疲労の貯留や痛みの原因になるということは前回お伝えしました。
それによって腰の痛みが発生することはわかると思います。
「ポッコリお腹」はお腹の筋肉が緩むのと同時に骨盤も前傾してしまうことから、内臓の重みを支えきれず前に膨らんでしまいます。
おしりとお腹のことを聞いて「もしかして…」と思った方。
そのもしかしてが、実際に自分の体で起きているかもしれません。
簡単に確かめる方法として、壁に背中全体を付けた状態から腰のあたりに手を入れてみましょう。
少し入ったり、手が全部入るくらいでしたら問題ありません。
全く入らなければ猫背・円背、引っかかることなくどれだけでも入っていくようなことがあれば、反り腰が疑われます。
あくまで簡単な判別方法ですので、過信しないようにしましょうね。
さて、ここまでは反り腰による腰周辺に焦点を当てましたが、今度はもう少し下に行きましょう。

膝と足関節が重心線より後方へ位置しているのがわかります。
こうなると…
膝関節は正常な角度である0°を越えてさらに前に傾く方向への力がかかるため、そのままでいると反張膝になりやすいと言われます。
足関節は前に倒れようとする力に抗うために、足を伸ばす筋肉である下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)や爪先を上げる前脛骨筋(すねにある筋肉)などを必要以上に使いすぎてしまうため、筋肉の疲労や痛み、それ以外にも関節の変形・破壊、足底ハイアーチの出現などが引き起こされます。
このように腰の問題が足にまで影響することが多々あり、本当はこれ以外にも様々な障害が出るのですが、ここでは書ききれませんでした…
前回の猫背や円背でも起こることですので、姿勢が悪いからと言って腰だけを見ていてはだめなんですね。
ここがこうなっているから、こっちにも影響がでて、さらにあっちまで…
という感じで全身的な影響を考えながら、その方にあった評価や施術を行っていくのが我々の仕事です。
今回のシリーズでは腰から下に主に焦点を当てていますが、もちろん上半身にも影響はあります。
その辺りはもう一人の理学療法士の先生が説明をしてくださると思うのですが…
| 壁 |д・)チラッ
ね?O岩先生?(笑)
次回はこの反り腰が起こる疾患として代表的な疾患と、それにより引き起こされるある症候群について説明したいと思います。
それではまた2週間後…
Life&Body Condition クオリア
(鍼灸院Medicaid)
安城市小堤町15-3(旧中京銀行)
℡0566 93 1788
営業時間 10:00~18:30
日曜日定休
理学療法士・鍼灸師の李成浩です。
まだ日中は暑く、朝晩は肌寒い時期になってまいりました。
最近は服装に気を付けていないと、すぐ身体を壊してしまいますので、慎重に選んで秋を楽しみましょう。
さて、腰のことを書いた後約2ヶ月が経ってしまいました。
ちょうど周年祭の記事を載せてしまいましたので、自分の記事が遅れてしまいました…
楽しみにしてくださった方(ほんとにいるのかな?)、やっと再開ですよ(笑)。
o(^^o)(o^^)o
前回は猫背や円背に関して書きましたので、今回はその対側に位置する「反り腰」についてみてみましょう。
下に反り腰の絵を載せます。

見ての通り背骨が極端に前弯し、お腹とおしりを突き出すような格好をしています。
次に全身骨格で見てみましょう。
左が反り腰、右が正常姿勢です。
上から下まで引かれているのは重心線です。

猫背や円背の時にも書きましたが、重心線にうまく乗っていれば前後左右のバランスを上手くとることができるのですが、これを逸脱した姿勢になってしまうと身体全体でバランスを代償することになります。
さらに腰の筋肉は常に縮み、腹部の筋肉は緩んでしまう。
もっと細かく書きますと…
腰の筋肉:脊柱起立筋、腰方形筋などが縮む
腹部の筋肉:腹筋群が緩む
となります。
つまり「突き出たおしり」と「ポッコリお腹」が特徴的です。
筋肉は常に収縮していると疲労の貯留や痛みの原因になるということは前回お伝えしました。
それによって腰の痛みが発生することはわかると思います。
「ポッコリお腹」はお腹の筋肉が緩むのと同時に骨盤も前傾してしまうことから、内臓の重みを支えきれず前に膨らんでしまいます。
おしりとお腹のことを聞いて「もしかして…」と思った方。
そのもしかしてが、実際に自分の体で起きているかもしれません。
簡単に確かめる方法として、壁に背中全体を付けた状態から腰のあたりに手を入れてみましょう。
少し入ったり、手が全部入るくらいでしたら問題ありません。
全く入らなければ猫背・円背、引っかかることなくどれだけでも入っていくようなことがあれば、反り腰が疑われます。
あくまで簡単な判別方法ですので、過信しないようにしましょうね。
さて、ここまでは反り腰による腰周辺に焦点を当てましたが、今度はもう少し下に行きましょう。

膝と足関節が重心線より後方へ位置しているのがわかります。
こうなると…
膝関節は正常な角度である0°を越えてさらに前に傾く方向への力がかかるため、そのままでいると反張膝になりやすいと言われます。
足関節は前に倒れようとする力に抗うために、足を伸ばす筋肉である下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)や爪先を上げる前脛骨筋(すねにある筋肉)などを必要以上に使いすぎてしまうため、筋肉の疲労や痛み、それ以外にも関節の変形・破壊、足底ハイアーチの出現などが引き起こされます。
このように腰の問題が足にまで影響することが多々あり、本当はこれ以外にも様々な障害が出るのですが、ここでは書ききれませんでした…

前回の猫背や円背でも起こることですので、姿勢が悪いからと言って腰だけを見ていてはだめなんですね。
ここがこうなっているから、こっちにも影響がでて、さらにあっちまで…
という感じで全身的な影響を考えながら、その方にあった評価や施術を行っていくのが我々の仕事です。
今回のシリーズでは腰から下に主に焦点を当てていますが、もちろん上半身にも影響はあります。
その辺りはもう一人の理学療法士の先生が説明をしてくださると思うのですが…
| 壁 |д・)チラッ
ね?O岩先生?(笑)
次回はこの反り腰が起こる疾患として代表的な疾患と、それにより引き起こされるある症候群について説明したいと思います。
それではまた2週間後…
Life&Body Condition クオリア
(鍼灸院Medicaid)
安城市小堤町15-3(旧中京銀行)
℡0566 93 1788
営業時間 10:00~18:30
日曜日定休