ハイサイ、RIN(凛)です
やんばるは、昨夜から断続的に雨が降り、
明け方小雨になった頃を見計らいRIN(凛)くん散歩を決行、
帰宅直後に雷雨になり、それが午前中一杯続いた。
本部半島では大雨洪水注意報が発令された。
ここでは約2か月間も日照り状態で雨乞いをしていたのだけど、
どうやらそれが効いたみたいだね。
どういう雨乞いをしたのか、知りたいものだ。
RIN(凛)くんは雷、猟銃、花火の音が大嫌いなので、
室内で逃げ回り、震えて小さくなっていた。
ザマー見ろ!
ここはキビが100円と安い。スーパーでは300円くらいしていた。
今日は9月4日(火曜)、
「くーす」と読んで「クース(泡盛古酒)の日」なんだけど、
泡盛については、また別の日に。
沖縄では昨日3日(日曜)から明日4日(火曜)までの3日間が旧盆。
旧盆は、毎年旧暦7月13日~7月15日と決まっている。
昨日の旧盆初日は「ウンケー」、今日が「ナカビ」、
明日5日(火曜)が「ウークイ」というスケジュールになっている。
「ウンケー」は、先祖の霊をお迎えする儀式で、
仏壇にバナナやスイカ、サトウキビ、シークワーサー、
生姜、団子、野菜類、豚肉、米などを飾り、
提灯(ちょうちん)を灯して先祖の霊をお迎えする。
2日目の「ナカビ」は、先祖の霊が帰って来て、
ゆっくりくつろいでいる日なので、儀式的な予定は特になく、
親戚の家にお米とかポーク缶、ツナ缶箱詰めなどを持って
あいさつ回りをする人が多い。
最後の3日目「ウークイ」は、旧盆で最も重要な日にあたる。
「ウークイ」には家族が仏壇前に集合し、家族の1年の出来事を先祖に報告し、
先祖の霊をあの世にお見送りして、旧盆イベントが終了する。
本土のお盆は、正しくは
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とか「精霊会(しょうりょうえ)」といい、
ご先祖様をお迎えして供養し、お送りするという夏の恒例行事で、
これは当たり前だけど沖縄と同じ。
本土でも、玄関先でご先祖様を迎える「迎え火」を焚き、
15日に、あの世へと送る「送り火」を焚く。
まあ、こういうのは信心深い老人がいる家だけだろうけどね。
私の実家では過疎の農家だし、祖母もいたからずっとやっていたよ。
送り火の代わりに精霊流しを行う地域もある。
さだまさしの「精霊流し」という曲の歌詞は、いかにもお盆らしい。
去年のあなたの想い出が
テープレコーダーからこぼれています
あなたのために お友だちも
集まってくれました
二人でこさえたおそろいの
浴衣も今夜はひとりで着ます
線香花火が見えますか 空の上から
約束通りに あなたの愛した
レコードも一緒に流しましょう
そしてあなたの 舟のあとを
付いて行きましょう
私の小さな弟が
何も知らずにはしゃぎ回って
精霊流しが華やかに 始まるのです
あの頃あなたがつま弾いた
ギターを私が奏(ひ)いてみました
いつの間にさびついた糸で
くすり指を切りました
あなたの愛した母さんの
今夜の着物は浅黄色
わずかの間に年老いて 寂しそうです
約束通りに あなたの嫌いな
涙は見せずに 過ごしましょう
そして黙って 舟のあとを
付いて行きましょう
人ごみの中を縫うように
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生を かばうみたいに
本土でお盆にお供えする花は、
花びらを船にして先祖の霊が帰って来るという「蓮(はす)の花」、
暗い道を照らす提灯(ちょうちん)になるといわれる「ほおずき」が代表的。
沖縄ではお供えする花はハイビスカスが多い。
ハイビスカスは戦国時代ごろに中国から琉球に導入され、
関ヶ原後の1609年には、薩摩藩が「琉球を得た謝礼」として
家康にハイビスカスを含む琉球の品々を献上している。
古書では「7種類の色があった」と書かれているけど、
現存している在来種といわれるのは赤の他に何かあったかな?
中国ではハイビスカスを仏桑華(ブッソウゲ)といい、
墓の周りに植えている花。
沖縄では「赤花(アカバナー)」ともいわれている。
本土のヒガンバナみたいなものだね。
ハイビスカスは、正しくは「 Hibiscus =ヒビスカス」なんだけど、
ハイビスカスの方がオリエンタルな感じでいいと思う。
私の実家では、お盆の仏壇前に、
キュウリやナスに割り箸を刺して足にした
「精霊馬(しょうりょううま)」
を置いていた。
先祖の霊が、
「足の速い馬(キュウリ)に乗って早く帰って来られるように」
「足の遅い牛(ナス)に乗って、ゆっくり戻って行けるように」
という願いが込められているのだけど、
私が子供の頃は、祖母がいちいち解説してくれたものだ。
でも当時はそれがウザいと思い、
その意味がよく判らないまま毎年作らされていた。
「盆踊り」も、そもそもは先祖の霊を慰めるのが目的で、輪になって踊る。
なので、おばQ音頭なんか流したらダメなんだよね。
沖縄のエイサーは、先祖の霊を慰める。
これも「盆踊り」の枠組みに入る。
京都の五山の「大文字焼き」も、
お盆で帰って来た先祖の霊をあの世へ送る「送り火」。
お盆が終わると、暑い夏も終わる。
本土での8月15日は、ちょうど高校野球の甲子園大会の後半で、
この決勝戦が終わると、夏休みも終わりが近く、
私は手を着けていない多くの宿題をみては途方に暮れたものだ。
沖縄の夏はまだ続くけど、
先週あたりから夜は少し涼しくなり過ごしやすくなってきた。
本土でも沖縄でも、お盆は先祖に報恩感謝を捧げる良い機会なんだよね。
沖縄の旧盆では、小中学校は半日や休日になる学校が多い。
公立の認可保育園や幼稚園、学童などは、
「旧盆中はなるべくお休みのご協力をお願いします」
と言われるのがふつう。
路線バスも、休日ダイヤで運行されるし、臨時休業のお店もある。
警察署でも「ウークイ」の日はガラガラ。
警察官の多くが有給休暇をとっているから。
でも、旧盆では交通事故はあっても、さすがに事件はほとんど無い。
ご先祖様に悪事を見られたくないからに違いない。
沖縄の旧盆は、それだけ重大なイベントってことだよね。
9月1日(金曜)の「徹子の部屋」のゲストは、
ファッションデザイナー・島田順子さんだったけど、
「髪は、満月の日に自分で切っています。幸せになれるんですって」
と言われたのが印象に残った。
旧暦農業では、伐採や草刈りは満月ではなく「新月」といわれている。
髪を草に例えるなら、髪を切るのは「新月」のはず。
実際にドイツでは「新月に髪を切ると髪が健やかに伸びる」といわれている。
満月の日は、植物の水分が上昇して枝葉に蓄えられるので、
満月の時期に剪定をすると「枯れやすくなる」といわれている。
島田さんの「満月に髪を切ると幸せになる」というのは、
昔、占い師に聞いたらしいけど、その占い師って…?
高価な壺を買わされていなければいいけどね。
9月1日(金曜)、
「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」
というTV番組では
「ひとり農業、ブラジル編コーヒー豆栽培」
を見た。
「ひとり農業」は、2008年から始まり今年で10年目を迎える。
TV番組制作会社のディレクター・渡辺ヘルムート直道氏が
茨城県常陸大宮市へ移住し、自給自足の田舎暮らしに取り組んでいる。
「ヘルムート」というのはクリスチャンネームらしい。
渡辺氏の父は、教職後奄美大島で牧師をしていて、
渡辺氏も洗礼を受けたクリスチャンなのだそうだ。
渡辺氏の外見からは「アーメン」とか言ってるようにはとても見えないけどね。
そういえば2014年に茨城県鉾田市にある鉾田キリスト教会で
2人の連れ子のある女性と渡辺氏は結婚式を挙げていた。
昨年OPENさせた喫茶店「ハレルヤ」。
黛ジュンの「恋のハレルヤ」とか
近藤真彦や岡村孝子の「ハレルヤ」という曲名を参考にしたのではなく、
キリスト教の有名な言葉
「hallelujah=主をほめたたえよ」
なんだね。
喫茶店の隣に奥様の経営する美容室があったはずだけど、
昨年あたりから画面に映らなくなった。
夫婦仲の問題?
また、「金スマ」はレギュラーだったベッキーが不倫騒動で降板し、
これ以降、芸能人や議員などの不倫騒動ばかりが大きく報道されている。
でも、こういうのは、
「人の蝿を追うより己の蝿を追え」
つまり
「他人のことにあれこれ口出しするよりも 、自分のことをしっかりやれ」
と、うんざりしてする。
「人の振り見て我が振り直せ」
「人こそ人の鏡」
ともいうよね。
ひとり農業の渡辺氏は、ディレクターとして固定給をもらい、
地元の農業の達人たちを師匠にいろいろ教えを乞い、
農機具や木材などはすべて番組持ち。
最高に恵まれた環境だから、出来ない方がおかしい。
今回のコーヒー栽培でも、立派なガラスハウスは相当高価な造りになっていた。
発芽後3カ月というコーヒー苗木は、元気がないように見えた。
これはタネ自体が良くないことを表している。
それでも、ブラジルのコーヒー農園まで視察させてもらえるなんて贅沢過ぎるよ。
潟辺氏が帰国後、ガラスハウスに定植したコーヒー苗木は
驚くほど元気になっていた。
これは化成肥料を入れたに違いない。
おそらく、今後順調に生育するだろうけど、
私の予想では、過保護のカホコじゃないけど、
「過保護すぎてハンエンカタカイガラムシ、アオバハゴロモが加害する」
とみている。
こういう害虫は、新芽付近の樹液を吸うので、生育が阻害されてしまい、
コーヒーの実の果肉が甘くならない、つまり良い実にならない。
それでも、化成肥料を投与する分、緑みどりして元気に見えるはず。
この辺は、私のように失敗を繰り返してきた経験者じゃないと
よくわからないはず。
でも、チャレンジするのは良いことで、私も今後を楽しみにしている。
前置きが長くなったけど、9月の満月は4日(月曜)~7日(木曜)。
開花から4度目の満月を迎えた。
日本近海の海水温度が上がり、近年台風は本土や小笠原に行ってしまい、
台風銀座の沖縄は、台風から逃れるリゾート地に変貌した。
沖縄に台風が頻繁にやってくる頃は、帰りのAIRが欠航して、
かといってホテルなどの宿泊施設はほぼ満杯で行くところがなく、
観光客の多くが空港で待機させられて、それはそれは可哀そうなものだった。
航空会社から配られる毛布も数十枚だし、
コンビニの飲食物やお菓子はすぐに完売品切れ、
繁華街は歩いて行ける距離ではないし、
みんなイライラが募り、松山千春が歌でも歌ってくれたらいいけどね。
台風がこないおかげで、コーヒーは元気一杯に生育しています!