ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【Myビーチに無断侵入した釣り人に威嚇する兄貴】

潮干狩りに家族で行こうとすると、
熊手やバケツ、帽子とかいろいろ準備も必要になる。

それに潮干狩りに適するのは満月、新月の大潮の日前後で、
干潮の2時間程前から干潮までが潮干狩りの最適時間帯なので、
「今日は良い天気だし、今から潮干狩りに行くべか!」
という
「思い立ったら吉日」
イベントではない。


また、新聞やネットで月齢カレンダーや潮汐表、潮見表とか、
天気予報だって、あらかじめ調べとかないといけないから、
けっこう面倒だよね。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【ベジタリアンではないので、アーサーに興味がない兄貴】

我が家は直線距離で海から約1kmと近いので、
RIN(凛)君散歩では、私は週に3回以上は海に行かされている。

我が家では、生類憐みの令が施行されているから、
動物の種別に関係なく、命は平等という方針なので、
飼い主が偉いというカースト制度もなく、
RIN(凛)君散歩でリードを付ける時は、
基本的にRIN(凛)君の行きたい方向のお任せ散歩に
私が帯同する形になっている。
つまり私は桃太郎に従う「お供」みたいなもの。


RIN(凛)君は気分次第で
「思いつくまま、気の向くまま」
フーテンの寅さん状態だから、
散歩では私は寅さんの付き人ともいえる。


なので、山に行ったり海に行ったり、
あくまでRIN(凛)君の気分次第だけど、
だいたい散歩は山と海が半々くらいに分かれている。


ちなみに、RIN(凛)君散歩の時は、
私は出発時間は見るけど、時計は持たないことにしている。


時計を持っていると、意味なくつい見てしまう。
時計を見ると、いろいろなスケジュールや予定時間などが頭に浮かび、
ついつい「早く帰ろう、帰りたい」と焦ることになり、
短時間散歩になりがち。
なので時計は持たない。


犬散歩は、犬が主役で犬を満足させるために帯同するのだから、
「散歩させてやっている」
という上から目線の、思い上がった思想は私は捨て去っている。


1回の散歩時間が1時間以上になることもザラだけど、
それはしょうがないことなんだよ。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【手伝う気持ちだけはある兄貴だけど、ありがた迷惑なんだよね】

1月中旬あたりから、沖縄の岩場にはアーサーが付着して
一帯が緑色になっている。

「アーサー」は沖縄方言で、本土でいう「アオサ」のこと。

沖縄では1月下旬から4月上旬あたりが、
アーサー採りのシーズンになる。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【兄貴はどこでもマーキングするから要注意!】

RIN(凛)君散歩で海に行くたびに、
アーサー採りの旬の時期も的確に判る。

散歩出発時にポリ袋1枚だけをポケットに入れておけば、
たまたま干潮であればアーサー採りが、
散歩ついでに出来るってわけ。


3月13日(日曜)、たまたまRIN(凛)君が
夕方散歩で海に向かったら干潮だった。


3月9日(水曜)が新月の大潮で、
13日(日曜)は15:50が干潮だったから、
夕方散歩では潮がやや満ちてきつつあったけど、
アーサー採りが出来た。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、

ウチナーンチュでも観光客でも、
アーサー採りは誰でも短時間で簡単に出来るから
行って見たらいいよ。

お奨めは平日の午前から午後の昼間。
人がまばらで採り放題。


「ほっともっと」でミニうどんを買うとか、
海の近くのコンビニでカップみそ汁(豆腐)を買って
採り立てのアーサーを入れ熱湯を注げば、
感動的な美味しさを堪能できるはず。


もちろん、雨天以外の引き潮が絶対的な条件になるけどね。
3月であれば19日(土曜)~21日(月曜)が午前中、
22日(火曜)~29日(火曜)は午後の早い時間帯が
アーサー採りのお奨め。


必要な道具としては、
バケツ、ザル、ハサミが基本3点セットで、
ダイソーの100均で準備出来る。


ハサミは必需品ではない、アーサーは手づかみでもOKだから。
バケツやザルは必要。


帰宅後に水洗いするならザルは不要。
そうなるとコンビニやスーパーのポリ袋でもOK。
要するに、最低限度は、
濡れたアーサーの入れ物だけがあればいいってこと。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、


岩に貼りついている濃い緑色の海藻がアーサー。
アーサは濃い緑のもので、ヒラヒラとしているものを獲る。
黄緑のは繊維質なので採っても美味しくない。

アーサーは少し潮に浸かっている方が採りやすい。
とにかくひたすら採り続ける。


すでに海でアーサー採りをしているオバアがいたら、
「ネーさん、アーサーってどれ?どうやって採るの?」
と、ベテランにコツを教えてもらったらいい。
オバアであっても、ネーさんというのがポイントだよ。


「濃い緑色のアーサーを指でつまんで、根元をハサミで切り取りながら採る」
あるいは
「アーサーを指でつまんだまま、引きちぎる」
のだけど、
海岸に落ちている貝殻をヘラのように使って、
アーサーを岩からそぎ取るのが、私のやり方。
なので、私はハサミも試したことがあるけど、
ハサミは初心者向きだから、今は私はハサミは使わない。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【白いのは貝殻、これをヘラみたいに使ってアーサーを取る。5分でこんなに採れる】

私がアーサー採りをしていると、RIN(凛)君はイライラするので
収獲時間は5分が精一杯。

ホントは30分もあれば、ザル一杯くらいは十分採れるんだけど、
散歩ついでのアーサー採りだから、5分でもしょうがないよね。


画像に「コーラル(海砂)」が付いてるよね。
後でこの砂を取り除くのが面倒な作業。


理想は2人で行って、1人がアーサー採り、もう1人が砂取りと
役割分担すれば効率がいいはず。


ザルを持って行けば、海水で何度もアーサーを洗い、
丁寧に砂を取り除く。


海岸でこれをやっておけば、
帰宅して調理する時に余計な時間がかからない。


アーサーを摘み取るよりも、
この砂取り作業が面倒で根気のいる作業になる。


なので、頑張り過ぎて採り過ぎると、
後の砂取り処理が大変になるよ。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、アオサ、 【アーサー汁は沖縄の海の味!いっぺーまーさん!(めちゃくちゃ美味しい)】

帰宅後、夕飯でアーサー汁を作った。
材料は、
「アーサー、豆腐、味噌かダシの基+醤油+塩(私は味噌派)」
これだけ。
要するに「味噌汁の具がアーサーと豆腐」というだけ。

ポイントは、
・アーサーを水で戻して水気を切っておくこと
・豆腐は小さめにカットする
・アーサーと豆腐を鍋に入れたらグツグツ煮過ぎないこと
・お好みで刻みネギやショウガのしぼり汁なんかあれば一段と美味しくなるかも


あ~ホントにまーさむん やいびたん。(美味しかった)
くゎっちぃさびたん!(ご馳走様)


乾燥アーサーと違って採り立ては最高さ~!
鮮度が違いすぎる!


残ったアーサーは今週分だけ冷蔵し、
残りは冷凍保存すればいい。

今の時期は、旬の天然アーサーが海岸で摘み取れる!
でーじ楽しいから、今週末から今月末にかけて
ウチナーンチュも観光客も
ぜひ挑戦してもらいたいやっさ~!

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、 【興味がないくせにアーサーをのぞき込む兄貴】

沖縄ではアーサーはアーサー汁として食べるけど、
本土では乾燥アーサーを乾燥わかめのように、
味噌汁やお吸い物など汁物の具にするとか、
卵焼きに混ぜたり、天ぷらにしたり、海藻サラダの具にしたり
煮詰めて佃煮にしたりと様々な料理に使って食べる。

平成25年度の全国のアオサ生産量は約900トン、
そのうち三重県が500トンで約6割の断然1位を占めている。

2位以下は鹿児島県、長崎県、愛媛県、高知県、徳島県、
愛知県、静岡県、福島県などで沖縄県は上位に入っていないのだけど、
生産量上位県は養殖をしている。
沖縄県のは天然アーサー。


天然と養殖では味はまったく別ものだよ。
沖縄のは最高さ~!


アーサーは潮間帯の岩上に生育するヒトエグサで、
日本では本州の太平洋沿岸から九州、南西諸島、
日本国外では朝鮮半島、中国南部に分布しているらしい。


ヒトエグサの養殖が始まったのは、三重県の伊勢湾や三河湾の一部で、
今から80年以上前の1930年(昭和5年)頃からといわれている。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、 【桃屋製「江戸むらさき ごはんですよ!」の主原料はアオサ】


のり佃煮といえば、お子様からお年寄りまで幅広く愛されている
桃屋の「江戸むらさき ごはんですよ!」

この主原料は三重県伊勢湾で採れた養殖アオサを
発売当初から使っている。


また、焼きそばやお好み焼きにふりかける「青のり」も
今ではほとんどがアーサーで、
アーサーは特別な海藻じゃないんだよね。

琉球犬、アーサー、縄文犬、天然記念物、 【沖を見てにやける兄貴。思い出し笑いは気持ち悪いね!】