ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ
琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【林道にヤンバルクイナの死体があった!】


正月以降、夏日が続いたと思ったら、
今度は一転して猛寒波。
沖縄でも雪が降るんじゃないか、という寒さになっている。


今日24日(日)午前11時45分、気温6℃でみぞれが約5分、パラパラと落ちてきた!

沖縄に移住して17年目になるけど、今日が一番寒い!
 

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【デジカメのオート撮影だとフラッシュが光るほど、薄暗い夕方】


私は寒さに弱いので体調を崩したり、

バナナ園の剪定作業や2000坪農地へ下る階段作り、
ストーブ用の柴、つまり焚き木や腐葉土用の落ち葉拾い、
与那覇岳山麓の霊水汲み、車のパンク等々、
いろいろあってすっかりブログを無断で長く休んでしまった。
まだこのブログ見てくれてる人、いるかな。
 

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【昨年、我が家近くで見つけた死亡直後のヤンバルクイナ】


ヤンバルクイナの死体を発見したのは、
実は、もう3週間以上前の1月2日の出来事。

RIN(凛)君の夕方散歩の、自宅付近の林道で発見した。


私の見立てでは、
・一部食べられているけど、腐乱していない
・目がない
・羽がついている
・ハエがそれほどたかっていない
状態からして、死んだのは当日朝と思われる。

ケガや死んでるクイナがいたら、
「やんばる野生生物保護センター」
に電話するように、標識があちこちにあり、
私は過去4回届けている。

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【こういう標識があちこちに立っている】


なので、今回も
「電話しようかな」
と思ったけど、1月2日では国家公務員は休みに決まっているし、
また、仮に宿直みたいな当番がいたとしても、
「1月4日に持って来てほしい」
というに言われるに決まっている。


さらに
「死体が腐らないように、発砲スチロールの箱にドライアイスを詰めて保存してほしい
と言うに決まっている。
前にも、そう言われたから。

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【「ウフギー自然館」ここがクイナの届け先】


ヤンバルクイナの死体を「ウフギー自然館」に届けると、
警察による捜査のセオリー
「第一発見者を 疑え」
と同様に、
発見者の住所、氏名、連絡先、仕事内容から、
クイナを発見した具体的な場所、その時の状況など、
かなり細かく用紙に記入しなければない。
慣れていても30分以内では終わらない。


しかも、環境省の担当者からは善意よりも疑いの眼差しを向けられる。
「お前のしわざじゃないだろうな」
と言わんばかりの視線を向けられ、無実でも緊張してしまう。
我が家から保護センターまでは、片道35kmもある。
善意で電話すると、けっこう面倒に巻き込まれることになる。

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【DAISOで売られているような手ぬぐいがお礼の品】


地元の若者たちは、ヤンバルクイナの死体を発見すると、
「草むらに放り投げてしまう」
と言っていた。


届け出用紙に記入し、100均DAISOで売られているような手ぬぐいも
担当によってはくれなかったり、対応はバラバラ。
別に欲しくはないけどさ。
ガソリン代は当然ながら出ない。

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【ヤンバルクイナのロードキルMAP(昨年撮影)】


もちろん、報酬が目当てではない。
善意で協力したい気持ちは十分ある。

だけど、ヤンバルクイナ保護活動に毎年億単位の予算があてがわれ、
「マングース隊」
と呼ばれる民間会社に丸投げされ、その仕事ぶりがムチャクチャ。
なので善意の気持ちが薄れていくのも事実。


よく写真屋の看板に「DPE」と書かれているけど、
そのマングース隊の仕事ぶりは、
「デタラメ、ピンボケ、イイカゲン」
という意味のDPEといえる。

この人たちは、
「ヤンバルクイナを守るため」
と大義を主張するけど、
ワナにかかったケナガネズミを、ふつうのネズミと間違えて
以前殺してしまっている。


ケナガネズミは絶滅危惧種で国の天然記念物。
こんな初歩的なことも知らないで、
「ヤンバルクイナを守るため」
と言っても、
「ヤンバルクイナじゃなくて、お金のためでしょ?」
と地元民は呆れている。


こんなとこに税金を湯水のように垂れ流しておいて、
善意の人たちにはDAISO並みの手ぬぐい1本。
往復70km、届け出資料の記入なども含めて往復約3時間。
これらはボランティア。
これでは地元が非協力的になるのもうなづける。
 

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【マングースの捕獲機も3カ月以上壊れて放置されたまま】


なので、今回発見したヤンバルクイナは、
後ろ髪を引かれるけど、私は放置した。


よく考えると、朝にはすでに林道に死体があり、
林道は生活道路なので、どんなに少ないとしても
最低5台くらいは車が通っているはず。

それらの車は、ヤンバルクイナの死体があるのにそれを無視、
「すべて通過して行った」
ということになる。


この翌日、1月3日の朝散歩では、もう死体が跡形もなく消えていたから、
カラスや野犬、野猫のエサになったか、
「触らぬ神にたたりなし」
と、誰かが草むらに放り投げたのかもしれないね。
後味悪いけど、ま、土に還るってことだよ。
 

琉球犬、猟犬、ヤンバルクイナ、天然記念物、 【ヤンバルクイナを食べた動物の形跡を探るRIN(凛)君】