ハイサイ、RIN(凛)です。

名護市のGEOで
内容はまったく知らずに「Dog」映画ということで、
「My Life as a Dog(マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ)」
という1985年制作のスウェーデン映画のDVDを100円で借りた。
直訳だと「犬のようなボクの人生」??
なんなの、これ??
【今朝7時過ぎの日の出、日章旗みたいだね】
映画の内容は、1950年代末のスウェーデンの
海辺の小さな町と山間のガラス工場の村を舞台に、
人々との出会いと別れを通して、
人生に目覚めてゆく12歳の少年の姿を描いた映画。

名護市のGEOで
内容はまったく知らずに「Dog」映画ということで、
「My Life as a Dog(マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ)」
という1985年制作のスウェーデン映画のDVDを100円で借りた。
直訳だと「犬のようなボクの人生」??
なんなの、これ??

映画の内容は、1950年代末のスウェーデンの
海辺の小さな町と山間のガラス工場の村を舞台に、
人々との出会いと別れを通して、
人生に目覚めてゆく12歳の少年の姿を描いた映画。
「(ソ連の)スプートニクに積まれて宇宙を飛んで行ったあのライカ犬、
僕はそれよりマシだ」
星空を眺める12歳の少年イングマルの独白でドラマが始まる。
期待してなかったけど、予想外の秀作。
【イノシシの痕跡を見つけたのかな?】
少年の父は南洋の海に出稼ぎ中で帰ってこないし、母は結核で更年期障害。
意地悪な兄からはいじめられているけど、
そんなことはちっとも不幸な事ではない。
僕はそれよりマシだ」
星空を眺める12歳の少年イングマルの独白でドラマが始まる。
期待してなかったけど、予想外の秀作。

少年の父は南洋の海に出稼ぎ中で帰ってこないし、母は結核で更年期障害。
意地悪な兄からはいじめられているけど、
そんなことはちっとも不幸な事ではない。
けど、夏になってママの病状が悪化して入院、
兄は祖母宅で、少年は叔父宅で暮らすことになった。
さらに、彼の愛犬は保育所に預けられ、兄や愛犬とも離れ離れに。
兄は祖母宅で、少年は叔父宅で暮らすことになった。
さらに、彼の愛犬は保育所に預けられ、兄や愛犬とも離れ離れに。
次々に身にふりかかる不幸に、少年はこう言い聞かせ、自らを励ます。
「あのライカ犬より、僕の人生のほうがまだマシだ」
と。
「この世には自分より恵まれない人がたくさんいる」
これを信念に、少年は前向きに生きている。
「あのライカ犬より、僕の人生のほうがまだマシだ」
と。
「この世には自分より恵まれない人がたくさんいる」
これを信念に、少年は前向きに生きている。
叔父宅があるのは、大きなガラス工場のある小さな田舎の村。
少年は家庭には恵まれないけど、
村の人たちは皆親切で優しく、少年は救われている。
少年は家庭には恵まれないけど、
村の人たちは皆親切で優しく、少年は救われている。
秋になり、久々に兄と会い、兄弟そろって母の見舞いに行く。
母は元気がないけど、今までになく優しかった。
しかしそれは、少年が母と話した最後になってしまう。
母は元気がないけど、今までになく優しかった。
しかしそれは、少年が母と話した最後になってしまう。
冬になり、ギリシャ人移民が間借りしたことで、家は狭くなった。
少年は叔父から出て行くように言われ、
「愛犬と一緒に住めるなら」
と、少年は同意する。
少年は叔父から出て行くように言われ、
「愛犬と一緒に住めるなら」
と、少年は同意する。
しかし、その愛犬の死を風の噂で知り、
ショックを受けた彼は、叔父の納屋に立てこもり、
小さな天窓から夜空を見上げる。
犬の死に至る真実を言って聞かせる叔父、激しく泣きじゃくる少年。
ショックを受けた彼は、叔父の納屋に立てこもり、
小さな天窓から夜空を見上げる。
犬の死に至る真実を言って聞かせる叔父、激しく泣きじゃくる少年。
ラストシーンはボクシングのラジオ中継で村の人々が熱狂する中、
少年は納屋ですやすやと眠っているところで映画は終わる。
【無許可で、やたら穴を掘るRIN(凛)君】
このボクシングのラジオ中継の意味するところが
イマイチ判らなかったので、
映画を観終わった後に、ネットで調べてみた。
少年は納屋ですやすやと眠っているところで映画は終わる。

このボクシングのラジオ中継の意味するところが
イマイチ判らなかったので、
映画を観終わった後に、ネットで調べてみた。
1952年のヘルシンキ五輪で、スウェーデン代表のイングマルは
ヘビー級決勝に進出した。
けど、この試合で極端に待ちのスタイルをとったことで、
彼は失格負けと判定されてしまう。
さらに、その試合姿勢がオリンピック精神に反すると問題となって、
2位と銀メダルまで剥奪されてしまった。
これは実話。
ヘビー級決勝に進出した。
けど、この試合で極端に待ちのスタイルをとったことで、
彼は失格負けと判定されてしまう。
さらに、その試合姿勢がオリンピック精神に反すると問題となって、
2位と銀メダルまで剥奪されてしまった。
これは実話。
スウェーデンに帰国した彼は国中から罵声を浴びた。
彼は五輪後プロに転向し、地味にキャリアを積んだ。
彼は五輪後プロに転向し、地味にキャリアを積んだ。
そして五輪から7年後、ついに世界タイトルへのチャンスが訪れる。
王者はアメリカのフロイド・パターソン。
会場はNYのヤンキースタジアム。
王者はアメリカのフロイド・パターソン。
会場はNYのヤンキースタジアム。
スウェーデン国内でもイングマルの存在は
すっかり過去のものとなり「あの人は今」状態。。
けど、彼の友人らの協力でラジオで生放送されることになった。
そして、ラストシーンでも用いられた、あの生中継で
イングマルが劇的な3RKO勝利。
7年前の五輪で「臆病者」「スウェーデンの恥」と罵倒された青年が
努力の末、世界一になり、国民が狂喜したのだった。
すっかり過去のものとなり「あの人は今」状態。。
けど、彼の友人らの協力でラジオで生放送されることになった。
そして、ラストシーンでも用いられた、あの生中継で
イングマルが劇的な3RKO勝利。
7年前の五輪で「臆病者」「スウェーデンの恥」と罵倒された青年が
努力の末、世界一になり、国民が狂喜したのだった。
映画の少年と、ボクシングのチャンピオンの名前は同じイングマル。
名前を重ね合わせたのは、
「少年は不幸な現実に屈することなく、夢を追い続けていれば、
いつか必ず希望に満ちた人生を歩むに違いない」
ということを、ラストシーンで暗示したかったに違いない。。
【ガードレールの下をのぞき込むRIN(凛)君】
人は、生きていると様々な悩みに直面する。
仕事や家庭、恋愛、お金、健康…、
そして、様々なものを失う。
仕事、家族、友人、お金、健康、信頼、自分、時間…、
名前を重ね合わせたのは、
「少年は不幸な現実に屈することなく、夢を追い続けていれば、
いつか必ず希望に満ちた人生を歩むに違いない」
ということを、ラストシーンで暗示したかったに違いない。。

人は、生きていると様々な悩みに直面する。
仕事や家庭、恋愛、お金、健康…、
そして、様々なものを失う。
仕事、家族、友人、お金、健康、信頼、自分、時間…、
人は、失う時の喪失感が心の傷として記憶されるので、
失った方が大きいと考えがちだけど、
実際には失うものもあれば、得るものもある。
神様は、人生ではうまいこと帳尻を合わせてくれる。
ピンチをしのげばチャンスもあるし、
チャンスを見逃せばピンチがやってくるものだ。
失った方が大きいと考えがちだけど、
実際には失うものもあれば、得るものもある。
神様は、人生ではうまいこと帳尻を合わせてくれる。
ピンチをしのげばチャンスもあるし、
チャンスを見逃せばピンチがやってくるものだ。
株式の格言でも
「山高ければ、谷深し」
というのがあり、
山が高くても低くても、谷の深さは同等というし、
イギリスの元首相チャーチルは
「我々は得るものによって生計を立て、与えるものによって人生をつくる」
という名言を残している。
「山高ければ、谷深し」
というのがあり、
山が高くても低くても、谷の深さは同等というし、
イギリスの元首相チャーチルは
「我々は得るものによって生計を立て、与えるものによって人生をつくる」
という名言を残している。
【牛の牧草を刈り取った放牧場はあちこちにあり、ヤツが独占している】
少年は、やたらと犬のマネをする。
次々に襲いかかる不幸に「これ以上もうたくさんだ」という抵抗なんだと思う。
犬が吠えるマネをすることで、不幸を追い払おうとするかのよう。
RIN(凛)君と野良犬軍団との抗争でも、
怯(おび)えた犬でも激しく吠えているのを見ているから、
少年の、犬の吠え声は、彼自身が
不幸の波に押しつぶされそうになっていることを意味しているように思えて
もの悲しい。
失うものが有れば必ず得るものも有る。
大切なのは前を見て歩くこと。
それを想い出した!
大切なのは前を見て歩くこと。
それを想い出した!