ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ
琉球犬、縄文犬、天然記念物、トゥラー、沖縄、 【1000坪くらいある放牧場を勝手に独占して走り回るRIN(凛)君】


先週12月1日(火曜)午後8時から、BS日テレだったかな、
「わんニャン倶楽部 動物と楽しく暮らそう」
を観た。


この番組を観たいからじゃなくて、他に観たい番組がなかったから、
「一応テレビつけとくか」
という程度の、期待しないで観ただけ。
でも、参考になったことがあった。

琉球犬、縄文犬、天然記念物、トゥラー、沖縄、 【大型の重機の新車、相当高そうだけど、ヒッコかけまくるRIN(凛)君】

私が住んでいるところは過疎の中の過疎だから、
近所でも犬は放し飼いが多い。
私がRIN(凛)君を自由奔放にさせてる放任主義なこともあって、
「犬のしつけ」が、犬からすると余計なお世話的に思えてしまう。

近郊は野犬も多いし、近所の家が500m以上離れて点在しているので、
犬が放任でも迷惑になりにくい、というより、
野犬軍団が駈けずり廻っているから、
むしろそっちの方が問題、というような辺境地。
そういうこともあって、
「犬しつけ」番組は必要性を感じないので、ふだんはほとんど観ない。
RIN(凛)君は「型破りの犬」でいいのさ。


なのでRIN(凛)君のサタン化や大暴れ、モノが壊され服は破られ、
ピョンピョン飛びかかられたり突き倒されたり…、
こういったことは、「私が我慢すればいいさ」と思えば済むことだし、
ある意味、台風と暮らしているような感じ。


RIN(凛)君は縄文犬という昔の犬だけど、
半世紀前の、私の子供時代によくいたバカ犬みたいなもの。
犬が靴を片方咥えて逃げて行ったようなことって、
昔はふつうだったけど、今は「しつけ」という
人間の生活に犬も組み込まれて規制も多く、
犬が不自由な時代になっているようで、犬が可哀そうに思える。


RIN(凛)君みたいな自由奔放な犬は、
過疎だからいいけど、町ではとても通用しない。
そういう意味では、RIN(凛)君は犬としては「恵まれた環境にある」といえる。


私が沖縄に移住して最初の5年は糸満市阿波根(あはごん)に住んでいたけど、
近所に「シオン警察犬訓練所」があった。
最初は看板も汚い手書きでうさん臭かったね。


警察犬訓練所といっても民間で、嘱託警察犬の訓練のほか、
家庭犬のしつけも行っている犬の訓練所で、
山内さんだったかな、プロのトレーナーが犬をしつけしている。


RIN(凛)君を、こういう訓練所に預けたとしても、
「ちょっと、この犬ムリ」
と、早期引取りと出禁(出入り禁止)を通達されるはず。


なのでRIN(凛)君は訓練所には行かないし、
ドッグランやドッグカフェも無縁。
行ったら大変なことになるから。
RIN(凛)君は生涯、宿敵野良犬軍団やカラスと
仁義なき戦いを繰り広げることになりそう。

琉球犬、縄文犬、天然記念物、トゥラー、沖縄、 【2000坪以上ある放牧場も、ヤツの独占運動場。右下がヤツ。】

「わんニャン倶楽部 動物と楽しく暮らそう」
を何気なく観ていて、良くも悪くも少し気づいたことがあった。

この番組は会長が俳優の寺脇康文さん、
番組ご意見番に歌手の佐良(さがら)直美さん。
そして大の犬好き芸人COWCOW善しさんという初めて見た芸人が、
困っている飼い主さんを助けにいく、という内容。


相良直美さんの全盛期は私の中学生時代、
ということは40年以上前だから若い人は知らないだろうな。
顔は「角野卓造じゃねぇよ!」のハリセンボン春菜に似ている。


1967年(昭和42年)に「世界は二人のために」が大ヒット、
1969年(昭和44年)には、
「いいじゃないの幸せならば」で日本レコード大賞を受賞している。


現在は芸能活動を休業中?
というより彼女の実家がかなりの資産家なので
ムリして働くことはない環境だけど、
栃木県那須塩原市で家庭犬のしつけ教室
「アニマルファンスィアーズクラブ(AFC)」
を主宰している。

「佐良直美が教える犬との暮らし方
中高年が愛犬と楽しく暮らすための上手なしつけと飼い方」

という本も出されていて、内容の評価がいいらしい。
今度、名護市立図書館で探してみるかな。


番組で観たのは「川越編」で、
最初はネコとか出てたけど、それはどうでもよくて、
気になったのは最後の大型犬ボーダー・コリーの5歳オス。


犬はご主人が可愛がっていたけど、愛犬家のご主人が昨年亡くなり、
その後奥さんが犬の面倒を見ている。
けど、奥さんは犬がどうも苦手らしい。
散歩では奥さんが犬に引っ張り回されている。


「指がリードでちぎれそう」
というと、
佐良式リードの持ち方では、
①リードの端の輪の部分を、親指に引っ掛ける。
②リードを折りたたんで持つ。
 急に犬に引っ張られた時の対応のため。
③最後に人差し指でリードを押さえる。
④リードは畳んで、太ももの付け根あたりで持つ。
 要するに、犬の立ち位置の高さに合わせる。
⑤リードのたるみは、アルファベットの「J」になるように。
 要するに、リードをピンと引っ張らず、ゆとりを持たせる。
というように教えていたけど、
親指に引っ掛けるのは、RIN(凛)君の場合だと抜けてしまうと思う。
けど、②のように、リードを折りたたんで余裕をもっておくのは良いかもしれない。


「相良式・引っ張り癖解決法」
は、「引っ張り防止用ハーネス」という、
犬の肩と前脚にはめ込むベルトを装着すると、
犬がリードを引っ張った時に、自然とハーネスが締まる構造らしい。
けど、犬に痛い思いをさせるようで、なんか使いたくない。


他にも、ドッグフード1個をご褒美にして、
犬の名前を呼んだら犬が飼い主の元へ戻る訓練とか、飼い主と一緒に方向転換とか、
犬が出来たらすぐにご褒美を与えると、覚えが早いと。
でも、これだとRIN(凛)君だったら、褒美をもらえる時だけ言うことを聞き、
褒美がもらえないと言うことを聞かない、ということにもなりそうだよね。

琉球犬、縄文犬、天然記念物、トゥラー、沖縄、 【私に飛びかかろうと、隙を狙って走り回っているヤツ!性格悪いやっちゃな~!】

最後に、相良は「犬を家の中に入れるべき」と奥さんに奨めていた。
この家には、ご主人を亡くされた奥さんの他に、
ご主人の母親が同居されていて、
この義母が、なんだか意地悪ばあさんのような感じに見えた。
おそらく奥さんは家政婦のようにこき使っているに違いない。

相良「犬はどこで寝ているの?」
奥さん「庭につないでいる」
相良「犬は家の中に入れた方がいい。
   犬に安心感を与え、飼い主がボスだと序列を判らせ、
   犬が、この家を守るんだという自覚が生まれる。
   犬が寝るくらいの部屋ってあるでしょう?」
奥さん「でも…」
広い屋敷の立派な玄関を開けると、意地悪ばあさんが登場。
目つきが鋭く凶暴な狂犬的オーラを放っている。
相良「犬を家の中で寝させるのはダメですか?」
ババア「犬は番犬だからね」
相良「でも、今年は熱中症でずいぶん外飼いの犬が死んでるんですよ」
ババア「犬は樹の下の木陰で寝てるよ」
相良「犬は家の中で寝させる方がいいんですよ。
  木陰でも夏はかなり暑いし、蚊も多いですから」
ババア「…」
相良「玄関でもダメですか?
   玄関のスペースでも寝るだけだから広さ的には十分ですよ。
   息子さんが大事に飼われていた犬なんですから」
ババア「…ちょっと考えてみる…」


おそらく、番組撮影スタッフが帰った後は、
奥さんがババアから相当怒られたんだろうね。


このババアが年取って弱って奥さんが天下取ったら、
相応のイジメをしてやった方がよさそうだね。


犬、玄関で寝させてもらってるのか、気になるな。

琉球犬、縄文犬、天然記念物、トゥラー、沖縄、 【頭のトゥラー(トラ毛)がヤクザチックをかもしだしているよね】