ハイサイ、RIN(凛)です
沖縄は、冬以外の3~11月多くの蝶やトンボなどに出会えますが、
「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」は、
最近なんか増えつつあるように感じますね~。
タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族に分類されるチョウの一種。
この「ドクチョウ亜科」って気になりますよね。
文字通り「毒蝶亜科」と書くらしいのですが、
この「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」には毒はありません。
「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」の雌が、有毒蝶のカバマダラに、
擬態しているくらいそっくり(カバマダラは黒い斑点が半分以下)なので
見分けは簡単です。
共に、豹紋のある「ヒョウモンチョウ類」なのは理解できますが、
片方は毒があり、片方には毒が無い。
外観がそっくりで、大きさも同等、飛形も同じで、共に「ドクチョウ亜科」
両者がどういう関係なのかは、よく判らない。親戚なのかな?
マツバボタンと唐獅子牡丹みたいなものでしょうか?
幼虫が食べる植物、食草(しょくそう)は、スミレ類。
沖縄のスミレ類ではリュウキュウコスミレや
ウラジロスミレ(オキナワスミレ、絶滅危惧種)があるけど、
リュウキュウコスミレは山原(やんばる)では見かけない。
観賞用のスミレ類パンジーやビオラも、我が家近郊は自然の宝庫なので、
見当たらない。
「ツマグロヒョウモン」の幼虫がどこで生息しているのかは不明ですが、
成体は多く飛び交い、
外来生物法によって要注意外来生物に指定され、
また日本生態学会が選定した日本の侵略的外来種ワースト100にも、
ダブル指名された、の共にキク科の
タチアワユキセンダングサ(立泡雪栴檀草)、アメリカハマグルマ(亜米利加浜車)の
花の蜜を吸っています。
「ドクチョウ亜科」の「ツマグロヒョウモン」と、侵略的外来種の花…、
類は友を呼ぶのかな?
「ツマグロヒョウモン」は、アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、
オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布。
他のヒョウモンチョウ類の蝶は、温帯から寒帯にかけて分布しているらしい。
「ツマグロヒョウモン」は、日本では南西諸島はもちろん、徐々に生息域が北上し
1990年代以降には東海地方から関東地方南部、
富山県・新潟県の平野部で観察されるようになっているというから、
この蝶をご覧になられた方も多いはず。
五男六女、11人の子を育てた情熱の歌人与謝野晶子の「晶子詩篇全集」には、
「蝶」という題の詩があります。
「羽(はね)の斑(まだら)は刺青(いれずみ)か、
短気なやうな蝶(てふ)が来る。
今日(けふ)の入日(いりひ)の悲しさよ。
思ひなしかは知らねども、
短気なやうな蝶(てふ)が来る。」、
移り気な彼を「蝶」に見立て、
そんな薄情者の彼と別れることも出来ず、待ちわびる女…、
情愛の深い晶子らしい作ですよね。
また、晶子が明治45年に発行した歌集「青海波(せいがいは)」(47首)にも
「蝶」の短歌があります。
「蝶(てふ)一つ 土ぼこりより現れて 前に舞ふとき 君を思ひぬ」
綺麗な蝶だけど、なんかヒョウ柄が好きな、
コテコテの大阪のおばちゃんを連想させてしまうさ~。

沖縄は、冬以外の3~11月多くの蝶やトンボなどに出会えますが、
「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」は、
最近なんか増えつつあるように感じますね~。
タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族に分類されるチョウの一種。
この「ドクチョウ亜科」って気になりますよね。
文字通り「毒蝶亜科」と書くらしいのですが、
この「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」には毒はありません。
「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」の雌が、有毒蝶のカバマダラに、
擬態しているくらいそっくり(カバマダラは黒い斑点が半分以下)なので
見分けは簡単です。
共に、豹紋のある「ヒョウモンチョウ類」なのは理解できますが、
片方は毒があり、片方には毒が無い。
外観がそっくりで、大きさも同等、飛形も同じで、共に「ドクチョウ亜科」
両者がどういう関係なのかは、よく判らない。親戚なのかな?
マツバボタンと唐獅子牡丹みたいなものでしょうか?
幼虫が食べる植物、食草(しょくそう)は、スミレ類。
沖縄のスミレ類ではリュウキュウコスミレや
ウラジロスミレ(オキナワスミレ、絶滅危惧種)があるけど、
リュウキュウコスミレは山原(やんばる)では見かけない。
観賞用のスミレ類パンジーやビオラも、我が家近郊は自然の宝庫なので、
見当たらない。
「ツマグロヒョウモン」の幼虫がどこで生息しているのかは不明ですが、
成体は多く飛び交い、
外来生物法によって要注意外来生物に指定され、
また日本生態学会が選定した日本の侵略的外来種ワースト100にも、
ダブル指名された、の共にキク科の
タチアワユキセンダングサ(立泡雪栴檀草)、アメリカハマグルマ(亜米利加浜車)の
花の蜜を吸っています。
「ドクチョウ亜科」の「ツマグロヒョウモン」と、侵略的外来種の花…、
類は友を呼ぶのかな?
「ツマグロヒョウモン」は、アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、
オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布。
他のヒョウモンチョウ類の蝶は、温帯から寒帯にかけて分布しているらしい。
「ツマグロヒョウモン」は、日本では南西諸島はもちろん、徐々に生息域が北上し
1990年代以降には東海地方から関東地方南部、
富山県・新潟県の平野部で観察されるようになっているというから、
この蝶をご覧になられた方も多いはず。
五男六女、11人の子を育てた情熱の歌人与謝野晶子の「晶子詩篇全集」には、
「蝶」という題の詩があります。
「羽(はね)の斑(まだら)は刺青(いれずみ)か、
短気なやうな蝶(てふ)が来る。
今日(けふ)の入日(いりひ)の悲しさよ。
思ひなしかは知らねども、
短気なやうな蝶(てふ)が来る。」、
移り気な彼を「蝶」に見立て、
そんな薄情者の彼と別れることも出来ず、待ちわびる女…、
情愛の深い晶子らしい作ですよね。
また、晶子が明治45年に発行した歌集「青海波(せいがいは)」(47首)にも
「蝶」の短歌があります。
「蝶(てふ)一つ 土ぼこりより現れて 前に舞ふとき 君を思ひぬ」
綺麗な蝶だけど、なんかヒョウ柄が好きな、
コテコテの大阪のおばちゃんを連想させてしまうさ~。