ハイサイ、RIN(凛)ですニコニコ


【オオジョロウグモ(メス)が網にかかったクロイワニイニイ(セミ)を捕食中】



スパイダーマンという映画の主役・ピーターは、

社会見学で行った大学の研究室で、

遺伝子を組み換えた「スーパースパイダー」という蜘蛛(クモ)に噛まれたことで

特別な能力が備わり、スパイダーマンになって

NYで悪を倒す正義のヒーローとして大活躍するという、

スーパーマンにも似たSTORYですが、

このピーターは、ふだんはもの静かな目立たない男性。

というと、ある人と重なってしまう。

気が弱いながら正義感だけは強く、

隣の幼なじみの女の子が好きなのに意思表示できない、

ドラえもんに登場するのび太。

でも、蜘蛛(クモ)はのび太のように弱くはないから、ジャイアンかもね。


【オオジョロウグモ(メス)の裏側。私の手のひら全体くらいの大きさなのです】



農薬が使われる前の農業では、月や潮のリズムを生かしたり

クモやカマキリ、テントウムシといった益虫や

トカゲやカエルなどが農業害虫を捕食するような天敵を利用した防除が行われ、

その中でも「蜘蛛(クモ)」は、

「朝グモを殺してはいけない」

つまり、

「害虫を食べる益虫」

と、昔からいわれてきましたが、

そもそも「害虫、益虫、タダの虫」という分類は、

人間の都合で区分けされただけで、

自然界においては、害虫も益虫もありません。

あちこちで見かける蜘蛛(クモ)の網は、

スパイダーマンというより、

黒沢明監督の映画「七人の侍」の、

「野武士から村を守る用心棒の浪人組」

といえば聞こえがいいけど、

蜘蛛(クモ)は「害虫だけ食べる」正義の味方でもなく、

網にかかった獲物は手あたり次第に何でも食べてしまうのです。

当たり前ですよね。

「蜘蛛(クモ)が益虫」なんて、いったいどこの誰が言ったのさ~?

「クモは害虫も食べるから、益虫にしとくか」

という方が、まだ正しいはずさ~。

「害虫、益虫、タダの虫」

という概念を、人間に置き換えて考えてみたら、

「後方支援」とか叫んだり、出来もしないウソをつく政治家や

ひたすら保身に精出す役人、

弱者を虐(しいた)げて、のし上がる守銭奴などは「害人」で、

こういうのを世の中から一掃することって、出来ないのかな?

こんな連中を大掃除で掃いて捨てられるなら、

どんなに住みよい平和な社会になることでしょう。

「テクマクマヤコン テクマクマヤコン…」

「ラミパス ラミパス ルルルルル…」

腐敗しきった世の中を正すために、

救世主の魔法使いが、そろそろ現れても良い頃合いなのにね。


【オオジョロウグモ(メス)がコガネムシを捕食中。右上の小さい茶色いクモがオス】



南西諸島以南に生息する

日本最大の蜘蛛(クモ)である「オオジョロウグモ(大女郎蜘蛛)」は

手足を伸ばした全体の大きさは大人の手のひらくらいあって

かなりの威圧感があります。

基本的な色は、ゲゲゲの鬼太郎のように黄色と黒っぽい灰青色の横縞模様で、

巨大なメスの周りに、5mm以下の小さい蜘蛛(クモ)が見えますが、

それは子供ではなくてオオジョロウグモのオスです。

メスがオスを複数従えちゃって、人間と逆のハーレム状態ですが、

交尾など役目が終わると、オスは巨大なメスに食べられてしまう運命なのです。

漢の呂雉(りょち、呂后)とか唐の則天武后(そくてんぶこう)、

朝鮮王朝時代のチャン・ヒビン、清の西太后(せいたいこう)、

室町時代、足利義政の正室・日野富子といった悪女の雰囲気がある。

女子プロレスラーの往年のデビル・雅美とかダンプ松本、アジャ・コング、北斗晶に、

男性ヲタクファンが群がるような構図かもね。

これを応用したのが、AKB商法。

ヲタクファンがお金を巻き上げられているのは、

なんかオオジョロウグモと似ているような気がしますよね~。


【今朝6時過ぎ、自宅近くの溜め池で、朝日に願い事をするRIN(凛)君】