沖縄に移住後、12年2か月苦楽を共にしたラブラドール・レトリーバーのRIU(琉)君が老衰で亡くなり、意気消沈しているところに、RIU(琉)君の主治医が琉球犬(wikipediaより)の仔犬を届けてくれました。


【RIN(凛)君】

亡くなったRIU(琉)君の名にちなんでRIN(凛)君と名付けました。
彼は2015年元旦生まれの牡です。


【RIN(凛)君】

琉球犬というのは、聞きなれない犬種と思いますが、沖縄県の天然記念物の犬です。
彼は「茶トラ」、つまり茶色のトラ毛の模様をしていますが、トラ毛が琉球犬の特長です。

私は沖縄本島の最北の国頭(くにがみ)村でコーヒー栽培をしています。
なぜコーヒー栽培を始めたかというと、
私は沖縄に移住して16年になりますが、
沖縄に来て、初めて沖縄でコーヒー栽培が可能だと知りました。


【コーヒーの苗木】

最初は、県内でコーヒー栽培をされている方を訪ねては
どうやって栽培しているのか、どこに注意をしているのかなどを尋ね、
タネや苗木を分けて頂いて、楽観的に簡単に考えていましたが、
タネ植えしても発芽まで数か月かかるし、生育は遅いし…。


【庭園内】

数年たって、ようやく春に開花し、結実したと思ったら、
台風がやってきて、暴風がコーヒーの枝葉を揺さぶり、
結実した緑豆を落下させ、枝葉も吹き飛ばしてしまうのです。


【キノボリトカゲ】

沖縄は海洋性亜熱帯気候なので、コーヒー栽培は可能なのに、
沖縄は台風銀座で、年に数回は台風が接近、または上陸しますから、
「台風とどう向き合うのか」
というのが課題になるのです。


【クロトンとハラビロカマキリ】

県内のコーヒー栽培者の多くは、
見よう見まねで、ただ栽培しているだけで、
「実が出来さえすればいい」
と考えていますし、
海外産を沖縄産だとごまかす方もいるのです。


【ヤンバルクイナ】ツル目クイナ科(Gallirallus okinawae)


【ヤンバルクイナ】国の天然記念物、希少野生動植物種、絶滅危惧IA類

私は、せっかく栽培するなら、最高のものを作りたいのです。

人間も植物も同じで、元気で健康であれば病気にはなりません。
つまり、「元気で健康なコーヒーの木を栽培すれば、良い実を付ける」
という考えで、栽培に取り組んでいるのです。