少し前になりますが、映画「ガーディアンズオブギャラクシー vol.2」

 

いきなり登場したカートラッセル(役柄は"エゴ")

(しかも若作りで一瞬誰か戸惑った^^;) に、思わずニヤリ。

 

CG処理ですかね?さすが!

(右が設定上の若い頃のエゴ。左は老いてから~今のエゴ)

 

ネタバレしちゃえば、この映画での黒幕なんですが

同じくディズニー傘下となったMARVELのアメコミ映画シリーズ

キャプテンアメリカの2作目「ウィンターソルジャー」での黒幕も

 

アメリカ映画史上の大物、ロバートレッドフォードを使ってたあたり

 

さすが、ハリウッドの歴史というか

偉大な先人たちへのリスペクトを感じて

思わず唸ってしまいました^^

 

(日本で言えば、仮面ライダーとかに松平健さんが出るような感覚でしょうか?)

 

そして映画の中では、やたらデビッドハッセルホフのナイトライダー話が繰り返されて

いちいち反応して目頭を熱くさせてしまう僕は

やっぱり80年代の申し子なのかなあ、と自覚してみたり^^

 

 

カートラッセルさまといえば…

一般的には「遊星からの物体X」ですかね?

 

僕にとっては、トゥームストーンのワイアットアープさまです!

 

なんじゃこのヒゲ!と言わないで^^

 

だってホンモノも

 

 

タランティーノさんの「デスプルーフ」での怪演!

 

 

そして同じくタランティーノ監督最新作

「ヘイトフルエイト」のジョン・ルース役(左)

 

いわゆる「イケメン」では無いのでしょうが

アメリカン親父のかっこよさが見事に表れてて好感の持てる俳優さんだなあと思ってます。

 

実際に若い頃のカートラッセルさん、こんな感じなので

(「ユーズドカー」のとき)

ハリウッドの若作りメイク、すごいですね~^^

 

 

 

で・・・

 

最近ちょうど、僕の周囲のごくごく狭い界隈で

ちょっとヴァンクリーフさまが話題に上ってまして

 

 

となると。

 

カートラッセル&ヴァンクリーフ、という

アメリカを代表する粋なワルオヤジの共演映画

 

「ニューヨーク1997(Escape from NY)」が思い浮かぶわけです。

 

 

公開されたのは1981年。

 

つまり、ここに描かれる1997年とは、16年後の近未来。

異常なまでの犯罪増加に対しUSAは

マンハッタン島を隔離して巨大な自治区として犯罪者を放り込むという政策に出たらしく

 

こんな風に(当時の)「未来テクノロジー」によって管理されてます。

 

CGの無い時代ですから、これ、手書きだそうです^^

それっぽく描けてますよね!

70年代人が夢想する未来像・・・

 

 

その犯罪無法ランド「マンハッタン」を仕切るのは

自称プレジデントの「デューク」

なんとデュークは、テロを画策し

USAの大統領を拉致してしまうのです。

(核融合の技術とかの情報の入ったカバンを持ったまま)

 

やばいぞ!

 

しかもデュークを演ずるのはアイザックヘイズ!(左)

カッケー!

 

さらに、そのデュークが乗るキャディラック!

フェンダーミラーの位置にシャンデリア!!

これ、運転する時相当見にくいんじゃないかと・・・

 

 

 

ともあれ。

大統領(というか、彼の持つ情報)を是が非でも奪還しないと

世界はデュークたち悪党のものになってしまう!

 

ってなわけで

 

白羽の矢が立ったのが、元特殊部隊のエリートだけど

今や強盗などの罪で追われる身の

スネーク・プリスキン!

 

僕はゲーマーじゃないので詳しくないのですが

「メタルギア」ってゲームのソリッド・スネークさんの元ネタになってるそうです。

 

 

 

このスネークを騙して連れて来て、美味しい話を持ちかけつつ

頚動脈内に小型爆弾を仕込んで言いなりにさせてしまったのが

警察本部長のホーク。

 

さすが近未来の警察はえげつない!

 

そして近未来らしく、携帯電話も登場(でかい)

 

 

そんなこんなで

 

飢えた犯罪者たちが荒廃したマンハッタンを彷徨い

スネークに襲い掛かるさまは、まるでゾンビ。

そんな中を切り抜けて、プリスキンは・・・

 

てな映画。

 

 

確かに、今の目で観れば81年公開ですからね

そりゃあちこちチープです。

(低予算で頑張ったそうで、ダンボールに夜光テープを貼って夜の大都会を表現してみたりとか)

 

しかし、発想といい、世界観の構築といい

ただようデカダンな雰囲気の素晴らしいこと!

 

だって、これ

あの「ブレードランナー」の1年前ですからね!

 

そして、これまた当時っぽい

アナログっぽくデジタルっぽいシンセの素晴らしい音楽!

 

 

監督のジョン・カーペンターさんは音楽にも精通してて

あの富田勲さんのシンセ音楽のファンだったとか。

 

無機質と有機質が入り混じる音の反復

テクノロジーを表現しつつも

漠然とした不安感やデカダンの香りが漂う。

これぞまさに当時の人々の思い描くダークな近未来。

 

映画そのものも、映画音楽も、歴史的名作として名高いようです。

 

1996年には、続編(というかリメイク)

「エスケープ・フロムLA」が作られてます。

 

相変わらずプリスキンはカッコいいです!

 

音楽は、あのテーマを生演奏したものに。

カッコいいんですが…

やっぱ、オリジナルのチープなシンセの方が

なぜか緊張感があってグサッと来るかも^^;
 

監督、プロデュース、音楽担当は

鬼才、ジョン・カーペンターさん。

 

なかなか面白い人物のようで

 

1986年の映画「ゴーストハンターズ」では

監督・音楽の担当は勿論の事

主題歌を自身のバンドで担当して、ミュージックヴィデオまで制作しちゃってます。

 

もちろん担当はヴォーカル!

なんとベースボーカル、しかもヘフナーのバイオリンベース!

 

 

 

この映画、またもやカートラッセルさまが主演ですが

 

謎のカンフー組織ホワイトタイガーとか

その殺し屋がなぜか三度笠とか

 

伝説の、悪の魔人ローとか言うのが甦って

口や目からビーム出すとか

 

全体的に不思議な雰囲気に包まれてて

とっても楽しいので、時間があれば是非鑑賞してみてください。

 

 

 

……話がずいぶんとっちらかってしまいました(汗

 

 

とにかく

 

カートラッセル、ヴァンクリーフ

男が男に惚れる俳優さんだなあ、と。

 

(^-^)アディ~