#たまには音楽の話でも

 

今日6月5日は、かの有名なパットギャレットのお誕生日。

 

てなわけで

"Knocking on the Heavens Door"
僕が在籍するバンド「南部無双」の演奏です~^^;

 


Pat Garrett (1849-1908)

 

そしてパットギャレットといえば

映画「Pat Garrett and Billy the Kid」
ペキンパー巨匠監督作品、ジェームズコバーンさま主演。

 

この映画の音楽を担当(英国アカデミー賞音楽賞)したのが

ボブ・ディランさま。(実は出演もしている)

印象的なシーン、印象的な音楽。

誰もが夢見た「大西部」への憧れの終焉。

 

もしかしたら、この映画(曲)が作られた1973年当時

WWII後の右肩上がりの成長を続ける世界、そしてショービジネスに、ふと見えた陰りにも似て

「黄金時代の終わり」の予感という意味で

実は同じ空気が流れていた時代なのかも知れません。

 

老いたガンマンの死

過酷にも時代がすべてを押し流してゆく。

保安官パットギャレットも、かつて青春時代は、ガンマンとしてビリーたちと共に、自身の正義を貫こうとした男。

 

しかし、大きな力と金、時代がイノセントで自由な西部を覆い尽くしてゆく中で

袂を分った両者は銃を構え対峙する…

 

 

 

 

近年ではパットギャレットとビリーザキッドを描いた作品として心に残るのは、やっぱり「ヤングガン」ですね!

 

エミリオ・エステベスが、まさにビリーそっくり。

 

慎重60センチくらい、かなりのオシャレさんで

実はかなりの教養の持ち主で文才もあり、バイリンガル。

射撃の腕は天賦の才、乗馬も曲芸できるレベルの才能とか。

いわゆるありがちな「ガンマンタイプ」ではなく

おしゃべり、人懐っこい、よく笑う、楽天的、だそうで。

 

その辺、かなりいい感じに描写されてます。

 


共演は

チャーリーシーンや、すごく若い頃のキーファーサザーランドも。

 

 

そして彼ら「レギュレイターズ」を従える牧場主タンストールには名優テレンス・スタンプさま。
敵役になるローレンス・マーフィー役はジャック・パランス!

 

(実はトム・クルーズさんも名も無きカウボーイ役でカメオ出演しております^^)


そして、ここで登場するパット兄いは何と

あのジョンウェインさまのご子息、パトリック・ウェイン!

 

ふむふむ。

お父様のジョンウェイン御大は、実は映画「チザム」で

パット(ビリーも)を親のように支える立場のジョンチザムを演じています。

・・・ジョン・チザムのジョン・ウェイン。

・・・パット・ギャレットのパット・ウェイン。

 

そして続編の「ヤングガン2」

ここではパットギャレットはウィリアム・ピーターセンにキャスト変更。

これも悪くない。雰囲気出てます。

 

そして、例のジョンチザム役にはジェームズ・コバーン!

 

いい感じに伝統が引き継がれている感。あります。

 

 

この「ヤングガン2」

実に素晴らしい映画なのですが、まずレンタルでは見かけないし

販売の方も、現在は廃盤になっているようです。

 

でも、機会があったら是非!とオススメしたい素敵な映画です!

 

 

 

生まれる時代が悪かったのか

 

高い教養と、燃えるような正義感、

そしてあまりある才能を持ちながら

一介の強盗として終われる羽目になり、悲痛な一生を終えることになったビリー。

 

同じく才能にあふれ

理想を語りあい、共に暮らした仲だったはずなのに

時代の要請から、ビリーを追い、撃たなくてはいけない羽目になり、自身も「英雄を殺した」という恨みから、撃たれて人生に幕を引くことになったパット。

 

 

19世紀後半。

日本では江戸末期から明治維新へ。

 

世界中で、新しい波に呑まれながら

必死に生きた男たちのドラマがあるものですね。

 

 

 

(^-^)アディ