近頃のNHK大河ドラマが面白くない。

竜馬伝はウケねらいで、竜馬をあまりにもカッコよく脚色しすぎ叫び
第一話は我慢して観たが、あまりにもウソっぽい話には堪えきれず、それ以降は観なくなった。

「江~姫たちの戦国~」なぞは、お江の姿を見て失望爆弾
着物を着ているのに腰が高く、姿勢が悪い。しかも、ちゃらちゃらした歩き方。
また、戦国の世でありながら、自由恋愛はてなマークビックリマーク
戦国時代に生きる女性は、武士と同様、お家の存亡を掛け、戦っていたのである。


使ってみたい武士の作法 」の著者である杉山頴男氏のメルマガ「武道通信かわら版 」から『戦国の姫たちの花嫁修業』を、以下ご紹介

HNKの「江~姫たちの戦国」、先の「篤姫」では夫と共に戦う武士の奥方像に迫るものがあったことから、同じ脚本家、今度は戦国の武士の妻。
さらに「武士の妻」の実相に迫るものがあるかと思いきや、失望観、大である。

現代と同じ恋愛観、結婚観からまったく抜け出せていない。
戦国の世の姫御<ひめご>は、結婚相手に一神教(バテレン)の愛などこれもっちもない。彼女たちは幼児からこう躾けられていた。

一、結婚とは自国と他国の合戦回避、和平工作の使者となること。
二、子を産んで実家と婚家の大同団結。乱世を一日も早く終わらせるの
  はこれしかない。
三、婚家が同盟を裏切るようなら閨房で甘言を使っての権謀術数<けん
  ぼうじゅっすう>。夫に偽情報を流し罠にかける。
四、しおらしいに新妻のふりをして、間者(スパイ)という汚れ役も買
  ってでる。これも実家と婚家が争わないために。これも領民のため。
五、嫁いだ姉妹、婚家の姑、兄嫁らとのネットワークによる情報収集を
  する。この情報が合戦を制する。(関ヶ原の合戦でもそうだった)
六、正妻は奥の大将。合戦の戦術には口は出さぬが、領地経営では堂々、
  夫に異見を云う。奥をしっかり治めずしては戦さに勝てない。
七、もし父、兄が敗者になろうとも、実家の武門のリベンジを果たすの
  は「女の腹」である。

近著『真似てみたい武士の作法』の3章で、主人公である元禄の世の武士の妻・浅田篤に、お珠(ガラシャ)、お市の方とその三姉妹、茶々、初、江。
そして信長の正妻濃姫を語らせ、戦国の姫たちの実相を明かしている。

『真似てみたい武士の作法』をお読みいただけたら、日本女性の品格のルーツは、武士の妻の作法から生まれたと納得されるだろう。
そして武家の女の心得が分かれば「武士道」とは何かが見えてくる。