ヘヴィメタルの曲はEmキーが多い? | RyukiのギターTAB譜ブログ(旧)

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ヘヴィメタルのような激しくて、エキサイティングな音楽には、パンチのあるギターサウンドが不可欠ですが、エレキギターによる歪みを効かせた音の大半が6弦開放弦(E音)をザクザクと弾くことにあたります。

これが何を意味するかというと、メタル系のギタリストが作曲をすると、Emキーに落ち着くということです。たとえギターのチューニングを下げたとしても、Emになる可能性は非常に高いです。

理由としては、Emキーはメジャースケール(ドレミファソラシドの音階)にファの音(F音)が半音上がった(#)だけの音階で構成されているのですが、このF#音がギターの場合、とても良いポジションに位置しており、コードで弾いても、ハイポジションでギターソロを弾くのにも適しているからです。あくまで個人的な見解ですが、E音とF#音のコンビネーションが絶妙に良いと思ってます。

私自身、作曲していた頃の曲がEmキーだらけでショックだったことがあります(笑)やっぱり調号一つとってもバリエーションは豊かな方がいいですからね。しかし、ヘヴィメタルは不思議なものでメジャーキーを嫌う傾向があります(苦笑)

メジャーキーはポップな音楽に適していますから、ヘヴィメタルのような音楽だと威厳が損なわれるからでしょう。マイナーキーであるからこそ醍醐味のあるジャンルなのかもしれませんね。