医師が警告する、自宅の手作りお好み焼に潜む危険。命を落とすケースも
自宅で手軽に作れるお好み焼き。家族や友人と家で食べる機会も多いのではないでしょうか。しかし、そんな手作りお好み焼きに恐ろしい危険が潜んでいることをみなさんご存知でしょうか? メルマガ『メグ先生の森の診療所』の筆者・宮田恵さんがその原因を解説しています。これを読んだら、明日からお家で手作りお好み焼きが食べられなくなるかもしれません…。
小麦アレルギーじゃなくても油断しないで!
お好み焼きが嫌い・苦手、ということではありません。 小麦アレルギーでもありません。
お好み焼き店で食べても大丈夫だけれど自宅でお好み焼きを食べると1時間以内に皮膚症状や呼吸器症状が出現します。 ひどい場合は血圧が低下し意識を失ったり、命をおとす場合もあります(アナフィラキシーショック)。
これは小麦アレルギーではなくお好み焼き粉にひそんでいたコナヒョウヒダニやケナガコナダニによるものです。 ホットケーキミックスでも同様の事が生じる可能性があります。
繁殖力が強く、ダニの死がいや卵、糞便でも抗原性を有し、加熱でもその抗原性に変化がないというのです。 コナヒョウヒダニの成虫は大きいのですが、ケナガコナダニはかなり小さく肉眼では粉と区別がつきません。
特にお好み焼き粉には魚介エキスやアミノ酸類が多く、ダニが繁殖しやすい状況だとのことです。 しかも使用頻度が低いので、余った粉を長期保存にしてしまう傾向があります。
このダニの電子顕微鏡像をみたら、残しておいたお好み焼き粉を料理しようとは思わないかも…。 まずはお好み焼きはなるべくフレッシュな粉を使用することお忘れなく。
image by: Shutterstock
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/06/ryukaku610/75/82/j/t02200165_0450033813676329463.jpg?caw=800)