2023/11/19の観劇
数年前、観劇予定だったけど劇場まで行って中止というこの上ないショックな出来事を踏んだのち、東京に来てミュージカル好きな友達と沢山出会い、今回はそんな友達がチケットが一枚余ってるからということで連れてきてもらったこちらの作品でございます。
本当に、あの時の鬱憤が晴らせるのはうれしい限りです。お友達さんありがとうございます。
キャストボード
キャスト
デロリス・ヴァン・カルティエ・・・朝夏まなと
エディ・・・石井一孝
カーティス・・・大澄賢也
シスター・メアリー・ラザールス・・・春風ひとみ
シスター・メアリー・ロバート・・・梅田彩佳
TJ・・・泉見洋平
ジョーイ・・・KENTARO
パブロ・・・林翔太
オハラ神父・・・太川陽介
修道院長・・・鳳蘭
男性アンサンブル・・・坂本宏旬、常往
シスター・メアリー・パトリック・・・柳本奈都子
ミッシェル/シスター・メアリー・セレステ・・・河合篤子
ティナ/シスター・メアリー・エリザベス・・・福田えり
アーニー/従者/ゲイのダンサー・・・坂本宏旬
ドラァグクィーン/巡査/ゲイのダンサー・・・常住富大
弁護士トニー/バーテンダー/タクシー運転手・・・山名孝幸
ニュースキャスター/巡査/客アラン・・・中野太一
シスターメアリー・ヘレナ/トラボルタ取り巻き娘・・・天野朋子
シスターメアリー・マーティン・オブ・ツアーズ・・・岩崎亜希子
シスターメアリー・ヒラリー/ホームレス・・・桜雪陽子
シスターメアリー・モニカ/トラボルタ取り巻き娘/売春婦・・・大竹萌絵
シスターメアリー・アイリーン/女性客/トラボルタ取り巻き娘・・・神谷玲花
シスターメアリー・セシリア/トラボルタ取り巻き娘/売春婦・・・輝生かなで
シスターメアリー・ウルスラ/ホームレス・・・北川理恵
シスターメアリー・スティーブン/トラボルタ取り巻き娘/女性客マリッサ・・・柴崎咲子
シスターメアリー・テレサ/ホームレス・・・須藤香菜
シスターメアリー・ステラ/ホームレス・・・千葉由香莉
シスターメアリー・ジェニファー/トラボルタ取り巻き娘・・・豊田由佳乃
シスターメアリー・メリチ/ホームレス・・・湊陽奈
シスターメアリー・マルガリタ/ウェイトレス/トラボルタ取り巻き娘・・・吉田彩美
マイ・フェア・レディ(イライザ役)以来二度目の朝夏まなとさん。
アナスタシア(ヴラド役)以来二度目の大澄賢也さん。
マイ・フェア・レディ(ピアス夫人役)以来二度目の春風ひとみさん。
シュレック・ザ・ミュージカル(ファークアード卿役)以来二度目の泉見洋平さん。
モーツァルト!(LIVE配信)(野菜売り 他役)以来の柳本奈都子さん。
個人的にコンタクトのある河合篤子さん。
シュレック・ザ・ミュージカル(フィオナ役)以来二度目の福田えりさん。
モーツァルト!(LIVE配信)(ジャン・ピエール他役)以来の山名孝幸さん。
エリザベート(LIVE配信)(エリザベートの伯母他役)以来の天野朋子さん。
ローマの休日(アンサンブル)以来二度目の桜雪陽子さん。
フィスト・オブ・ノーススター(LIVE配信)(アンサンブル)以来二度目の輝生かなでさん。
シュレック・ザ・ミュージカル(ドラゴン役)以来二度目の須藤香菜さん。
レ・ミゼラブル(1)(マダム役)以来二度目の湊陽奈さん。
モーツァルト!(LIVE配信)(女優/娼婦 他役)以来の吉田彩美さん。
いやぁ、増えたねぇw
そろそろ全員再見っていう日も近づいてきたか?
あと河合篤子さんに関しては普段は先生呼びしてるからさん付けに違和感w
あ、ちなみに原作の映画「天使にラブ・ソングを」はちゃんと見てまーす!
あと演出家がこの前でてたHIGH SCHOOL MUSICAL」でお世話になった山田和也さんなのでそちらも楽しみです。
一幕 ネタバレあり・僕的解釈のあらすじ
1977年。フィラデルフィア。
デロリス・ヴァン・カルティエは歌手としてクラブのステージで歌うことを夢に見る。
しかし愛人のカーティスは自分の経営するクラブで歌わせてはくれず、さらには自身の妻の毛皮をプレゼントとしてデロリスに渡す。
それに限界を感じたデロリスは、カーティスと別れて自分で夢をつかむことを決意する。
そんな矢先、カーティスとその子分のTJ、ジョーイ、パブロがアーニーを殺すところを目撃してしまい、途端に追われる身となってしまう。
デロリスは急いで警察に駆け込んで、そこで高校の同級生だったエディと再会する。
エディはかつての想い人・デロリスをかくまうのに完璧な場所を思いつき案内する。
エディがデロリスを連れてきたのはクイーン・オブ・エンジェルス教会。デロリスを修道女に変装させれば、カーティスたちを裁判にかけるまでの時間、隠れることは簡単だと。
修道院長はデロリスを匿うことに反対するが、資金難の教会に警察から寄付があるとオハラ神父に説得され、仕方なく匿うことに決める。
自由奔放にタバコやお酒、娯楽を求めるデロリスだが、修道院長からは修道女としてのふるまいを求められる。
デロリスは「シスター・メアリー・クラレンス」としての暮らしを始める。
翌朝。食事の時間。
修道女たちが集まる場所へデロリスもやってくる。
修道院長はデロリスのことを「前衛的な教会からやってきた」と説明し、デロリスの破天荒さを誤魔化す。
しかし、あまりに自由奔放なデロリスに呆れた修道院長は、デロリスの「こんなの食ってられねえよ」という言葉をきっかけに、「シスター・メアリー・クラレンスは断食を勧められている」として、遠回しに罰を与える。
断食も修道女としての精神修行だと感じた修道女たちは、デロリスに修道女になることの素晴らしさを説く。
その夜、空腹の限界を感じたデロリスは、教会の近くにあるバーに行き、お酒と食事をたしなむ。そこにシスター・メアリー・パトリックと、シスター・メアリー・ロバートが追いかけてくる。
デロリスが修道女の格好をしていればいろいろなものを奢ってもらえることに景気をつけていたところ、偶然そのバーにカーティスがやってくる。カーティスは、たまたまその場にいた女装をした男とデロリスを見間違え、ごたごたが起こす。そのすきにデロリス、パトリック、ロバートは逃げ出す。
急いで教会に戻ったデロリスだが、夜中にこっそりと抜け出し、パトリックとロバートも巻き込んだことが修道院長にバレてしまう。修道院長はデロリスが歌手であると言っていたことを思い出し、デロリスを教会の歌唱隊に入れ、それ以外のことはしばらくしないように言いつける。
翌日、自分にピッタリな歌の仕事を任されたデロリスは、心躍らせながら修道女たちの歌の練習に参加する。が、あまりにも下手な修道女たちの歌に絶句。
そこで、自由なアレンジで歌うデロリスは、歌唱隊のリーダー:シスター・メアリー・ラザールスの反感を買い、デロリス自ら歌唱隊の特訓をすることになる。
デロリスの指導によってみるみる上達する修道女たち。
ある日のミサで、デロリスがアレンジした讃美歌を歌う。
ゴスペル調にアレンジされた歌に修道院長は今すぐやめるようデロリスに言うが、修道院長の印象とは真逆に、ガラガラだった教会にはどんどん人が集まってきたのであった。
一幕 感想
一幕の時点でもう超楽しい! ハッピーなミュージカルってたくさんあるけど、普通に見ててこっちもノリノリになって楽しい!ってなるミュージカルは今まで見た中では初めてかもしれない。
・ミシェルとティナの早替えがすごいね。二人の挙動的に絶対早替えだと思ったけど想像よりも遥かに速くて大きく変わってたからびっくり。
・んで二曲目ぐらいで思ったけど、この日朝夏さんちょっと調子悪め? なんか喉がカサカサ言ってる気がする。
・デロリスがカーティスたちから逃げるところ、すごく見覚えのある壁が動く演出w
・交番のところとかさ、こういう舞台の中に壁で小さい空間作る演出、山田さんめちゃくちゃやるよね。
・デロリスが修道院にやって来たところの、修道院長の「私の声は届かなかったのですね」みたいなコメディシーンは本気で笑いました。テンポ感といい本当に最高。
・何の歌の時か忘れたけど、なんか席の場所的に指揮者がめちゃくちゃ見えるところなのよ。んで指揮者ちらっと見たら、シスターたちの動きに合わせて一緒に踊ってて面白かったw
・ビッグナンバーのRaise your voiceは当然最高だべ! めちゃくちゃ盛り上がるし観てても楽しいし、女性だったらこのシーンでアンサンブルやりたいなぁと思う次第であります。
・ただメアリー・パトリックのソロが消えたね。音響さんがマイクあげ忘れてたのかな。歌い出しが全然聞こえなかった。
・あとRaise your voiceの最後のメアリー・ロバートのフェイクの所も絶対マイクあげ忘れてる。全然聞こえない。というより生声が聞こえる程度。
・具体的にどこだったか忘れちゃったけど、デロリスが下手側の通路階段まで近づく所があって、僕二列目の通路側で観てたから、マジで至近距離に来た時に思った。朝夏まなとさんめちゃくちゃ綺麗や。
二幕 ネタバレあり・僕的解釈のあらすじ
デロリスのおかげで聖歌隊は大成功。ボロボロだった教会も修復が出来た!
しかし、聖歌隊が話題になり、新聞やラジオにも取り上げられてしまったせいで、デロリスの命を狙うカーティスたちにも気づかれてしまう。
デロリスがクイーン・オブ・エンジェルス協会にいることを知ったTJ、ジョーイ、パブロはどうやって協会に侵入するかを話し合う。
一方協会では、オハラ神父がシスターたちに、法王の前で行われるコンサートに出演の依頼が来たことを伝える。
夜、緊張のあまり眠れなくなってしまったシスターたちは、デロリスに祈りをお願いする。
そんな中、修道院長がやって来て、カーティスに見つかったためすぐに教会を離れるように告げる。
それを聞いていたシスターたちに、デロリスは本当のことを告げて、足早に荷造りを始める。
デロリスが準備をしていると、そこにメアリー・ロバートがやってきて、「自分の一緒に連れて行って」と頼み込む。デロリスはロバートに対し、「自分のやりたいことを本気で願えば、叶えることが出来る」と諭し、教会を後にする。
その夜、デロリスはエディの家に泊まる。そこで、カーティスたちのことを証言すれば、夢見ていた歌手への道が開けると知り大喜びするが、その時修道女たちの面影が浮かび、自分を必要としてくれている人の元へ、修道院へ戻る決心をする。
一方カーティスたちは、修道女に扮して修道院に忍び込む作戦を実行しようとしていた。そこへデロリスが戻って来て、カーティスたちはその後を追う。その様子を目撃していたシスター・パトリックが、他の修道女たちにそのことを伝え、デロリスを助けようと奮闘する。
全員が同じ服装をしていることを逆手にとって、カーティスたちの目を錯乱させていたが、いよいよデロリスが見つかってしまい、カーティスに銃を突きつけられる。
修道女たちはデロリスを守る為に、自らの身を差し出し始めるが、デロリスは彼女たちを逃がすように言う。
デロリスがカーティスに銃を向けられたその時、エディがカーティスの腕を撃ち、カーティスとその手下たちを見事逮捕。
そしてエディはデロリスにデートを申し込み、デロリスはそれを承諾する。
そのまま修道院長とデロリスは和解し、法王の前での演奏が始まる。
二幕 感想
やっぱりひたすら楽しいで終わらせてくれるシスター・アクト。
・まーず最初始まった時に、舞台セットの窓が綺麗になってて凄い芸が細かいなと思った。
・意外と神父様もコメディやってて面白かったな
・私が生きてこなかった人生は、よく学校で同期たちが歌ってるからちょっと期待してみたんだけど、まあ、期待を超えることはなくという感じ。
・個人的に二幕は啓二の部屋でデロリスが歌う歌がお気に入りかも。
・客降りあるの意外だった。シアターオーブ結構客席広いから演者はめちゃくちゃ遊べそうだね。
・そのあと、デロリスとシスターたちのやりとりはしっかり泣かされました。
・んで最後よw 最後色々終わったところで、法王の前で歌うところ、まさかの指揮者が法王役w これはマジで塩田さんでしかできないw
全体通して
めちゃくちゃ楽しくて面白かった~! あとちゃんと感動要素もあって。確かに感動要素で言ったらしっかりお涙ちょうだい程度なんだけど、その分ほかの楽しいナンバーに見どころが集約されてたから、ストーリー展開も程よい感じ。結構いいバランスでミュージカルのストーリー要素とショー要素が混ざり合った作品だなって思いました。
ただ一個出演サイドもしてる人として、男性がすごくしょっぱいのだけもどかしいなという気分w いつもミュージカル観てたら「このシーンやりたいな」とか「この役やりたいな」とか考えながら見るんだけど、僕がやりたいなって思ったシーン女性しか出てなくてw 男性のソロナンバーもあんまり僕には響かなかったから、ん~って感じ。
まあ観てるだけでめちゃくちゃ満足な作品だからいいけどね!
原作映画との相違点で言うと、そこまで大きな差はないかもしれない。デロリスとエディの関係性が全く違うのと、最後のギャングvsシスターのシーンが映画だとクラブ?あそこなんて言うの?みたいなところで、舞台だと教会っていうぐらいかな。
そういえばほかの人の感想で見かけたんだけど、映画で出てきた「I will follow him」とかの曲が出てこなくて残念。っていう声もあったね。まあ確かに原作の音楽に思い入れがあると、全く違う音楽で進んでいくからちょっと期待外れになっちゃうかもね。
僕はすごく満足しました。
ミュージカル観るたびに言ってることあるけど、サントラ出して下さいw もうハイライトでいいから出してください...!
それではお疲れさまでした!