2023/08/27の観劇
あぁ神様。私もこの作品を観れるのですね!
地味に初の帝国劇場ですよ。
もうね、超楽しみ!
キャストボード
キャスト
サティーン・・・平原綾香
クリスチャン・・・甲斐翔馬
シドラー・・・橋本さとし
ロートレック・・・上川一哉
デューク・・・伊礼彼方
サンティアゴ・・・中井智彦
ニニ・・・加賀楓
ラ・ショコラ・・・菅谷真理恵
アラビア・・・磯部杏莉
ベイビー・ドール・・・シュート・チェン
アンサンブル・・・ICHI、乾直樹、加藤さや香、加藤翔多郎、酒井航、篠本りの、杉原由梨乃、仙名立宗、高橋伊久磨、田川景一、田口恵那、冨田亜希、平井琴望、三岳慎之助、宮河愛一郎
恋におちたシェイクスピア・ウィル役以来二度目で超推し俳優の上川一哉さん。
レ・ミゼラブル(1・2)・ジャベール役以来三度目の伊礼彼方さん。
レ・ミゼラブル(1)・コンブフェール役以来二度目の中井智彦さん。
レ・ミゼラブル(1)・モンパルナス役以来二度目の田川景一さん。
初見だけど平原綾香さんも甲斐翔真さんも橋本さとしさんも存じておりますぞ!
舞台写真
一幕
まあまずびっくりしたのは劇場入った瞬間ね。
開演前に幕じゃなくてセットが見えてる状態の作品って結構あるし見てきてるじゃない? ロボ庭とかキャッツとかノートルダムの鐘とか。これも一応その類なんだけど、それらと大きく違う点が二つ。
まず動き。キャッツなんかは客席全体をセットが覆い尽くしてるけど、開演前は時が止まってるような感じなわけ。
ギリロボ庭は照明が動いてたりしてるけど、それとは比べ物にならないくらい動きがある。照明も動いてるし、何より風車が動いてる! ほんでずっとクラブみたいな音楽が流れてる。マジでムーランルージュの世界観を見せてくれてる。
で、さらにびっくり開演前にもう俳優さんが登場しちゃうという。
ちょっと後悔してんのがさ、流石に俳優が出て来るとは思わないじゃん?
で、初めての帝劇だったからさ、ロビーをウロウロしてるだけでもなんか楽しかったの! 特に二階とか行ったらテレビだのYouTubeで見た景色があるわけだからテンションも上がってたわけ。
ほんで開演数分前に入ったらなんか俳優さんが出てる! もっと前に客席にいて見ればよかった。
でもあの剣飲み込むマジックは見れた!
で、まあいよいよ始まるってなったら、照明が落ちたりオーヴァーチュアが流れるわけでもなく、BGMそのままでクリスチャン登場! 客席拍手!
なかなかこんな登場見ないからすごい新鮮だった。
そして「MLULIN ROUGE」の看板が上がって、良いよはじまりですよ。
そして始まる圧巻のWelcome to the Moulin Rouge。
後から冷静に考えると、この作品もライオンキングと似た感じで、冒頭ナンバーがピーク。
そのナンバーの余韻のままずっと続いてる感じ。
もう僕が一番好きなシーンも最初。
マジで最初の女性四人がかっこよすぎる!
それからもう一つ。観客もずっと手拍子・拍手・声援が鳴り響いてて、日本で日本人が日本語で上演して日本人が観てるのに、ずっとアメリカのノリが続いてた。
まあ唯一ん?って思ったのは 「Because Can Can Can」を「できるカンカンカン」にしたのはちょっとリズムがなんか、悪い感じがしたけどまあそれはいいのよ。なんかね、許せちゃうw
このダサさがこのシーンにめちゃくちゃハマってるんだよな~。
ほんでムーランルージュのショーだから、我々観客もムーランルージュのショーを観に来てる人の設定でシドラーが話しかけて来るんだけど、二階席の人を庶民と呼び、一階席の人を貴族と呼ぶというw
まあまあまあ二階席の方がチケット代は安いからまあねw
所々悪口挟んでくるのも良き!(←すでにこの世界観に毒された人)
あとこれ見ながらずっと思ってたのはこのナンバーのダンスやりたい。
この作品に出るならアンサンブルやりたいかもw いやーでもやっぱりクリスチャン憧れるな~。
んで大盛況の中ショーのシーンが終わりますと、ボヘミアンたちのシーン。
クリスチャンの登場でいきなりサウンド・オブ・ミュージックなの笑ってしまったw
いや映画観てたから、このシーンでサウンドオブミュージックが流れるのは知ってたけど、まさかのいきなりサウンドオブミュージックでびっくりしたw
あと甲斐さん、セリフいう時若干舌足らず? なんか喋りにくそうに感じる。あと歌詞聞き取れないの気になる。
んだけど同じシーンに出てる上川さんの滑舌神過ぎてビックリ。
「Sparkling diamonds」の日本語歌詞知りたい~!
なんか「手の甲にキスも素敵だけど」は聞き取れるんだけどあとがあんまり聞き取れない。
でも流石平原綾香さん。オーラからなにからめちゃくちゃ凄い。
象の部屋のセットもすごい豪華で好き。
全体がハートになってるの良いね。
そのシーンでのクリスチャンとサティーンのすれ違いも好き。
クリスチャンは脚本とか詩のことを話してて、サティーンはセックスのことを話してる状態で
クリスチャン「とても勉強したんだ」
サティーン「勉強...」
クリスチャン「学校で教わって」
サティーン「学校!?」
みたいなw
もう、アンジャッシュじゃんw
ほんで地味に楽しみにしてたシーン。
天国と地獄のメロディに合わせてどんな歌詞が入るのか!
「満員御礼」は聞き取れた! あとは分からん!
でもこの初対面なのに急に一致団結する勢いは映画のまんまですごく好き。
んで続いてはデュークの歌。
「所詮その目には真実は見えない~♫」
・・・いやそれリュークな!
ごめんなさいふざけました。
デュークがサティーンに求愛をする。
伊礼彼方さんのダンディな感じがえげつないほど出ててめちゃくちゃ好きやった。
ほんでかなり飛ぶけども、一幕ラストは多分これ雨に唄えばのパロディだよね? 調べたところ音楽は全然違うっぽいけど、エッフェル塔につかまって傘持ちながら歌い上げるシルエットが完全に雨に唄えばのあれだった。
あと、この時期「HIGH SCHOOL MUSICAL」の稽古の真っ最中で、この演目セットの壁を俳優が自分で動かして場面転換とかするんだけど、その苦労を知ってるからこのシーンではクリスチャンとサティーンよりエッフェル塔動かしてる人たちに目が行ってしまうw
そして一幕終了!
この時点で思ったのが、作品のコミカルさに負けることなくちゃんとドラマも見せれるの凄いね。
二幕
一幕同様二幕も、冒頭ピークかもしれない。「Backstage Romance」ホンマに大好き。
ダンスが本当に素晴らしすぎて、まあ絶対コーラスは録音も入ってると思うけど、いや、歌ってなかったとしてもよ。口パクだったとしてもダンスに見応えがありすぎて全然満足。
ていうかそもそもこれの原曲の「Bad Romance」自体超有名だから聞き馴染もあったし、そういうのもあるのかな?
で、意外とクリスチャンも踊るという。わりとクリスチャンって歌枠かなって思ってたけど普通にダンスもあるんだね。となると余計井上芳雄さんのクリスチャンが気になる。
ほんでそのナンバーは演目の稽古でございまして。
ひとりカミソリだっけ?ナイフだっけ? 稽古で代用してる小道具になんか異常にこだわる人いて笑った。
んでその後サティーンとデュークのデートのシーンなんだけど、ここにいる貴族たちが歌う奴、なんか息継ぎの場所が気になる。
というか、なんか息継ぎするために前の音を変な感じで途切れさせてるから、客席から見てて「あ、息継ぎしたな」って伝わってしまう。
そして稽古の最中、デュークの理不尽な注文にクリスチャンの不満が爆発して、サティーンとクリスチャンの関係性がデュークにバレてしまう。
アトリエで緑の妖精って言いながら飲むお酒、光らせてるのいいね!
あれ多分出演者側がコップについてるリモコンかつまみかなんかで調整してるよね? あれ家に欲しいんだけど(いつ使うねん)
そしてデュークの脅しなり他の人からの説得もあり、サティーンとクリスチャンは距離を置いてしまう。
しかし本心では想いあってる二人、本番のラストシーンで、セリフに乗せて本心をクリスチャンは伝える。
最後の最後でサティーンの病気が悪化して、サティーンは命を落とす。
んん~、二幕は冒頭以外はストーリーメインで進んでいくからそこまで書くことないな~。
あ、でもサティーンが命を落とした後、全員で合唱してフィナーレ!
かと思いきやそこで「Hey sister go sister so sister flow sister...」で、カーテンコール!
この終わり方良いね。なんか、なんとも言えない不気味さだけど完全なバッドエンドでは終わらせない感じ。
そこからカーテンコールへの繋げ方もいいね! シドラーがスイッチ押して電気消して再び冒頭のような盛り上がり方。
そして劇中歌のメドレー!
またこの話になるけど、「HIGH SCHOOL MUSICAL」もこういうのあるんだよな~w
劇中歌メドレーみたいなのw
話しは逸れたけどここで終演~!
全体通して
一幕二幕序盤のショー部分が本当にえげつないから、ライオンキングみたいにその余韻で一時間持つなって感じ。
でも最初、Welcome to the moulin rougeでガールズたちのシルエットが見えた瞬間に観客も「フォー!」って歓声上げながら拍手が起きて、そのあと何回も何回も曲の区切りになるたびに歓声と拍手が起きてたのがマジで印象的。
カーテンコール以外でここまで盛り上がるって日本ではなかなかないと思う。ミュージカルなのに普通にアーティストのライブレベルで観客のボルテージ上がってたし、なんかブロードウェイ観に来てる感覚だった。
てゆか日本でここまで盛り上がるってことは海外だとさらに盛り上がるのかな? うわ本場で観てみたいわ。
何よりも美術がいいね。ほんと隅から隅まで派手で好き!
音楽もさ、ミュージカル曲以外にも有名な洋楽が使われてるから、聞いたことある!って曲が何個かあって、普段のミュージカルとはまた違うテンションの上がり方した。「Shut Up And Rase Your Glass」と「Back Stage Romance」がはっきりと聞いたことあるなって思ったかな。天国と地獄とサウンドオブミュージックに関しては元からあるの知ってたからノーカンで。
知ってる曲だからこそ訳詞をよく聞きたいからぜひとも日本キャストのCDを出していただきたい。毎回言ってると思うけどこれw
あとストーリーに関しては、僕は舞台版より映画の方が好きかな~。振付は舞台の方が全然好きだけど、ストーリーは映画の方がすっきりしてるし、流れもきれいだから好きだな~。
あとさ、ちょいと音響が小さいなっていう感じもあった。帝劇で客席が広いとはいえ、音の反響も計算されてるはずだからもっとアンサンブルとかソロ歌の迫力出せるよなって思うし、音響が小さいせいで歌詞が聞き取れない部分もあったし。
同じ回を観劇してた友達、他の日も感激してたんだけど、その友達も音響の小ささ指摘してて、前回の観劇はそんなことないって言うから、多分その日はたまたま音響小さかったのかな?
甲斐さんがちょっと調子悪そうだったからそれに合わせて全体を下げたのかしら。
まあ音響とストーリーに不満はあるけど、全然大好きな作品にはなりました。 2024年も公演があるようなのでぜひ観に行きたいですね。
雑談コーナー
えっとね、後半になるにつれて感想が雑になっているのはお察しの通りです。観劇後にゆっくり感想なんて書いてる時間はどこにもないのに、書きたい欲だけあってそのまんま感想を書かずして見る演目は次々と増えていくという悪循環ですよ。
頑張って追いつきますので、しばらく雑な感想が続くと思いますが、頑張ってるなと温かい目で見守ってくださいませ。