2023/07/02の観劇。

会員先行販売当日に完売した伝説の作品!

まあだいぶ短期間の公演だから仕方ないとは思うけど。

エルサレムバージョンを観劇したから、今度はジャポネクスバージョンじゃ!

劇団四季の原点作品! そして音楽的にもすごく大好きな一作!

楽しみだ〜!

 

キャストボード

 

キャスト

ジーザス・クライスト・・・神永東吾
イスカリオテのユダ・・・佐久間仁
マグダラのマリア・・・江畑晶慧
カヤパ(大司教)・・・飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)・・・日浦眞矩
司祭1・・・佐藤圭一
司祭2・・・内海雅智
司祭3・・・真田司
シモン(使徒)・・・本城裕二
ペテロ(使徒)・・・辻雄飛
ピラト(ローマの総督)・・・山田充人
ヘロデ王・・・大森瑞樹
男性アンサンブル・・・森健心、安東翼、大萬昇太、劉昌明、佐藤幸治、平田郁夫、鈴木智之、横井漱、長尾哲平、葵野貴元、鈴木貴雅、平山祥
女性アンサンブル・・・加藤あゆ美、坂井菜穂、菩提行、小島由夏、廣本則子、辻茜、小松真美、濵嶋紗穂里、立花梨奈、森下薫
大八車・・・磯江拓也、香取直矢、柴田鴻洋、田野井大登、西村一輝、橋岡未浪、別當大地、眞柄成寿、緑川諒人、渡部斗希也

 

オペラ座の怪人(一回目)・ラウル役以来二度目の神永東吾さん。

劇団四季The Bridge、キャッツ・タガー役以来三度目の佐久間仁さん。

キャッツCD・グリザベラ役の江畑晶慧さん。

JSC・司祭役、オペラ座の怪人(二回目)・フィルマン役以来三度目の佐藤圭一さん。

ライオンキング(三回)・ムファサ役以来四度目の内海雅智さん。

リトルマーメイド・アンサンブル以来二度目の真田司さん。

JCS・シモン役、ライオンキング(一、二回目)・スカー役、ロボ庭・バイプレイヤー役以来五度目の本城裕二さん。

JCS・アンサンブル以来二度目の大森瑞樹さん。

Song & Dance、エビータ・チェ役、オペラ座の怪人(二回目)・ファントム役以来四度目の飯田洋輔さん。

JCS、王様の耳はロバの耳、マンマ・ミーア!・アンサンブル以来五度目の大萬昇太さん。

リトルマーメイド・アンサンブル以来二度目の劉昌明さん。

恋におちたシェイクスピア、ライオンキング・アンサンブル以来三度目の佐藤幸治さん。

ライオンキング・アンサンブル以来二度目の平山祥さん。

ロボ庭・ブライオニー役以来二度目の加藤あゆ美さん。

ライオンキング・アンサンブル以来二度目の菩提行さん。

JCS・アンサンブル以来二度目の小島由夏さん。

カモメに飛ぶことを教えた猫・ブブリーナ役以来二度目の辻茜さん。

JCS・アンサンブル以来二度目の小松真美さん。

 

はあ、はあ、疲れた...

今回再見多くない?

 

ある程度歌とかセリフとか流れは頭に入った状態での観劇です!


はい舞台写真


ほな感想!

今回はソングスルーミュージカルだから曲ごとに!

 

M1.序曲

まずびっくりしたのが、いきなり尺八でメロディを奏でるという。

「えぇ〜!」ってなったw

 

かと思ったらベースは普通に西洋楽器使ってそうだった。てか古いミュージカルなだけあって音の作り方がめっちゃデスクトップ。

 

まず、民衆たちが現れ、カヤパやアンナスをはじめとした権力者に次々とビンタされる振り付け。

まぁ、抑圧されてたのよね。

これ事前情報ないと本当にわかりづらいなw

まあそういう作品だから仕方ないけどね。

 

んでアンサンブルによるダンスシーン。

ダンスの振り付けがめちゃくちゃ日本の古典芸能意識しててすごい好き。

あと男性は基本上裸か着てても布切れ一枚とかだから脇毛の処理の有無が目立ちますわね()

 

後半の方のさ、全員ポーズとって、リフトとかもあって、4カウントストップモーションになる時さ、照明がつくのがワンカウント後なのはなんか意図があるのかな?

普通にズレてるとかじゃなくてずらしてるように見えたからちょっと違和感あったかな。

 

んでジーザス登場!

スーパースターの前奏のメロディのとこじゃなくて一旦静かになるところで登場。

 

そして中央部にいる倒れてる男性の手を握ったところでスーパースターの前奏のメロディが流れる。

 

「わぁ〜」って感じするね()

 

M2.彼らの心は天国に

ユダのソロ曲!

やっぱり事前情報ないと本当にわかんないなこれ。

 

この歌本当に大変だよね。

音程が行ったり来たりするし、高音の伸ばしも多いし、高音もロックの発声でしなきゃいけないから、声楽に比べたら喉の負担も大きいんだろうな。

リズムもずっとアップでとらなきゃいけないから体力も使うだろうし。

 

これが一曲目ってヤバイな。

 

佐久間さんの声質が元々ロックっぽいからしっかりこなせてたね。

 

ユダが歌ってる最中後ろの使徒達がなんか独特なリズムの取り方してるのはどういう意図なんだろう。

女性とジーザスは基本的に止まってるからあえてやってるんだろうけど。てかあえてやらないとあんな動きにはならんし。

 

んでミュージカルではなかなかみない歌の転換にフェードアウト。

去るわけでもなく暗転するわけでもなくただただフェードアウト。

 

 

M3.何が起こるのか教え給え

アンサンブルの動きを見た限りだと、"彼らの心は天国へ"の最中に何かが起こって、それについて使徒達がジーザスに「あれは何事ですか。何が起きるのですか。どうぞ教えてください」と問いかける。

 

最初の「なんのざわめきですか 何が始まるのです 何が起きるのですか どうぞ教えてください」

のところ、「何が始まるのです」が若干バラバラってなって揃ってなかったのが気になったかな。

 

「何が起こるのか分かろうはずがない」の後、確か前は「オーイェ」っていう超ロックな歌詞が入ってたけど、今回は「ない」でロングトーンしてたね。

これはまあ正解だと思うw

 

そしてマグダラのマリアがジーザスに「どうぞ冷たい水で頬を冷やしてください」と歌う。

んで「どうぞー」の所でファルセットになってかなりの高音になるんだけど、やっぱり流石江畑さん。めっちゃ綺麗に出てたね。

なんか、マリアにしてはちょっと強い気がするけどw

 

その次の「ありがとうマリア とても気持ちが良い」からさ、ジーザスずっとマリアを見つめながら歌ってるんだけど、そこは真正面見ながら淡々と歌って欲しかったな。

しかも何が変だったかってマリア見つつも歌い方は淡々と歌ってるから、歌舞伎メイクも相まってめっちゃシュールなんだよねw

見つめるならせめて愛情込めて歌いなさいよw

 

そんなジーザスにユダが「何故そんな女に構うんだ」と問いかける。

その時にマリアしっかりダメージ受けてた。

 

一応他の使徒たちもユダがジーザスに問いかけてるの聞こえてるんだね。

 

そんな問いかけに関して「石を持てこの人を打て」と答える。

うん、答えにはなっとらんけどw

 

この時なんか、ジーザスパートの時に伴奏の音量が確実にヒュッて下がったんだけど、これは音響ミス? それとも神永さん不調?

 

そして民衆に「お前たちは私の事など知ってはいない」と言い、民衆は「そんなことありません。あなたはなぜそのようなことを言うのです」と。

 

 

M4.今宵安らかに

ジーザスの苦悩を感じているマリアは、ジーザスの髪に香油をつけて「どうぞお休みなさい」と歌う。

 

その姿を見たユダは「女よなぜ高い香油無駄にするのだ。知らないのか飢え乾いた者達がいるのを」とまた問いかける。

しかし、ジーザスは「貧しい者救うことが出来ると思うか」と返し、使徒たちには「私がいるその間に道を求めよ」と語り掛ける。

 

ジーザスの「私が去った後は~」のファルセット、ちょっとやりにくそうだったのと、あと最後がちょっと落ちて切っちゃったから残念だったかな。

 

そのままジーザスはマリアをはじめとした女達と去って行き、使徒たちもそれに従う。

ユダだけ反対方向に去って行く。

 

この時に何人かだけユダの方について行くんだけど、これって実際にユダの言うことに従ってた人がいるのかな?

このシーンの男性アンサンブルって全員使徒だよね? だとしたら普通に福音書かどこかに書かれてそうなんだけどどうなんだろ。

 

 

M5.ジーザスは死すべし

ジーザスの人気を見て、自分たちの身に危機感を覚えるユダヤ教の大司祭カヤパ、その義父のアンナス。

 

ジーザスになんとかして死んでもらおうと議論する。

 

あの、ほんとにカヤパって飯田さん?w

メイクのせいもあってまったく面影がないw

でも声はしっかり飯田さんである。

 

アンナス、所々声が裏返ってるのが気になるっていうか、まあ多分ロック調ってだしメロディの感じもあるから、わざと裏返らせてるんだろうけど、ちょっと聞きづらいかなって思った。

そう考えたらここ難しいね。カヤパの方はクラッシックの出し方でも特に違和感はないから僕からしたらカヤパの方が楽かもw

カヤパもカヤパで高音から低音まであるから難しいけどね。

 

あと飯田さんの声量w

そんな声張る役でもないのに声量が秀でててもうマイクいらないんじゃないかと思うくらいw

 

んで、この歌、歌詞をよく聞いたら、最終的に「よし、殺そう」ってなるだけで、具体的にどうやって殺すのか全然議論されてないの草。

カヤパに至っては「一か八かでやるのだ あいつをやっつけよう」とかもう超絶IQ低そうなこと言うてるしw

 

 

M6.ホサナ

"ジーザスは死すべし"が終わって拍手が起きそう。っていうか拍手したかったけどそんな間も入れず始まるw

 

いきなり前奏から始まってからアンサンブルが入ってくるからなんか、ちょっと立ち位置つくまでがドタバタしてるように見えた。

エルサレムバージョンだと前奏の前に民衆の歓声が若干入るよね? そんな感じにすればいいのに。

そうか、よく考えたら入る通路が大八車の上しかないからちょっと効率悪いのか。ん~、もうちょっとうまいこといかんかったかな。難しいな。

 

「サナ ホサナ ヘイ スーパースター」の「ヘイ」の部分、最後までずっとメロディで全員やってたけど、「皆の為に戦いを」の後なんかはテンポもゆっくりになって、全員が客席の方見るっていう振付もあるんだから、メロディ無視して叫んだほうが迫力出るし、民衆が狂信してる風になって次につながると思うんだけど。

 

M7.狂信者シモン

はい出ました僕が大好きなこの歌。

前奏の多分あれは尺八か横笛。多分ね。わかんないけど、尺八の所で、民衆が頭を抱えたり耳をふさいだりするんだけど、と思ったら突然音楽に合わせてノリノリになって、ジーザスを称えだす。

 

分からん分からんw 何があったんやw

「みんなあなたを愛します 貴方と神とを信じます... ~ ...あなたの味方 キスをキスをジーザス!」まではエルサレムと振付ほぼ変わらないね。

んで、シモンのソロの時は、多分アンサンブルはフリーで取ってると思うんだけど、そのリズムの取り方がめちゃくちゃ日本の古典意識してた。

エルサレムの方では、ジャズダンスの容量でリズムとってたけど、ジャポネクスだと日本っぽく体全体で床を鳴らしてとってた。

 

「とこしえの栄光と力を得たのです」を繰り返すところで、アンサンブルが集まったり広がったりするところも同様に、日本風のリズムの取り方してた。

 

そんな民衆と使徒に向って「何が力か 何が栄光か 何一つ分かってはいない」と言う。

シモンをはじめとした使徒たちはしっかり傷ついた模様。

 

その場でジーザスを中心に倒れる。

倒れるっていうか多分夜に寝てるっていう演出だろうな。

 

 

M8.ピラトの夢

はい出ました初見置いてけぼり。

初登場で夢の話。しかも誰とも絡まないからお前誰だよ状態だしw

 

実際には、ピラトの妻がこの夢を見て、死刑宣告を言い渡す前日にピラトに忠告したらしい。

これはミュージカルにするための脚色部分かな?

 

てか、ふと思ったけど、このクラッシックな声の出し方してる人がオラフやってたのかw

どんな感じだろうw

 

 

M9.ジーザスの神殿

商人たちが神殿でフリマ的なことをしてる。

最初の方は全員和気あいあいと平和に取引をしてるっぽかったけど、途中から窃盗をしようとする者が現れ、しまいには商品を力づくで奪い合ったりする人が現れる。

 

この時になんか動物の被り物した人がいたりして可愛かったw

あと日本の傘買っとる人おるなw

 

そんな強欲な商人たちを見て、ジーザスは怒りに我を忘れて彼らを追い払う。

 

このミュージカルで一番納得できない歌詞があるんだけど、「つらいこの3年が30年に思える」ってなんかちょっとダサくない?w

「つらいこの日々が途方もなく長く思う」とかにすればいいのに。

 

そんなジーザスに今度は「見てください目が見えません。見てください私の足を。あなたなら治せるでしょう。見てください口が利けない」と病気や貧困を治してくれと押しかける民衆。

 

やっぱりこのシーンはちょっとゾッとするわ。

沢山の人の手がジーザスに向かって伸びてるのは本当に怖い。

 

神永さんさ、ファルセットと地声がなんか違和感というか、ちょっと段取りっぽくなってたの気になったかな。

 

前見たときは「自分で治せ!」の所は怒りに身を任せて振り切っちゃってたけど、今回は「思わず言ってしまった!」っていう表情してたから、これは演出の変更なのかな? それとも清水さんと神永さんの演技プランの違い?

 

 

M10.私はイエスがわからない

悩めるジーザスにマリアが近づいて、慰める。

この時も二人見つめ合ってる。

 

なんかね、私の中のジーザス像って、基本空虚を見つめながら淡々と語ってるイメージだから、「眠ろう安らかに。せめて今夜はここで」みたいなセリフを語り掛けるように言う神永さんの演技プランはちょっと僕のイメージとは違うかも。

 

江畑さんは流石。高音部分も地声で歌ってた。でも違う。マリアはそうじゃないw 裏声使って欲しいw

あとさ、前回のエルサレムバージョンの公演の映像見たときから思ってたけど、

「こんな事ってあるの 私にも」の「私にも」ってところさ、僕は「ラ~ソ#~ファ#~ミ~ファ#~」だと思ってたけど、なんか映像で見た山本さんも今回の江畑さんも「ラ~ソ#~ミ~ミ~ファ#~」って歌ってた。これこそ演出の変更なんかな?

 

そして最後の「愛してる~」もファルセットに上がらず、同じ音程。

 

もしかしてだけど江畑さんファルセット苦手なのかな?

そんなことはない筈だけどw

 

 

M11.裏切り

この歌の前、エルサレムバージョンでもかなりの間があったけど、その間の音楽がジャポネクスだと琴か三味線で、ユダの移動の仕方も能舞台みたいな歩き方だった。

結構な間を使ってこれを表現してたんだけど、これはユダの憂鬱さを表現したのかな。足が重くてなかなか進めない感じ。

「悩み抜いた末のことだ」って言ってるし。

 

手前側の傾斜舞台にたどり着いたら普通に歩き始めて西洋スイッチオン。

 

佐久間さんのユダ、なんか動きがぎこちないというか、一挙手一投足がちょっと動き慣れてなさそうな感じ。

あとなんか左足に体重かけるの癖なのかな? なんか気になった。

 

カヤパとアンナスは銀貨をチラつかせて、ユダにジーザスがどこにいるか吐かせようとする。

アンナスが銀貨袋投げたらその袋にピンスポあたるんだけど、めちゃくちゃピッタリで気持ちよかった。

流石にセッティングした照明じゃないよね? 流石に手動だよね? そのあとユダが拾ってからも追いかけてたから手動だわ。

 

カヤパとアンナスがユダをじりじりと投げた銀貨袋の所に移動させてるのがなんか草。

手でやるんじゃなくてしゃがんで膝使ってやるからなんか子供あしらってるみたいw

 

ユダは銀貨袋を手にして「木曜日の晩に彼は一人でゲッセマネにいます」と言ってしまう。

 

なーんかここの心理描写雑だな~。

ユダがお金に目がくらんでるのが分かりにくかったし、銀貨袋拾った後も歌い初めまでめっちゃ速かったから、「意外とあっさり?」って思っちゃった。もうちょっと葛藤の沈黙があっても良いんじゃないかな~?

 

 

M12.最後の晩餐

ユダ、はけないんだね。

ユダが舞台上に残ったまま11人の使徒とジーザスが入って来る。

あの、一つ気になったのがさw いや、これは仕方ないことなんだけど、使徒の中にめっちゃガリガリな人とちょっとぽっちゃりした人がいて、一応設定では使徒たちって食べてる物とか生活とか一緒だから体型って似て来そうなものだけどなぁ~...w

まあそこは想像で補いましょう。

あ、そうだ遺伝だ。遺伝だよ遺伝()

 

ジーザスが「そのワインは私の血潮。そのパンは私の体。みんないつの日かワインとパンとで私の事を思い出すだろう」と言い、その後我に返ったのかジーザスは「思い出すだと私がみんなに求めているとは」と失言を嘆く。

うん、情緒。

 

そしてジーザスは予言を始める。「お前たちの一人は私に顔を背けて一人は私を見捨てるだろう」と。

その時めちゃくちゃユダのこと見てる件。いや、もう他の使徒たちにバレバレw

 

まあその後ペテロはしっかり名指しで「三度も私の事を知らぬと言うだろう」って言われるんだけど。

ユダだけなんで代名詞使われてるんだ。

 

そしてユダはジーザスに「裏切るのが誰か知ってるくせに」と問い詰める。

そりゃさ、片手に銀貨袋持ってたら分かるっつーの()

 

「みんなで明日からもあの人に従い~」のメロディは大好きです。たまに口ずさんでます。

 

「思った通りにここを出て行くがいいさあ! さあ!」のファルセットの所、普通に叫んでるだけに聞こえちゃった。

 

そしてユダが言われた通りに行き、ジーザスは最後の祈りをする。

プログラム曰く、ジーザスは使徒たちに「私が祈りを捧げている間、一緒に起きているように」と言われていたのに全員眠ってしまったそうです。いやジーザス不憫で草。てかせめて狂信者のシモンは起きとけw

 

 

M13.ゲッセマネの園

はい出ましたビッグナンバー。作中唯一のジーザスソロ!

本当にミュージカルの男性ソロの中でも特に難易度の高いこの歌。

 

やっぱり、流石神永さんといったところで、めちゃくちゃこなしてた。

 

「あぁ~なぜ今 おおなぜ死ぬのか」の最初の「あぁ~」のファルセットの所で膝がめちゃくちゃガクガク動いてるの気になったけど。

あと「死に様~」のロングトーンちょっとつらそうだったな。若干かすれてたし。あと8カウント伸ばせば一番美味しくできるね。

 

そういえばこのロングトーン最後まで伸ばせた人、芝ジーザス以外に聞いたことないんだけど、他にいるのかな?

分かんない。普通に知識不足なだけかも。

 

んで、一通り終わった後拍手したかったんだけどそんな間もなくユダが入って来て。

「奴はあそこにいます」

おーい! もうちょっと待ってよ~w

 

M14.逮捕

ユダの裏切りによって兵士にとらえられたジーザス。

使徒たちはジーザスの為に戦おうと剣を取るが、ジーザスはそんな使徒に向って「剣を捨てろ 何故戦うのだ。終わりが来たのに」と言う。

 

すると民衆は表現して、ジーザスに罵声を浴びせ始める。

 

ここの豹変が急すぎて知ってたのにびっくりよ。

やっぱりこの辺もジーザスの話を完璧に知ってたら違和感ないのかな?

ここでなんで豹変したか勉強しないとだね。

 

そしてジーザスが捕らえられたことに歓声を上げる。

ジーザスの神殿と同じメロディなんだけど、本当に民衆の豹変具合が凄すぎてある意味めちゃくちゃ怖い。

 

そして民衆にあおられ、ジーザスはピラトの所に向わされる。

 

 

M15.ペテロの否認

ペテロは炉端の女と兵士と老人に、「ジーザスと一緒にいたでしょう」と咎められ、三度も「知らない」と答える。

最後の「知るもんか! あんな奴!」ってセリフの言い方が悪い意味の方でめちゃくちゃ劇団四季。

演技...

まあこのシーンのおかげで「あぁ、自分劇団四季観てるわ」実感できました。

 

その様子を見たマリアは、「予言の通りね 怖いくらい」と呟く。

 

 

M16.ピラトとキリスト

ピラトとジーザスが初対面。

ピラトは、民衆から神様と言われている男が、平凡なただの男だということに驚き、ジーザスの裁きをヘロデに任せることにする。

 

プログラム曰く、自分の手を汚さないためにヘロデに任せることにしたらしい。

ピラトもピラトで腹黒いんだな()

 

そして今度はヘロデの元に向わされる。

この時に「ホサナ」のメロディで「ジーザスクライスト あの力は今どこへ消えたのか」と民衆がジーザスを煽る。

 

この時にジーザスの左側にいる男性がめちゃくちゃ横向きに体反らせて超煽り姿勢してんのなんか面白かったですw

 

 

M17.ヘロデ王の歌

いよいよ来ましたヘロデ王!

まさかの上手側に日本の和服を着た女性が2人。

めちゃくちゃ動きも和でなんか面白かったw

 

ヘロデ王に関しては、なんか、丁寧w

大森さん絶対真面目でしょw

もっとふざけて欲しかったかなって感じ。

 

でも音程はすごい正確だったし、動きのコミカルさもちゃんと日本風になってたから、もう数回公演して、その間に色んなコミカルな役やっていったら物凄いヘロデ王になるんじゃないかなって思った。

 

あと感想部分の時って女性歌ってなかったっけ?

エルサレムとジャポネクスで違うのかな?

 

んでまぁ黙り続けるジーザスにキレて「とっとと出ていけ見るのも嫌だ」と追い払う。

 

 

M18.やり直すことはできないのですか

マリアとペテロが、ジーザスの運命を嘆いて「お願いですやり直しはできないのですか」と神に問いかける。

 

いやぁ、お上手

 

音域的にも江畑さんに合ってるから、強すぎず綺麗に歌えてた。

 

 

M19.ユダの自殺

ジーザスをカヤパに売り渡してしまったことをひたすら後悔するユダ。それを煽るように「お前のしたことは正しい。お前は語り継がれていくだろう」と言うカヤパとアンナス。

 

なんかさ、ここまでの一連の流れでユダがしてきたことってさ、言ったらユダの考えの中ではジーザスのためじゃん? でさ、僕思うんだけど、ユダってジーザスに対して尊敬以上の愛情を抱いてたんじゃないかなって思った。

 

「心の中は闇だ マイゴッド」からは佐久間さんの歌い方的にも照明的にも音楽的にもすっごい不気味だった。前回のエルサレムだと"ジーザスの神殿"の方が怖かった印象あったけど、ジャポネクスだと断然こっちの方が怖い。

 

それからユダが死ぬところは、大八車で山を作って、ユダがそこを乗り越えた瞬間に客席側の大八車が畳まれて、そのまま舞台後方にスライドして見えなくなるっていう。

 

 

M20.ピラトの裁判と鞭打ちの刑

なぜだろう。この歌を聞くとね、「あ、もうそろそろ終わっちゃうのか...」ってちょっと寂しくなるw

 

この曲に関してはね、本当にリプライズとしてクオリティがえげつなく高いと思う。

何がすごいってリプライズに関してはこの演目の中でも何個かあるけど、この曲は序曲のリプライズだよ? しかも1分半も一緒なんだよ? これえぐくない?

 

いや多分こっちの方が先に作られたんだろうけど、逆にそれを序曲にしようっていう発想もエグいw

あ、逆にわざとどっちにもできるように作ったのかな? 序曲の時点でジーザスの運命を暗示してるとか?

 

この歌のジーザスパートってめちゃくちゃ音程取りずらいよね。実際楽譜にはどう書いてあるんだろう?

気になって英語バージョン調べてみたら、「王国などないのだ」は同じだけど、そのあとは英語バージョンだと「I have got no kingdom in this world. I'm through through through」って感じで伴奏でなってる三つの音に「through」って言葉で音ハメしてた。

 

かなりの字余りだったんだな。こういうところで訳詞の初心者感がにじみ出てるねw

 

ここの裁判の内容に関して思ったことは全体通してのところで語ろうかな。

 

そして鞭打ちの刑。

何回目の時か忘れたけど、ジーザスが下手側に引きずられたときに、一人の女性がジーザスに急に抱き着いたかと思ったら、背中委の服をはぎ取ったのね、んでその後しばらくして観客に背中が向けられたときに、背中に鞭でめちゃくちゃ打たれた傷がついてるのが見えた。

んん~、下手側、しかも前方だったし、そこで服はぎ取るよりも、そのあと上手側の後ろの方行くんだし、そっち側にも何人か人いたんだから、背中の布はぎ取らせるのはその人にやらせた方がスムーズじゃないのかな? 女性がジーザスの前にわざわざ出てきてて不自然だったし。

 

あと神永さんちょいちょい鞭うたれた時のリアクション忘れてたなw

 

ジーザスに近づこうとする民衆を引き離す衛兵たちもむち打ち前よりだいぶ疲れてるのもなんか切羽詰まった感じがしていいね。

 

「お前が望むのなら~」からの迫力はめちゃくちゃすごい。

ただこの時アンサンブル、しかも立ってる人ががっつりセンターにいてそれはどうなんだ? とは思っちゃったけどw

 

そしてきますよいよいよ

 

 

M21.スーパースター

あーはいきましたクライマックス!

 

とくに有名なこの歌。

 

アンサンブルの動きが一瞬ストップモーションになるのも好きなんだよね。

んでこの歌、この作品の中でも特にロック色が強いから、佐久間さんの声がめちゃくちゃ合う!

 

あとソウルガールは、エルサレムと違ってずっと棒立ちで歌ってた。

それもそれで日本の雰囲気出てていいね。

 

二番からジーザスが自分が貼り付けられる十字架を運んで出てくるんだけど、案外その時アンサンブル喋ってる? なんとなく声聞こえたような気がする。

気のせいかな?

 

あとユダよ、最後のフリー部分、ペース配分ミスったやろw

なんかね、途中まで順調にラストに向かって盛り上がっててすごい上手だったのよ。そしたらなんか急にワンエイトくらい隙間相手、そこから先はなんかちょっと声小さくなってたから、あ、ちょっと見積ミスってるw って思っちゃったw

 

M22.磔 M23.ヨハネ伝・第19章41節

やっぱりスーパースターでひとしきり盛り上がった後、静寂の中に響くあの釘の音はすごい怖いね。

 

エルサレムバージョンではスーパースターの一番の時にあった、柵から人々が顔をのぞかせるポーズがジャポネクスではここで。

 

女性が笑うのが高笑いじゃなくて低めの声でゆっくり笑う方になってたけど、これは演じる人による違いかな?

 

神永さんのこれすごく好き。

なんか、落ち着きすぎでもなく、かといってジーザスっぽさがなくなるほど取り乱すわけでもなく、ちょうどいい塩梅だった。

 

ほんでここのバックの音楽こんな怖かったんやな。

 

前回「ジーザス頭下げるタイミング絶対ミスった」って書いたけど、今回も同じタイミングで顔下げてたわ。演出だったわごめんなさい。前回の清水大星さん。

神永さんは一回顔下げた後も、まだ死んでないってことを分かりやすくするためか、ちょっと激しめに肩で息とってたから、ちゃんと演出だなって思った。

 

ジーザス死んだ後マリアがジーザスの元訪れる演出はジャポネクスだとないんだね。

普通に死後のエピソードとしてしっかりと文献もあるものなんだから入れればよかったのに。

歌舞伎の雰囲気には合わないのかな?

 

今回ね、ちょっと観劇しながら、ジーザスと一緒に息止めチャレンジしてみてたんだけど、半分も持たなかったわw

もっと肺活量鍛えまーす!

 

そしてカーテンコール。

音楽もないためこの重い空気が晴れることなく終演~!

 

全体通して

ジャポネクスとエルサレムどっちも良いな~。どっちが好きとかない。どっちも良い。どっちも好き。

来年エルサレム上演されるから絶対観たい。で、エルサレム観たら絶対今度はジャポネクス観たくなるんだよw

最初は、イエスキリスト×ロック×歌舞伎ってどうなんだろうって思ってたんだけど、結構いい塩梅で和洋折衷になってたから、全く違和感なく見れたし、なんなら分かりやすかった。

まあ分かりやすかったっていうのは僕が歌やらセリフやらを覚えてたからっていうのもあるだろうけど。

で、この作品って、最初は「ロック・オペラ イエス・キリスト=スーパースター」っていうタイトルだったのが、今の「ミュージカル ジーザス・クライスト=スーパースター」になったわけじゃん?

僕の感覚では、この作品はミュージカルじゃなくてロックオペラだと思う。歌がぶつ切りというか、ミュージカルでの歌の使い方とはちょっと違うなって思った。

まあこの辺は人によってということで。

あと、他の色んな宗教的な知識も増えた状態で改めて観ると、本当に新約聖書なんだなって改めて思った。

ジーザスが裏切り者がユダだってことを知ってたり、ピラトがジーザスの死刑に消極的だったり。

こりゃカトリック教徒から上演中止デモが起こるわけだ。納得。

あと、前見た時はユダの出番が異常に多いなって印象だったけど、意外とそうでもないかなって思った。ジーザスと同じくらいじゃないかな? まあ歌ってる量は圧倒的にユダの方が多いんだけど、舞台上に居る時間はジーザスの方が多い気がする。

でも本当に、大好きな作品です。

この作品に関しては他の作品よりも声を大きくして言わせてください。

今のキャストでCD発売お願いします! できますれば、エルサレムバージョンとジャポネクスバージョンの二つ販売してください! できますれば同じケースの中にCDが二枚あって片方がエルサレム片方がジャポネクスって感じにしてください。

本当にお願いします本当にお願いします本当にお願いします。美女と野獣の舞浜verもまだ買ってないからほしいけどもし販売するならBBよりもJCSを優先しますのでお願いします()

 

 

キャストに注目

 

ジーザス役、神永東吾さん

やっぱり安定のジーザス。結構はまり役だと思う。

CD聞いてクリストフも結構はまってたから神永さんって意外と幅広いんだね。

歌も超うまいし演技も超うまいし。

でも今回に関してはちょーっと、ちょーっと調子悪かったか?w

なんか、僕の知ってる神永さんより声量がなかった感じがしたし、あとゲッセマネの園のロングトーンでちょっと声がかすかすしてたのも気になったかな。

まあジーザスってシャウトあるし低音も出さなきゃいけないから本当に一公演で喉にかかる負担えげつないと思う。それをシングルでずっとここまでやってるんだから本当にすごい。

ただ劇団四季も劇団四季でジーザス役とユダ役ぐらいはダブルにしてやれよとは思うけどw


イスカリオテのユダ役、佐久間仁さん

結構特徴的な声だよね。なんでこの声質でBridgeの時にファントムやってたんだろうw

でも今回はロックミュージカルだし、張り上げる高音も多い役だから、相性がめちゃくちゃ良かった。

歌もブレないから安心して聞けるし、シンプルにカッコいい。

自殺するところの取り乱し方もしっかりこっちに鳥肌立たせてくれたし、ジーザスへの苦悩もめちゃくちゃ見えた。

唯一姿勢がなんか足踏みかえたり左足に寄りかかる癖があるのは気になるけどそのくらい。

 

マグダラのマリア役、江畑晶慧さん

歌はうまいし表現力もあるんだけど、マリアにしてはちょっと強すぎるかな~。

私はイエスが分からないとかはあんまり声張らずに裏声とか使ってほしいけど、全部裏声でいっちゃったかっていう。

確かに声の迫力はあったんだけどマリアはそれを見せる役ではないんだよな~...

ごめんなさい。江畑さんの実力は本当に尊敬するんだけどちょっと今回は役が悪かったと思いますはい。


カヤパ役、飯田洋輔さん

ルックスだけ見たら絶対に飯田さんって気づかないw

声はめっちゃ飯田さんだけど。

やっぱり安定のうまさだな〜。この作品の中の数少ないクラッシック枠の役目にぴったり。

声といい演技といい僕のイメージしてるカヤパ像にピッタリだった。

エルサレムバージョンの時もぜひ出て欲しいな〜。


ピラト役、山田充人さん

この人も数少ないクラッシック枠。

山田さんもめちゃくちゃ上手いし、優しさも滲み出てるから、裁判のシーンで死刑に消極的なのがすごいハマってた。

上手いけどやっぱりこの人がオラフやってるのが想像できないw

アナ雪見る時この人オラフやってて欲しいなw

 

雑談コーナー

前回の投稿がファインディングネバーランドで5月の観劇、で今回が7月の観劇なんだけど、実は6月に2本観劇してるんですよw

音楽座の「泣かないで」と、劇団昴の「ダブリン・キャロル」の二つ。

感想を書こうと思ったんだけど、実はこれ両方とも知り合いのコネでちょっと安くしてもらったやつだから、案件ではないけどどうしても忖度が入った感想になってしまうと思って、あえて書いてません!

今日の雑談は以上!


ということで今日のところはおつりゅーた!