2021/07/31の観劇。

いやーいよいよ観れますわ。伝説のアラジン。

アニメ映画も実写映画も既に視聴済み。あんまり記憶はないけど、ある程度のストーリーとか構成は覚えてるよ!

あとついでに初電通四季劇場海かつ、初四季劇場かつ初東京での観劇。

今回もCDを事前に聞いての観劇。(ただし覚える程は聞いてない。)

 

 

キャスト

ジーニー・・・瀧山久志

アラジン・・・厂原時也

ジャスミン・・・平田愛咲

ジャファー・・・深水彰彦

イアーゴ・・・嶋野達也

カシーム・・・萩原隆匡

オマール・・・戸高圭介

バブカック・・・藤田光之

王(サルタン)・・・青木朗

男性アンサンブル・・・菊池貴大、成田颯太、高橋徹、堤箸一平、永田俊樹、菊池俊、二村誠俊、櫻木数馬、富永雄翔、照沼大樹、塚田正樹、廣野圭亮

女性アンサンブル・・・宮田愛、篠原真梨子、島田栞、伊藤瑛里子、多田毬奈、嶋本優美子、田代美里

 

ソング&ダンス以来2度目でありアラジンのジーニー役レジェンド、瀧山さん。

ソンダン、カモメ猫のゾルバ役から3度目の厂原さん。

異国の丘のDVDで神田役をしていた深水さん。

ロボットインザガーデンのカトウ役以来2度目かつ、新作バケモノの子で振り付けをする萩原さん。

カモメ猫の博士役以来2度目の青木さん。

ライオンキングのシンバ役以来3度目の永田さん。

コーラスラインのラリー役菊池俊さん、キャシー役宮田さん、ジュディ役多田さん。

 

こう見ると本当に再見の俳優さんが多くなってきたなぁ。そのうち出演者全員再見になりそうw

 

でも壁抜け男みたいな出演者が少ない方全員がプリンシパルの演目だったらありえそう。

 

ほな感想。

一幕一場

M1.アラビアンナイト

ジーニーの語りからスタート。

このランプって取り出したら別の何かで「さっき浅草で買ったやつw」っつっていきなり笑いを誘ってた。

 

「俺っていいこと言うなぁ・・・(観客の一人を見て頷く)」これ好き。

 

そして砂漠を模した幕が上がると豪華なセットが登場!

それ天井に収まるんだ。結構広いんだね。

 

「おいで おいで 始めようか

我らのアラビアンナイト」

ここのゾクゾク感すごい。めっちゃ好き。

 

ここら辺のアンサンブルって目立ってる時は超踊るし、目立ってない時は小道具移動させたり小さく踊ってたらマジで忙しそう。しかも歌いながらやし。

 

ライオンキングのサークルオブライフの時もそうだったけど、一度に色んなことが起こりすぎてあんまり歌が入ってこねぇ。

 

「どんな願いも叶えてくれる

嫌だけど しょうがない」

これとかも後の展開の結構な伏線になってるのに聞き逃しちゃいそうだし。

 

そしてこの時点で既に瀧山ジーニーのうまさとハマり具合がすごい。

そりゃ山寺宏一さんもベタ褒めするわけだ。(ラ・アルプに書いてあった」

 

 

一幕二場

アラビアンナイトからの本編始まる切り替え好き。

ジーニー普通に去ってくからなんか違和感ありそうと思ってたけど、セットの後ろに隠れた時にちょうど上手側から来た小道具を運ぶ人と入れ変わってて、すげぇってなった。

 

ここのシーン結構ジーニーのアドリブがあって、他のジーニーだったらどうするだろうとか考えてなんか東宝ミュージカル観てる気分になった。

 

カシームのセリフ「おい!俺の友達に手出したらどうなるか分かってんだろうな!剣を持っているな!なら話は別だ」

吹いてもうた。

これでもうカトウで培った「真面目でお堅い男性」のイメージは崩れました。

ホントに人違って見える。

 

M2.逃げ足なら負けない

このシーンマジですごくね?

アニメ映画であるコミカルにひたすら逃げるのを人がやってる!

物陰に隠れてやり過ごしたり誰かに助けてもらったり。

これはアラジンだけじゃなくてアンサンブルにとっても結構難しいだろうな。

 

しかも結構色んな人がごちゃごちゃしてるシーンだけど、観客の目線を自然と必要な人に向ける工夫がされてて面白かった。


「クズ!盗人!悪党!とっちめろ!」

「パンひとつだけさ」

あれこれってバルジャン?笑

 

最後アンサンブルの掛け合いの時にちょっとアラジンの声がかき消された感あったけど。

 

続いては盗んだパンを乞食にあげるアラジンの人情あふれるシーン。

このシーンってあんまり笑いはないしコミカルさもないから子供はちょっと飽きちゃうかもだけど、このアラジンをヒューマンストーリーにするには絶対必要なシーンだよね。

 

M3.自慢の息子

ホントにいい歌。

厂原さんってこういう綺麗で心の内を歌う歌うまいよね。

 

徐々に人が減って途中からは完全に一人になる演出も好き。

映画ではこういう視覚的な孤独って表せないから、舞台ならではで結構好きなんだよね。

 

一幕三場

ジャファーとイアーゴのやりとり。

イアーゴうまくない? コミカルな演技はもちろんだけど、ディズニーっぽいコミカルさでめっちゃ作品の雰囲気にあってる。

しかも、声も結構細くやってるけど多分あえてそういう声にしてるよね?

この人、できる!!

 

ジャファーの言うことをまんま繰り返すイアーゴに「お前はオウムか」というイアーゴ。

オウムだよ!って突っ込みたくなったけど舞台版では人間の設定だった。

原作知ってるとより楽しめるシーンだね。

 

サルタン王登場。

アニメ映画のコミカルでおバカな感じではないんだ。サルタン王に関してはちょっと実写映画の方が近いかもね。

 

ジャスミン結構ハマってるなぁ。

王女っぽい気品のある声質だけど、一人の少女としての夢見る感じも伝わってきた。

 

一幕四場

一個前の場面のそうだけどさ、背景すごくない?

綺麗な模様。さらに今更だけどジャスミンの衣装も。

 

M.6

壁の向こうへ

「あの人たちのプロポーズ」

「私のこと何も」

のメロディの歌い出しでジャスミンちょっと音外しちゃってるの気になった。

ミュージカルってなんかこういう系統の曲多いよね。

シャドウランドとか、自由を求めてとか。

そりゃ決心する系のシーンは歌入れやすいもんね。

 

一幕五場

ジャファーとイアーゴ。

なんか二人が悪巧みをするシーン。

そこで、ジャファーが書いた「悪巧み大辞典」を参考に。

・・・あれ、悪巧み大辞典ってエルコスの祈りにも出てきたような気が・・・

ワクワクしながら聞いてたけど魔女狩りのページはないんかい!(だいぶコアな劇団四季ネタ)

 

アニメ映画でも実写映画でもダイヤの原石はジャファーが自分で探してたけど舞台では教えてくれるんだね便利だね。

ここの見せ方はすごかった。

本からは本物のスモークが出て、そのスモークのちょうど重なるところから映像が幕に映し出されて、アラジンの姿が映るんだけど、最初煙が形になった時一瞬本物かと思うくらいリアルな映像と絶妙な配置だった。

これ二階席から観たらちゃっちく見えるだろうな。

 

一幕六場

M.7バブカック・オマール・アラジン・カシーム

この歌の前にそれぞれ「〇〇ステップ!」っつって短くフリをやってるのが、途中で繰り返し出てくるのが面白かった。

あるよね、登場人物それぞれにメロディがつくライトモチーフってやつ。それのダンスバージョン。

面白い。

 

何が面白いってそこにひっそりと隠れてるジャスミンも一緒になってノリノリに踊ってるんだよね。

 

市場に出るのが初めてなのによくおそんなに踊れるわね。

 

萩原さんカトウとカシーム両方できて両方はまり役なのすごくない?

 

こういうショー形式のナンバーは結構好きよ。

 

でも

バブカック「真面目に働けと言われても」

カシーム「しっかり」

オマール「稼げと言われても」

のオマールの最後の音が上がりきってなかった。

音域的にきついならさ、プンバァの「我が若かりし日に〜」みたいにしっかり外しちゃえば良いのになって思った。

オマールのキャラ的にも作品の雰囲気的にも場面の空気感的にもそこまで違和感ないと思う。

 

一幕七場

このシーンは特にお気に入りのシーン。

生い立ちや身分の全然違う者同士だけど、心の底に眠る夢や思想に共通点があって底に惹かれ合う。ありがちだけどこういうのが一番見ててキュンとしちゃう。

「ねえ、自由に飛び立って二度と振り返らずにいられたらって考えたことある?」

「毎日朝から晩まで」

「だったらそうしない?」

やってみたいなこういう会話。

 

最近ちょっと恋愛欲求が高まってきたとこだから、このシーンだけでもう泣きそう。

M.8行こうよどこまでも

はい。泣きそう。

お互い本当に相手に心許した感じがあっていいなあ。

 

アラジンの家を広く使った振り付けも好き。

 

そこにアラジンを捕まえに衛兵が追ってくる。

 

一幕八場

あのー、そんなに縦横無尽にセット動くのにレールもワイヤーもない電動ってすごくない?

 

衛兵に身分を明かしてアラジンを解放するよ頼むジャスミン。だけど王女にそんな権限はないとのこと。

 

そこでなんとジャファーが衛兵からなんとかアラジンを守る。

 

ここで、ジャファーは「アラジンの叔父です」って言って追い払うんだけどさ、この時の声が結構高い声なの。・・・まってその演出は牧野公昭さんの得意分野やんけ牧野ジャファーで観たい!

 

M.9ダイヤの原石

この歌自体は特に目立ったものじゃないんだけど、これで歌いながら背景とかセットが動いて、洞窟の場所に向かってる演出いいね。

 

洞窟のルックスそれで良かったのか・・・

なんか、虎の顔なのよ。でもそれは原作もそうだから良いのよ。目を光らせちゃってるからちょっとちゃっちく見えちゃう。

 

一幕九場

コインタワーすげえ。いや、豪華すぎな。

 

いや、外と中で話できるんかい。

映画だと結構奥の方にあったからあくまでその設定のままなのかなって思ってたら実際の距離感も舞台にあるままなんだ。

 

そして、そして、そして、皆様お待ちかねの

ジーニー登場!

 

あれこれランプからはスモーク出ないんだっけ。

なんかのテレビでこのシーンが映った時は出てた気がするけど・・・トラブル?

正解がわかんない誰か教えて。

 

ジーニー登場してから観客ずっと笑っぱなしなんだけど。マジでジーニー面白い。っていうか瀧山さんすごくない?

 

ジーニーはアラジンの登場人物の中で唯一観客と絡めて、唯一アドリブができて、唯一メタ発言ができるから、暴れっぷりがすごい。

台本しか喋れないアラジンと自由に暴れまくるジーニーの構造も面白かった。

 

何気にコーラスラインもぶっ込んできよって。

「いや、わしゃ山口から出てきたほっちゃ」自己紹介もして

「このお兄さん頭打っておかしくなってる〜www」観客とも絡み

「この後僕のビッグナンバーが控えてるから早くしてー」メタ発言もし

いや詰め込みすぎな。

 

M.10 理想の相棒-フレンド・ライク・ミー

はい待ってましたこの歌!

なんか、急にスタンドマイク出てきてびっくり。

ビッグナンバー始まったのに一瞬ざわついた。

最初の方手拍子起きてたんだけどさ、もうここもかなり色んなことが起こってるから手拍子してる余裕がない。途中でリズム崩れるがな。

 

手品とか花火とかもそうなんだけど、あの高スピードのスターリフト本当にすごいな。

怖そうだし、立ってるだけでも難しのに綺麗に飛んで着地して踊るって、並大抵の努力じゃ無理だよなぁ。

 

コインタワーから女性が出てくるところはどうやってるんだ?

多分途中で横から出てくる感じなのかな?って思ってたけど、後でプログラムに載ってた写真確認すると、洞窟の中のシーンからずっとコインタワーの前にいるっぽい。

まじでわかんなかった普通にコインタワーに見えてた。

 

アラジンが椅子に座ってそれに布かけて箱の中から出てくるやつとか普通にちゃんとした手品でいいね。

 

これはCD聞いてて知ってたけど、美女と野獣とリトルマーメイドとポカホンタス入れ込むのセンスあるよね。

 

この日は2回公演だったっていうのもあってか瀧山さん後半結構バテてたね。

そりゃこの歌結構体力使うもんね。

 

あと何気にこのシーンアンサンブルの早替え多いんじゃないかな?

 

最後ゆっくりのテンポで「ご主人様願いをどうぞ」っつって階段降りるところあんまり足上がってなかったのが気になったかなぁ?

二回公演だしバテてるからある程度は仕方ないけど。

 

そしてこのシーンが終わるとかなり長尺な拍手!

ざっと15秒くらい続いたんじゃないかな?

劇中の拍手でこれだけ長く続いたのは初めて観た。

 

これはライオンキングのヒーリブリプのように、フィニッシュ→拍手→曲が流れてダンスでアンサンブルがはける

こんな感じ。

 

そしてアラジンが「この洞窟から一緒に抜け出すなんてのは無理なんだなぁ」のセリフの後のアドリブ。

以前にテレビで見た道口ジーニーは「おい、おい、アラジンさんよ、なんだって?」を田中邦衛さんのモノマネで言ってたけど、瀧山ジーニーは

ジーニー「は?」

ジーニー「・・・は?」

ジーニー「・・・は?」

観客「(笑う)」

ジーニー「(真似して)ハハハ」

ジーニー「・・・は?」

なんか、USJのモンスターロックショー思い出した。

 

アラジンのとんちで願い事を使わず脱出できた時のジーニーもまた面白い

 

「(荘厳に)このジーニー様を騙すなんて・・・(オネェ風に)いじわるぅー!」実写映画のジーニー登場シーンみたいな?

 

 

一幕十場

ジャファーって別にジャスミンに惚れてるわけじゃないんだよね?

単純に王様になりたいだけだよね? なんかその辺の設定がちょっと忘れてしまう。

 

一幕十一場

アラジンとジーニーと肩を組んでフレンドライクミーをレクチャーされながら登場。

めっちゃ友達やないかい。

 

M.11一幕フィナーレ

そこで、アラジンが一つ目の願い事。「王子になりたい」を言う。

さっきので疑心暗鬼になって「それは正式な願い事か?」ってちゃんと確認してるの可愛い。

 

ここの早替え結構すごいよな。

脱いでる? 上に着てるだけか?


どちらにせよ早替え成功で拍手起きてたから多分難しいやつかな?

 

ここの背景に出てるやついいよね。

水の反射で映ってるやつもしっかり作っちゃうっていう。

 

なんかその背景観てるのも楽しかった。

 

 

二幕一場

アントラクトがCDに収録されてないのがもどかしいな。

 

M.12プリンスアリー

バブカック・オマール・カシームが召使として王子の登場を報告。

カシームの

「どうぞどうぞ カモーン! パーン!

・・・どうぞどうぞカモーン!パーン!

・・・どうぞどうzだめだこりゃ」

この間が本当にお笑い芸人さんレベルでうまい。

 

この後の「さあおでましになる」が揃うの凄いよね。

 

このシーンさ、アンサンブル大変そうだね。

一人何回着替えてる? しかも全部早替えでしょ?

次々と色んな衣装で色んな小道具持って行かないとだからしんどいよな。

 

あと地味にここの背景、壁をまっすぐに作らず、ちょっとふかんのアングルから見た壁を作ってるのがうまいなって思った。天井の高さを表現したのかな?

 

ここマジでノリノリになれる。

地味に白い猿ってアブー出てきてるし。

 

それを見たサルタン。怒るか? 怒るか? ノリノリなんかい。

 

アラジンが調子に乗っちゃって余計な発言をしたのをジャスミンは聞き逃さない。

あらら嫌われちゃった。

気に入られたくて必死に自分を偽ってるのに余計に嫌われる。こういうのが一番つらい。

 

マブダチ三人ともギクシャクしちゃうし・・・

コメディ作品ならではの引き立った気まずいシーン。

オペラ座の怪人みたいな世界観だと気まずいシーンってあんまり引き立たないけど、コメディ作品だと、他が結構楽しい雰囲気な分引き立つよね。

 

このシーンでアラジンを一回王様の耳はロバの耳の世界に転送してあげたい。

「お言いなさいな ホントのことを・・・

森はいつでも生きている ホントのことも生きてる」

アラジンがこれ歌ったら結構良いように事が進むんじゃねえのか?笑

 

二幕二場

M.13新しい世界-ア ホール ニュー ワールド

いや舞台機構が気になりすぎて歌が入ってこんのや。

多分四本ワイヤーなんだと思うんだけど、ワイヤーって回転の動き出来るのかな?

しかも月にかぶってる所で目を凝らしてもワイヤー見えなかったし。

 

一列目で観たら結構見えるって聞くから、アフターコロナでチャンス伺おう。

 

でも星の動きで二人がどっちに進んでるのか見えるのすごいね。

 

二人が帰ってきていい感じになって、ジャファー登場!

他の人の感想でも指摘してたけどさ、法律でも守られてるジャスミンの部屋に警備員が一切いないのはいかがなものか。

しかもジャファーさ、出てきた方向的にジャスミンの部屋の奥の方だよね?

さらに大問題な気が・・・

 

ほんでまあ結局捕らわれてしまってそこにオマールがやってくるんだけど、オマールお前は何しに来た?

 

二幕四場

M.14危険な冒険

ここは、二幕の中では一番お気に入り。

CD聞いた感じだと「ハーイアドベーンチャー!」が印象的だったぐらいしかないんだけど、実際に観てみるとこのシーンは色々詰まってる!

ディズニー映画の笑いの取り方をまんまやってる。

衛兵の最後に入ってカモフラージュしたり、うまいこと入れ違いになったとおもったら普通に気付かれたり。

 

特にあのゆっくり走るところ。めっちゃ速く走ってるのをゆっくり動くので表現してるやつですかと思いきやその隣を普通に歩いてる人が「なんやこいつら」みたいな目で見ながら通り過ぎるやつ。

 

あと、必死な戦闘中にジャスミンの側近三人が現れて

「ハァイ!」

「ハァイ!」

「ハァ゛イ!」

これもディズニー映画でよくあるよね。

 

このシーンだけでももう一回見たい。緊迫感あるはずのシーンなのにずっと笑ってた。

 

一幕六場

四人して捕まっちゃいましたと。

 

アラジンの後ろポケットの中に魔法のランプがあるから出してくれのくだりも良いね。

隣のカシームが、右手で取ろうとしたけど繋がれてるから取れない。

バブカックが「反対の手使ったら?」

カシーム「できたあ!」

どないやねん。

それで、アラジンを呼ぶと、カシームの後ろから出てきてカシーム潰されちゃう。

映画とかアニメとかと違ってCGが使えないからアナログなことしか出来ないっていう舞台の欠点を逆手にとった笑いどころ! いいね!

トムとジェリーみたい。

 

M.15 一人じゃないさ

めっちゃ急がなきゃい、早く解放してほしいのにのんきに歌って踊ってる感じもディズニーっぽいな。

歌ってる間は特に悪いことは起こらないし悪役も待ってくれるっていうミュージカルの都合の良さを皮肉ったようにも見える。

 

からの普通にマブダチ三人捕まるんかい。

 

二幕七場

本当のことを言おうとするアラジンだが、話がかなり進んでしまって引くに引けない状態。

ここではだかの王様の世界に転送したらどうなる?

「毒を食ったら食っちまえ食っちまえ 皿までバリバリと食っちまえ食っちまえ」

こっちはちょっとやめとこう。

 

マントのの中にランプを入れるのわざとわかりやすくしてるのいいね。

なんか、意味のない伏線にも使えそう。

 

M.16自慢の息子(リプライズ)

歌いながら着替えてその着替えの最中に、ランプの入ったマントをジャファーに渡してちょっとヤバイ雰囲気を出して、バラードだけど飽きの来ないようにしてるの良いね。

 

二幕八場

M.17プリンス アリー(王のリプライズ)

初めて感じた劇場内の空気が明らかに劇中にあることを。

二幕最初のプリンス アリーでは結構劇場内がノリノリだった感じだけど、今回は同じメロディで多分キーも伴奏も似たような感じなのに空気がぴりついてる。

 

なるほどね、意外と空気感を観客に任せちゃうこともできるのね。

この時に舞台に立ってる人全員が笑顔なのもまた余計に緊張感をあおる。

 

M.18プリンス アリー(ジャファーのリプライズ)

ここで、ジーニーがジャファーの命令を聞かなくてはいけないと、嘆く。

「大悪党の命令その1・・・」みたいな。

 

ここで最初の「嫌だけどしょうがいない」と繋がるね。

 

まあ、ここは映画のアクションシーンをまるまるカットした感じだから、ストーリー的なとこでは何も触れるとこないかな?
 

ジャファーが「最強のジーニーにしろ!」って言ったあとランプに閉じ込められちゃうシーンも結構凄かったな。

ここもプロジェクションマッピングとセリでうまいこと表現してた。

ここも一列目の端の方から見たら仕組み丸見えになりそうだな。

あのジーニーになったとこの衣装は・・・ジャファーを演じる系の人には似合わない気もするが笑

 

ジーニーの腕輪が取れるところはどうやってるんだ?
なんかスイッチがあるのかな? 裏方が推してる? それともスカーみたいな自分でやるタイプ? いろいろ気になる!

 

M.19二幕フィナーレ

ちょっとさっきから気になってたんだけど、キスシーンって宝塚式(男性の顔と手で女性の顔を隠して、キスした風)になってない?
コロナ対策かな? もともとそうなのかな?

 

最後にジーニーが一万年間クリーニングに預けっぱなしだった服を着て出て来るんだけど、なんか、可愛いな笑

瀧山さん結構大柄だから余計に

 

ラストシーン結構ダンスが多く続いたから、嵐の中の子どもたちとかはだかの王様とかのファミミュでよくあるフィナーレからカーテンコールにグラデーションで移動するタイプかなと思ったけど違った。

ディズニー作品はそんなことないよなって思いながら見てた。

 

最後明るいシーンで魔法の絨毯使うのも勇気あるね。でも私が座った席からは本当にワイヤー的なのは何も見えなかった。マジでどうやってるんだあれ。

 

全体通して。

本当に笑った。過去一笑った。

しかもジーニーのアドリブが本当にたくさんあって、途中ちょっと東宝ミュージカル観てる気分になったね。

観て分かった¥。そりゃ六年も同じ場所でロングランできるわけだ。

あと多分舞台機構本当に複雑だからほかの劇場に移したくないんだろうね。

そろそろ観劇慣れしてきたころだけど、久しぶりのこの充実感。

ディズニーパワーなのかアラジンパワーなのかはよくわかんないけど、マジでもう一回観たい。

常に何かしらが動いてて、定期的に面白ネタが挟まれて、でも感情の起伏とか人物の成長だったり心情はきちんと描いてて、ミュージカルでよくある中だるみが一切なかった。本当に凄いミュージカル。

 

キャストに注目すると

ジーニー役 瀧山久志

流石というか最高というかえげつないというか。

マジでこの人凄すぎる。まず声が山寺宏一さんに似てるから割とスッと入ってくるのよ。

声の切り替えだったり、動きとか表情のコミカルさもあって、だけじゃなくて歌唱力から演技力まで本当にすごい。

ただただひょうきんで面白いだけの役じゃなくて、ちゃんと自由のない捕らわれの身である切なさだったり、自由になる夢が失いかけた時の悲しさだったりもちゃんと表現してて、人間味のある魔人だった。

多分劇団四季でジーニー以外の役を中々しないのは、ジーニーのイメージがついちゃってるからだろうね。あとジーニーと言えば瀧山さんのイメージもついちゃってるだろうね。

元外部出演の瀧山さんで定着してるから、他のジーニー役の人本当にプレッシャーだろうな。

でも逆にアドリブ部分で他の人がどうなるのか観てみたい。

 

アラジン役 厂原時也

全く関係ないけどこの人の名前書こうと思ったら「厂」の字を外からコピペしてこないといけないからちょっと大変。

なんか、身長も小さいから、なんかちょっと抜けてるというか頼りない感じがあって、どちらかというと実写映画寄りのアラジンって感じがした。

でもこの人の繊細な心情の表現は良いね。見入ってしまう。

 

ジャスミン役 平田愛咲

「王女」まさに「王女」。

行こうよどこまでもとかの、一人の女性であるようなシーンでも、どこか王女感が抜けないね。アラジンとの身長差も相まって。

舞台版だとジャスミンちょっと印象に残りにくいなぁ。完全にジーニーとアラジンのインパクトが強すぎる。

二幕なんてビッグナンバーのアホールニューワールドを歌うもののそれ以外あんまり目立つところってないもんね。

 

ジャファー役 深水彰彦

結構合うね。私の持ってるイメージだとまあまあ優しい感じだから、ちょっと違和感かなとは思ったけど、合うね。まあスカーもやってるから悪役できないことはないのか。

ちゃんとヘイトも買ってたししっかり悪者だった。

 

イアーゴ・・・嶋野達也

声の使い方がお上手。絶妙に騒がしいからなんか笑ってしまう。

多分ジャファーだけだったら本当に怖かったと思う。イアーゴがなんか緩和してくれてる感じはある。

 

カシーム・・・萩原隆匡

カトウで培ったイメージは完全に崩れました。

まあ、ロボットインザガーデンでも「マッスルぅ!」ゆうてるから、そんなこともないのか。

カトウのお堅い役からカシームみたいなコミカルな役まで両方こなせるのって結構凄いね。

個性かつ実力が両方ある俳優ってなかなかいないよ。

バケモノの子の振付がんばってください!

 

 

感想は以上!
本当にいい作品だった。また観たいなぁ。

瀧山さんをもう一回観たい気分もあるし他のキャストも観たい気分もあるし。

特に阿久津さん道口さんあたりが気になる。

まあ、ご縁があればってことで!


あ、ついでにロビーで撮った写真をちょっと

ミニチュアタング!

アラジンの青い感じに合わせて青いシーンを選んでるね!


魔法のランプ!

これ、同じものかは知らないけど劇場で10000円で売ってるのね。欲しい…けど高い!

 

次の観劇予定は世界観・雰囲気・主催プロダクションが大きく変わって、レ・ミゼラブル!

 

それでは次の観劇までまた!