夕日も暮れ

冬空を南へと見上げる星ヶ丘
冷たく澄みきった空気が瞬く星達
その中で一際、目立つは
オリオン

南の空に砂時計のような
形で並んでいるようにみえた

あの時が懐かしいと涙を浮かべる僕がいた
何故なら星ヶ丘に来る事はないと
思ったからだった…

星ヶ丘は、君との思い出の場所
巡る季節に星座を二人でみてた

子供のようにはしゃぐ君は
星座を指さして、僕に教えてくれたっけ

その中で
一番の思い出は
夏の空を二人で見ていた時
遠くの空から見えた花火

横顔の君はとても可愛くて
手を握り、このまま
一緒にいたいと願った思い出…

今、思えば…
思い出にしかなく
星ヶ丘に立っているのは孤独な僕

秋空の星ヶ丘で別れを告げた以来
星ヶ丘に向かう事を忘れていた…

もぅ会えない君を思うと
涙が溢れた、止まらないくらい

君と別れたのは、僕のせい…
君を苦しめたのは、僕のせい…
怒らせたのも、僕のせい…

秘密のパンドラを見られた僕は
引き止める事が出来なかった


二度と戻らない君を
抱き締めて、さようならと


冷たく流れる僕の涙は…
僕の罪…


冬の星ヶ丘に身を投げた
涙の雫は、シャボン玉のように
空高く、雲よりも高く…
飛んでいった

まるで、僕が星になって
君の幸せを願うかのように


遥か…
彼方まで…

暁    星姫   作品