以下、「わがカラテ 武道教育」より
もし大山倍達が空手をやっていなかったら、
もし私が食堂のおやじであったり、
パチンコ屋やラブホテルの経営者であったら、
あるいは実業家や政治家になっていたら、
もしかしたら私には巨万の富が入ってきたかもしれない。
けれども巨万の富が入ってくる代わりに、
きっと「すばらしい多くの出会い」は得られなかったに違いない。
金銭的には潤っても、
人間として最も大切な精神的な潤いを満たす事が出来ずに
一生を終えたかもわからない。
私は豪邸もいらなければ巨万の富もいらない。
ただ極真ファミリーさえ残れば、
それでいい。
私に「人との心のふれあい」という貴重なものをもたらしてくれた空手。
私のすべては空手にある。
弟子たちにも是非そうあることを強く望む。
