「ペガサスからの移住後」
ベーエルダの人びとの長年の苦労と、多くの異星人たちの協力のおかげで、ようやく地球人としての肉体ができてきました。
その後、たくさんの魂たちがペガサスからやってきてくれました。彼らが地球人の肉体で生まれ、精力的に開拓してくれたおかげで、地球全体が活気づきました。「ひとつの山を越えたようだね」と、テラ様もおっしゃっていました。エル・ランティをはじめとする地球の指導霊の方がたに、心から感謝いたしました。
その頃になると、地球霊界の中に神の光の射さない領域が、少しずつ広がってきていました。さまざまな人びとを受け入れる過程で、地上で迷ってしまう者が出てくるのは仕方のないことだと思っています。
でも、反省することにより、再び明るい世界に戻っていけばいいのです。魂は永遠です。いろいろな経験を学びとして成長すればいいのです。テラ様も私も、いつもそのように思っています。
それでも、地獄領域の拡大が無視できなくなってきました。指導霊が地上に生まれて、なんとかくい止めようということになりました。エル・ランティは、ルシにその役割を命じました。テラ様はそれをご覧になり、「それはどうかな」とぽつりと言われました。私も「それはちょっと危ないかもしれませんよ」と思っておりました。ペガサスから移住してきた人びとを見て、ルシの中に眠っていたものが少しずつ目を覚ます兆しを見せていることを、私たちは見過ごすことができなかったのです。
でも、地球九次元霊の方がたにすべてを任せています。私たちは、場と材料を提供して見守るだけです。口を出すわけにはいきません。黙って見ておりました。
今思えば、エル・ランティご自身、リスクを承知でルシに命じたのだと思います。あのような結果になることも覚悟で命令したのでしょう。でも、「なんとかうまくやり遂げて、天上界に戻ってこい」と、祈るようなお気持ちで、送り出されました。でも、結果として天上界に戻ることなく、ルシ自身が地獄の帝王として君臨することになり、さらに巨大な魔界をつくり上げてしまったのでした。
それまで黙って見守っていた異星人の中には、「やっぱりこうなったか。だから、最初からルシなどを受け入れるべきではなかったんだ」という声があちこちから聞かれました。「これで、地球の使命を果たすことは難しい状況になったぞ」という見方もされました。
テラ様も私も、ルシを受け入れた時点で、半ば覚悟していた事態でした。これくらいのことでめげてしまうような私たちではありません。テラ様も「これでよりいっそうファイトがわいてきたぞ」と力強く言われたのでした。私ももちろん同じ気持ちでした。
うれしかったのは、地球九次元霊十人全員が一丸となり、力を合わせて頑張ることを誓ってくれたことでした。




