【まずは愛の教えを】
アトランティス文明で、最も大切な愛の教えだけが抜け落ちていったために、あのような悲惨な結末を迎えることになりました。
「次の文明では、最初に徹底的に愛の教えを説き、その後の過程で、決して抜け落ちることがないようにしよう」と、九次元霊全員が心に決めていました 。
九次元霊の中でも愛を専門とするアモールが、「今回の文明では、私は究極の愛を説きたい。さらに、私自身が愛そのものを体現する者として、自らの生きざまで愛を表現したい」と、ブッダやモーリャに熱く語ります。
それを聞いたモーリャは「私は、大いなる神の力を現象として見せることにより、人びとに神の存在を知らしめたい。未熟な者たちには対しては、その方が効果的なのだ。私がまず現象によって、神に対する信仰心を目覚めさせたあとに、アモールが愛を説いた方がよかろう。あまりに未熟な者たちにアモールが愛を説いても、受け入れられないであろうから」と言いました。
「なるほど、そうかもしれない」と、アモールは納得するのでした。
ブッダは「私は、まず法の種まきをした上で、最終的に日本の地に降り立ちたい。それには、モーリャが現象を示した後、しばらくして東洋の地がよかろうと思う」と提案しました。
今回の最終責任者であるブッダが、まず東洋の地で自らにふさわしい教えを説いておきたいということなのです。
結局、西洋の地でアモールが説いた愛の教えと、ブッダが説く慈悲の教えを中心とした法が、最終的に日本の地で合流するようにしよう、ということになりました。結局、ブッダが慈悲の教えを説く場所は、インドに決まりました。
それまで黙って聞いていたセラビムが、「インドでブッダが愛を説くのでしたら、その直後に、私は仁と礼節の教えを東洋で説きたい」と主張しました。
日本を任されたアマテラスたちが所属するのは、紫色霊団です。
九次元で紫光線を担当しているのはセラビムです。慈悲の教え以外にも、どうしても紫光線としての礼節を伝えておきたいということなのです。インドのブッダの直後に、中国にセラビムが孔子として降り立ち、礼節の教えを説くことになりました。
ブッダの慈悲の教えと、孔子の礼節の教えを東洋的教えの二本柱にし、どちらも日本に伝わるようにするという計画になりました。
まず、東洋的教えを確立したあとで、アモールの西洋的愛の教えを地上に降ろすという順番にしたのです。
インドのブッダの教えと中国の孔子の教えは、同時期に説かれても競合することはないだろうと思われました。
どちらも心の内へ向かう東洋的、陰の教えですが、拮抗することなく、併存が可能なのです。ともにすたれることなく日本に伝えられるであろうと、予想できました。
問題は、モーリャの教えとアモールの教えをどこから発信させるか。そして、どのくらい時間的間隔をあけるかということでした。どちらも外に向かう陽の教えで一神教です。
九次元霊が説いた教えであっても、人びとは違うものとして受け止め、互いに争うことになるでしょう。アモールの愛の教えが日本に伝わらなくなってしまう可能性があります。
結局、モーリャとアモールの間隔は千年あけることになりました。
人びとの信仰心が根づき、モーリャの教えそのものは形骸化した頃にアモールが本格的に愛の教えを説くのです。それによってアモールの愛の教えは生き残り、世界を駆けめぐって日本にも伝わるでしょう。場所としては、中東でまずモーリャが教えを説くことになりました。
この辺りは地球自体の霊的スポットでもあり、教えを広めるのに適した場所なのです。
モーリャもアモールも、地上に降り立ったとき、エル・ランティが中心となって九次元から指導することになりました。エル・ランティの意見で、アモールもモーリャと近い場所に生まれることにしました。




