正直,皆さん苦戦しておられます。
私としても何かできないか日夜考えておりますが
良案はありません。
 
というのも,社会が法科大学院修了資格に何らの価値も見出していないからです。
とはいっても,待っていても仕方がありません。
どんなルートがあるか考えてみると
おおよそこんな感じになるんでしょうか。
 
①法曹にこだわる
 ・予備試験ルート(司法試験受験は最短3年後になる)
 ・LSルート(適性試験の関係で司法試験受験は最短3年後。ただし予備試験と併用)
 
②他資格へのシフト
 ・司法書士試験(登記法がかなり難しい)
 ・弁理士試験(知財選択者なら1年で戦える)
 ・会計士試験(向き不向きが,就職難が)
 ・行政書士試験
 
③公務員へのシフト
 ・国家公務員
 ・地方公務員
 ・国会議員政策担当秘書
 ⇒年齢の問題
 
④一般企業への就職
 ・キャリアの問題
 ・語学スキルの問題
 ・中途扱いの問題
 
⑤その他
 ・海外留学→NY州弁護士資格
 ・青年海外協力隊
 
色々考えても難しいですね。
とにかく,自己分析をして一歩踏み出すしかありません。
人生が終わったわけではありません。
かくいう私もLS元年。なぜか旧司の択一に不合格でした。
どうして良いのやら全く分からず,色々なことをしました。
2ヶ月で司法書士を受験し,登記法の書式で玉砕(何も書けず)
また,就職活動しようとしても,全く相手にされませんでした。
仕方なく適当に法科大学院に行って,気がつけば法曹になれました。
まさに人間万事塞翁が馬という感じでした。
 
過去にも司法試験をやめようとして
公務員試験を受験したり,他の国家資格を受験したりしました。
しかし,自分にとってはどれも本気になれなかったり,合格しても空しさだけが残りました。
私にとっては司法試験が生きる道だったんです。
あきらまなくて良かった。本当にそう思います。
とはいいつつ,勇気ある撤退をして大成功を収めている人も多数おられます。
彼等は司法試験の受験を肥やしに成長し,今では素晴らしいビジネスリーダーになっています。
皆さん,頑張っていきましょう。