こんにちは、山中竜司です。
社会人になって数年が経つと、いろんな人と出会うようになります。飲み会や交流会では、場を盛り上げてくれるタイプの人が必ずいますよね。冗談が上手で、その場を楽しくしてくれる。僕も最初は「明るくてすごいな」と思っていました。
でも時間が経つと気づくことがあります。その場だけ盛り上がって、次の日には何も残らない人は、なぜか信頼を得られにくいのです。仕事でもプライベートでも、信頼を集めるのは「一貫性のある人」「小さくても行動を続けられる人」。
僕自身、過去には「場の空気に合わせる」ことばかりを優先していて、気づけば疲弊している時期がありました。その経験から学んだのは、盛り上げるよりも継続することの方が信用につながるということです。
信頼は「小さな積み重ね」でしか生まれない
一瞬のインパクトよりも、毎日の積み重ねが人の評価を変えていきます。たとえば僕が以前、毎週欠かさず振り返りをしていたことがありました。最初は誰にも注目されないし、地味で「意味あるのかな」と思った時期もあります。
でも続けていると「あの人はちゃんとやり続けている」という声が周囲から出てくる。そこから、信頼が生まれていくんです。
ここで大事なのは、「大きな成果を出す」ことよりも「やると決めたことをやり抜く」こと。スキルアップも同じで、たった一度のセミナー参加や資格取得では、周囲の評価は大きく変わりません。むしろ、そこから毎日どう活かしていくのかが、信用を築く土台になるのだと思います。
信用される人は派手さよりも、「あの人は言ったことをやる」「積み重ねている」と感じさせる人です。
「信用」と「人気」は別物
盛り上げ上手な人は、その場では人気を集めます。でも人気と信用は全くの別物。人気は短期的に得られても、信用は長期的に積み上げていくしかありません。
たとえば、仕事で「やります!」と大きな声で宣言しても、締め切りに遅れたり成果が中途半端だったりすると、一気に信用を失います。逆に、大きなことを言わなくても、地道にやり遂げる人は、少しずつでも信頼が積み上がっていく。
僕は過去に「勢いだけで突っ走ったプロジェクト」を経験したことがあります。最初はチーム全員が盛り上がっていても、実際の成果が出ないと熱は冷めてしまい、最後に残るのは「やっぱりあの人は口だけだったよね」という印象でした。そこから学んだのは、信用を得たいなら盛り上げではなく、結果を積み重ねることに集中すべきだということです。
信用がある人は、長期的に見ても人から頼られ続けます。それが結果として、自分のキャリアやスキルアップにも直結していくのだと思います。
信用は「続ける姿勢」を通して積み上げていける
「その場だけ盛り上がる人」が信用されないのは、一貫性がないからです。人は本能的に、安心して任せられる相手を求めています。だからこそ、信用の本質は「派手さ」ではなく「継続」にあります。
スキルアップも全く同じです。1回の努力やイベント参加で終わらせず、小さくても学びを行動に移し、続けていく。その姿勢こそが信用につながり、結果的に「また一緒にやりたい」と思われる人になるのです。
僕自身もまだ道半ばですが、「信用される大人」でありたい。そのために今日も、小さな一歩を積み重ねていこうと思います。
