こんにちは、山中竜司です。

 

社会人として働いていると、「あの人の話はいつもわかりやすいな」と感じる人が必ずいます。

会議での発言やちょっとした説明、後輩へのアドバイスまで、スッと耳に入ってきて理解しやすい。その結果、その人には自然と信頼が集まり、周りから「頼りになる」と思われている。

 

一方で、同じ内容を話しているはずなのに「何を言いたいのかわからない」と思われてしまう人もいます。

では、この差はいったいどこから生まれるのでしょうか。

 

上司や先輩の中に「伝わる人」と「伝わらない人」の両方を見てきました。

そしてそこから得た学びは、「伝わる力」は決して生まれつきの才能ではなく、意識すれば誰でもスキルアップできるものだということです。

 

ここからは、「伝わる人」がなぜ信頼を集めるのか、その理由を掘り下げていきたいと思います。

 

 1. 「伝わる人」が信頼を集める理由

 

社会人として仕事をしていると、頭の回転が速い人や知識の豊富な人よりも、「この人は話がわかりやすいな」と感じる人の方が重宝される場面が多くあります。

わかりやすい人は、相手に余計なエネルギーを使わせません。例えば会議で長々と専門用語を並べる人より、「要はこういうことです」とシンプルにまとめられる人の方が圧倒的に信頼されます。

 

僕自身、営業職時代は“知識をひけらかすこと”がスキルアップだと思っていました。

でも振り返ってみると、成績が伸びたのは「わかりやすく伝える」ことに意識を切り替えた頃からでした。相手の理解度に合わせて説明できることが、結局は成果に直結するのだと気づいたんです。

 

 2. 「わかりやすさ」は努力で磨けるスキル

 

「わかりやすさ」って、天性の才能のように思われがちですが、実は後天的に磨けるスキルです。

そのカギは、常に「相手の視点に立つこと」。

  • 専門用語をかみ砕いて話す
  • 3つに絞って説明する
  • 最後に「要するに〜」とまとめる

こうした工夫を重ねることで、自然と「伝わる人」になっていきます。

これはつまり、コミュニケーションスキルの一種であり、立派なスキルアップなのです。

 

僕は読書やセミナーで学んだことを、あえて身近な友人に説明する練習をしていました。

すると「それなら俺もやってみようかな」と言ってもらえることが増えて、学びが自分の中に定着していく感覚を覚えました。

わかりやすく伝える力は、学びを「資産」に変えていく力でもあると思います。

 

 3. 「わかりやすい人」が愛される理由

 

わかりやすい人は、相手の時間を大切にする人です。

「この人と話すと気持ちが楽になる」「理解が早まる」という経験を提供できるからこそ、人から愛される。これはビジネスでもプライベートでも共通していることです。

 

さらに、わかりやすい人は「一緒に働きたい」「相談したい」と思われやすく、自然とチャンスが集まります。

つまり、わかりやすさはただの好印象ではなく、人生全体にメリットをもたらす大きな武器になるのです。

 

僕は「説明が下手」と悩んでいた時期がありました。でもトレーニングを重ねて“わかりやすく伝える人”に近づいたことで、同僚やお客さんからの信頼が格段に増しました。その経験からも、「わかりやすさ」は誰もが身につけられる、最強のスキルアップだと確信しています。

 

 結論

 

「わかりやすい人」は、相手に安心感を与え、信頼を積み重ねることができます。

これは特別な才能ではなく、意識と工夫で誰もが身につけられるスキル。社会人3年目の方にとっても、スキルアップの一環として意識すれば、仕事も人間関係も驚くほどスムーズになるはずです。

 

「わかりやすさ」は、最高の愛されスキル。

これからの時代、僕たちが磨くべき力はここにあると思います。