こんばんは。
OUROVIA 店長の
竜司です。

前回は、
「なぜウロボロスなのか」
というお話を書きました。

今回はもう少し深く、
「ウロボロスとは何か」
についてお話したいと思います。

■ ウロボロスとは、自らの尾をくわえた蛇

ウロボロスとは、
自らの尾をくわえて円を描く蛇
の象徴です。

蛇が円を描くように、
自分の尾をくわえている姿。

とてもシンプルですが、
一度見ると忘れにくい形です。

この象徴は、
古代エジプトの壁画や
錬金術の書物などにも現れます。

何千年も前から人々は、
この形に
特別な意味
を感じてきたのだと思います。
 

■ なぜ「円」なのか

ここで少し考えてみると、
とても面白いことがあります。

自然界を見ていると、
多くのものが
円や循環
の形をしています。

例えば
・季節の巡り
・呼吸
・血液の流れ
・水の循環
・惑星の軌道

どれも、
始まりと終わりがつながっています。

直線ではなく、

です。
 

■ 世界は「循環」で動いている

私たちは普段、
「始まり」
「終わり」
という言葉を使います。

けれど実際には、
終わりは次の始まりでもあります。

夜が終わると、朝が始まる。
冬が終わると、春が始まる。

出会いがあり、別れがあり、
その経験がまた新しい出会いにつながる。

つまり世界は、
線ではなく、円のように動いている
とも言えるのです。

ウロボロスは、
そんな世界のあり方を象徴する形なのだと思います。

■ ウロボロスが象徴するもの

ウロボロスは、
次のような意味を持つとされています。

・循環
・再生
・統合
・永遠

壊れることも、
変化することも、
失うことも、
生まれ変わることも、
すべては循環の中にある。

その考え方を、
ひとつの形で表したもの。

それが
ウロボロス
なのだと思います。
 

■ なぜ人は惹かれるのか

面白いことに、
ウロボロスは時代も文化も違う場所で、
似た形が現れています。

古代エジプト
ギリシャ
錬金術
東洋思想

場所は違っても、
同じような円環の象徴が残っている。

それはきっと、
人間が昔からどこかで
「世界は循環している」
という感覚を知っていたからなのかもしれません。

ウロボロスは、
知識として理解するだけでなく、
どこか感覚で惹かれる象徴でもあります。
 

■ 止まった流れは、また動き出す

私自身も、
「流れが止まっている」
と感じた時期がありました。

でもウロボロスを知って、
少し考え方が変わりました。

もし世界が循環しているなら、
止まっているように見える時も、
本当は
次の流れの準備
なのかもしれない。

そう思えるようになったのです。

完全に止まっているように見えても、
見えないところでは、
流れは静かに形を変えている。

それもまた、
循環のひとつなのだと思います。

■ OUROVIAが大切にしていること

OUROVIAでは、
ウロボロスを単なるデザインとしてではなく、
循環の象徴
として大切にしています。

美しい形の中に意味がある。
そして意味のある形は、
人の意識に静かに働きかける。

私はそう感じています。

だからこそ、
この形をただ飾るのではなく、
日常の中で感じ、見つめ、寄り添えるものとして
紹介していきたいと思っています。

もしあなたが今、
なんとなく流れが止まっているように感じているなら。

それは、
新しい循環の入口
なのかもしれません。

次回は、
「ウロボロスとトーラス」
この2つの形の意外な関係について、
お話してみたいと思います。

実はここに、
とても面白い共通点があります。

読んでいただきありがとうございました。

OUROVIA
店長 竜司