日中首脳会談 | 川島隆二 オフィシャルブログ「川島隆二走ってます」Powered by Ameba

日中首脳会談

昨日は夜の帰りが遅くニュースを見ていないのでこのニュースは携帯の速報ニュースで知った程度でした。その時は「日中首脳会談できたんかいな」程度でしたが、今朝のニュースをみてびっくりです。

あの映像をみて衝撃を受けない人はいなかったんじゃないでしょうか。菅総理のあの表情、あの態度、失望を通り越してあきれ果てるばかりで、思わずガクッとなってしまいました。


テレビカメラが入っている前でなぜあのようなメモをみながらの挨拶をしたのか、頭撮りをすることはわかっていたのであれば何故あんな体たらくだったのでしょうか。一国の責任者のとる態度ではなくその姿からは一国の総理としての自信と威厳のかけらほども感じられません。


この映像はまた世界に誤ったメッセージを送ってしまいました。完全に日本は中国の支配下に置かれたような印象です。これ以上は民主党では外交ができません。民主党が意地になってやろうとすればするほどどんどん深みにはまるのは目に見えてます。

期間が短いというだけで結果はまだ見えていないという人もいますが、そんな悠長な状態ではないでしょう。国益は総理が変わることにあります。


それと先日の記事に対するコメントありがとうございます。

今回のTPPは農業問題のみならずいろいろな規制緩和が含まれているのです。それらをしっかりと議論したうえで決めるべきところをすっ飛ばしています。それはこういう議論は議論百出だからです。いまの民主党では到底結論が出ないでしょう。それならば時間がないといって議論もしないで規制緩和の方向に進めているのです。こういう姿勢は国家の方向性を見失います。自民党としていかに強い農業を作るかということを先頭にたってまとめていきたいと考えます。今、政調でその議論をしているところですのでもう少しお待ちください。米ばかりが強調されますが、酪農など関税率のもっと固い分野もありますので総合的に考えるべきです。もう一つはこのTPPは世界の経済の流れのなかでどういう優位性を保てるのかという面もあります。経済分野ではもはや国境はないのです。