中国の反日デモ | 川島隆二 オフィシャルブログ「川島隆二走ってます」Powered by Ameba

中国の反日デモ

中国の次期指導者が事実上習近平氏に決まりましたね。この方はバランス感覚の持ち主であり地方の経験が長いので共産党保守勢力と共産党改革勢力のちょうど間をうまくやっていくだろうといわれています。


さて、この方もいわゆる2世政治家でありますが、あれだけ2世政治家を批判する方々からはまあ、よその国の話なんでしょうか、その点に言及される方はいません。2世や3世はあれだけ無能呼ばわりしていたのになんなんでしょう。


この中央の動きに反して地方では反日デモが続いています。通常ですとこういう大事に時期に反日とはいえこのようなデモがあれば世界に足してのメンツを重んじる中国としては厳重に対処するのですが、その抑制が効いていません。中央の政治に地方がついて行っていないのでしょうか。この点も注目に値すると思います。


この反日デモもいろいろな側面があるでしょう。単純に反日といってデモをするものや政府に対して不満を持った者が隠れ蓑に爆発しているものなどです。これからの13億人の人民を統率して国として成り立たせていこうとすると並大抵ではありません。ましてや経済的に豊かなものと貧しいものとの格差が尋常ではない国では突き上げがより一層強まるでしょう。そこに就職難のエリート学生や若者が加われば天安門のころより大規模な民主化運動が起こりかねません。ここらが共産主義化の資本主義国家の限界点かもしれません。これからの中国の動向は予断を許さなくなるでしょう。日本はその波にのまれないように国家として毅然と主張していくべきです。


静観するなど菅総理は言っていないでもっとしっかりとこのデモの不当性を主張すべきです。やはり弱腰外交です。


昨日のテレビでやっていましたが、沖縄近海で黒鉱という貴重な資源の層が存在することが明らかになったようです。これは尖閣の近くですので新たな日中の火種になるでしょう。当然中国は無理な主張をしてきますのではたして今の政府で押し切れるのかものすごく心配です。