大統領就任演説

昨晩は夜中の1時半ごろからむくむく起き出してオバマ大統領就任式をテレビで観ていました。200万人からの観衆で過去最高の盛り上がりを見せていました。よく日本の総理との華やかさの違いが取りざたされますが、向こうは国家元首の就任式であり日本と根本的に違うので比較になりません。敢えていえば王様の戴冠式みたいなものでまああんな形でしょう。

派手さばかりが取り上げられますが、しっかりと大統領の威厳を演出する心憎さは国威発揚としてはやはり上手です。こういった演出は参考になるところがあるでしょう。

さて、就任演説ですが思ったより淡々とした印象でした。もっと国民を鼓舞するような形かと思っていたので意外でした。この世界的な危機状況のなかで浮かれず国民に危機意識を共有させ、アメリカがひとつになって乗り切るそんな決意を感じさせます。

このアメリカのチェンジが日本にどのような影響を与えるでしょうか？アメリカの民主党と日本の民主党は名前は一緒ですが中身はまるで違います。今日本に必要なのは民主党へのチェンジではなく、政治家の質のチェンジではないでしょうか。選挙に目をむけ政権交代ばかりを声高に叫んでいては国民はついていかないと思います。

日本のチェンジはまだ先でしょう。自民党も民主党も世代交代ができなければ日本に変革は訪れないと思います。