今回から少し思考を変えて、少年スポーツについて書いていこうと思います。
これから数回に渡って書いていくのは特にスポーツをしている子供に起こり得るトラブルについてです。
是非選手に携わる指導者や親御さんに知ってもらいたい事を書いていきます。
私も自身がトレーナーで有り柔道整復師として治療にも携わっていた経験から様々な症状を診てきました。
その中でまずは知ってもらう大前提があるので、そこから紹介していきます。
ケガ(事故)と、痛み(故障)は別物‼️

「ケガしたから痛い」と思っていませんか?
これは、一緒にしてはいけない問題です。
○ケガ→「いつ起こったか」がわかる。
転倒、打撲、捻挫、ボールが顔に当たった、などです。骨折もこれに含まれます。事故、と言い換えることができます。
○痛み→「気が付くといつも痛い」という状態です。
何が原因でおこったのか、いつからなのかは、本人にも周りの人にもわかりません。ただ、気が付くと痛かった、そういう状態です。
これを、故障と言います。
ケガなら、だれの目にも、「今転んだ」「今当たった時に、骨が折れたかも」「今ボールが目に当たった」というのが見えます。なので、対処がすぐにできます。
厄介なのは、痛みのほうです。
ケガと痛みについての前に、ここで、ジュニア選手の保護者が陥りやすい
「一般常識」にメスを入れたいと思います。
「痛み=成長痛」のワナです。
かんちがいNO.1!成長痛って?
「ママ、足が痛い」とお子さんがやってきたとき、「あー、成長痛かもね。大きくなれば治るから大丈夫よ」と言ったことはありませんか?
「パパ、膝が痛い」と言ってきたときに、「成長痛だろう。そのうち治るさ」と言ったことはありませんか?
医学書を読んでみると、
成長痛とは、主に2歳から7歳までの小児に、夜間に起こる原因不明の下肢痛のこと。と書いてあります。
加えて、
「10歳以降に成長痛はない。」とも!
「ええーッ‼️」と思われた方も多いのでは無いでしょうか?
スポーツをしている少年少女が、10歳以降に「足が痛い、膝が痛い」と言ってきた場合は、それは成長痛ではなく、骨軟骨障害の可能性が高いのです。
骨軟骨障害は、「成長痛」と決め込んで、だましだましプレーを続けていると、気が付いたときには、ひじやひざの成長関節が壊れてしまう障害です。
こうなってしまったら、激しいスポーツを続けることはできません。
特に、10歳以降と言ったら、身長が伸び始める時期です。
お子さんによっては、第2次成長も始まりますよね。
確かに、その時期に急激な成長(10cm以上背が伸びる)が有れば成長痛の可能性もあるかも知れません。
しかし、そんな事は意外と少ないですよね?
親も子も、この時期の痛み=成長痛と思い込んでいる人が多いため、重大な疾患を見逃してしまったり、慢性的にダメージを重ねて行って、取り返しのつかないことになってしまう場合があるのです。
根本的な原因に気づこうとするチャンスを成長痛と思い込み無くすんですね。
「そういうけど、10歳以上だけど病院で成長痛って診断された」という人もいるはずです。
実は、成長痛という病名は、除外診断でつく病名なのです。
レントゲン検査や診察の結果、明らかな異常がみつからない
・3か月以上の経過観察をしても症状が悪化しない
・炎症がない
これらの場合の痛みは、四肢痛の場合
「成長痛」と診断されます。
なので、10歳を過ぎて「成長痛」と診断された場合は、「原因不明の痛みがある状態、けれど重篤な病気はみつからない」と言われたことと同じです。
その証拠に成長痛と診断された症状が何年も続いている子供を見た事はありませんか?
スポーツをしているとこのような痛み(故障)が多いように感じます。
今回からは、ケガ(事故)と痛み(故障)について、対処と対策、ケアについて書いていきますね。
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