痛風について

今回は痛風について書いてみようと思います。
痛風はお酒などのアルコールをよく飲まれる方がなるイメージのある病気で、時の如く『風が吹くだけで痛い』のが特徴らしいですね。

私はまだなった事が無いので、痛みを推し量る事は出来ませんが、それぐらい痛いと言う事ですね。

痛風=高尿酸値結晶といい尿酸値が高い物の事を言います。

この尿酸は、アルコールや魚卵などDNAの構成要素であるプリン体が代謝されてできる物です。
その尿酸が関節に溜まると痛風になってしまうわけですね。

だから、尿酸が悪い物と思われる事が多いのですが、実は尿酸自体はそんなに悪い物では無いんです。

尿酸とは実は抗酸化物質と言われているのです。
抗酸化物質として有名なのはビタミンCですが、人間は体内でビタミンCを生成する事が出来ないので、その代わりに尿酸ができるようになったと言われています。

尿酸はビタミンC同様ストレスが多いと抗酸化作用として消費が高くなります。

尿酸値が高い
=ストレスが高い事を意味しています。
アルコールを飲んでいる時と言うのは、会社などでストレスが溜まっていて飲む事が多いですよね、コレが尿酸値が上がる原因とも言えます。
今のストレス社会の問題ですね。


尿酸値が低い
=実はこっちの方がもっと問題なんです。
尿酸が低いというのは、「ストレスが無い」では無く、尿酸が働かなくなっている状況です。ストレスを受け過ぎて、尿酸を生成する抗酸化作用が疲弊している状態です。
それは何を意味するかと言うと、ストレスに対抗出来なくなっている状態です。
カラダとしては『うつ』傾向にあったりするのです。

ストレスが尿酸値が高い低い共に関係してきます。
ストレスは対人関係が大きく影響すると言われているので、尿酸値の改善には対人関係の改善も一躍担っていると言えるでしょう。

かと言って、ストレスだけで無く食材でも尿酸値が上がるのは事実です。
ここからは食材について書いてみます。

最初にも書いたように尿酸はプリン体の代謝産物です。
そもそものプリン体を摂りすぎる事をさける必要があります。
①アルコール
②果糖
果糖が何故尿酸値を上げるかと言うと、果糖は代謝されると乳酸になるのですが、その過程でリン酸ができます。そのリン酸が代謝されると尿酸になるのです。
果糖と言うと果物を想像されるかもしれませんが、果物が悪いわけではありません。
果物の果糖はそんなに多くないです。

よくあるのは、ジュースなどに大量に含まれる「果糖・液糖・ブドウ糖」と言われる物です。
ジュースなどをよく飲まれると尿酸値をあげるリスクは格段上がります。

反対に尿酸値を下げる食材としては、鶏肉が言われています。
鶏肉に含まれるイミダペプチドにその作用があると言われています。
ただ、鶏肉には亜鉛や鉄などのミネラルが少ないのが弱点にもなりますが。

今回尿酸について書いてみましたが、トレーニングをする人も尿酸値が高い傾向に有ると思います。
トレーニングでのストレスに対する抗酸化作用が働いていますもんね。
トレーニーの場合はビタミンCもしっかり摂って抗酸化努めましょう。