前回の牛乳はカラダに悪い⁉️に続いて骨粗しょう症との関わりを書いてみました。


まずは骨の構造から説明しますね。


骨の芯(中心部分)はタンパク質=コラーゲンで出来ています。

骨の外側がカルシウムで出来ています。


骨粗しょう症で良く言われるのは、女性が閉経後になりやすいという事ですが、それは閉経後女性ホルモンのエストロゲンが減る事でカルシウムの吸着が弱くなるのが原因です。


だからこそカルシウムをしっかりとっておく事が大切だと言われるのですが、過剰摂取は注意が必要です。

カルシウムの過剰摂取は結石の原因にもなりますからね。

カルシウムは思っているよりも結構取っています。海藻類や水からも取ってます。

尚且つ、牛乳も飲んでる方は多いですよね。


実は骨粗しょう症はカルシウム不足が原因では無い可能性もあります。

カルシウムを骨に取り込む為の他の栄養素のバランスが悪い事が原因かもしれません。


前回のブログでも書いたのですが、カルシウムの吸収をする為にはマグネシウムが必要です。

その最適な割合はカルシウム:マグネシウム=2:1でした。

しかし、牛乳の割合はカルシウム:マグネシウム=10:1でした。


そのために体内では恒常性(ホメオスタシス)の働きで、カルシウムとマグネシウムのバランスを合わせようとして、体内にあるカルシウムも分解(脱灰)する事により調整してしまうので、たくさんのカルシウムを体外に出してしまうんですね。

これが、牛乳を飲む事が良くない可能性がある一つですね。


今回、このマグネシウムが骨粗しょう症予防にはとても重要なんです。


骨粗しょう症予防として


①カルシウム:マグネシウム=2:1を考える。


②ビタミンDの摂取

骨のカルシウムの吸収を促す。

骨に対するマグネシウムの働きで、もう一つ重要なのが、骨に対するカルシウムの吸収を促すビタミンDの働きを活性する役割もマグネシウムにはあります。


③ビタミンKの摂取

骨代謝を促すので、骨粗しょう症予防に必要です。(納豆や動物性タンパク質)


④後は日光は浴び過ぎは良くないですが、シャットダウンは良くないです。

適度なメカニカルストレスが骨には重要なので、2030分の運動を日光を浴びながらするのが理想です。


GIPの摂取

一般的には太る原因とも言われますが高齢になればなる程実は必要な栄養素です。

動物性脂肪も積極的に取る事が進められます。



あとは、取った栄養を吸収出来るか?が問題なので消化管のコンディションが重要になりそうです。


消化管のコンディションになると避けた方が良い食品として、

①ショ糖などの砂糖ですね、吸収過程でヒスタミンという炎症物質ができます。

②トランス脂肪酸はビタミンKの吸収を阻害します。

③乳製品

まさに牛乳とかになってしまうんですが、成分の乳糖は乳糖不耐症という症状があるように腸に炎症を起こします。

あとは、ガゼインも小腸の炎症を起こす事で有名です。



結果から骨粗しょう症予防の為には、ほうれん草や小松菜などからカルシウムを取る方がバランスはイイようです。