昨日の『右の槍』と対比して、左サイドはどうだったのかという話をします。
個人的にはやや不満の残る内容でした。
右サイドの森が攻撃的で良く上がる分、バランスを取って左があまり上がらないのは、確かに一つの正解です。
正解なんですけど、かといって全く攻撃しないと守備が森に集中してしまうので、上がらずとも攻撃で貢献することも必要だったように思います。
その場合は、FWへのフィードや大きなサイドチェンジなど、ロングキックが重要な要素となります。
右サイドがドリブルで持ち上がる『槍』ならば、左サイドは射程の長い攻撃を繰り出す『弓』のイメージですね
特にピッチの外側にあって守備が届きにくい足、つまりは左足の精度が大きなウェイトを占めるのではないでしょうか
実際これは社長や監督も重視している要素のようで、補強には左利きの選手が多かったのですが・・・残念ながら福岡戦では今ひとつでした。
福井はサイドラインに沿って縦に通すパスをしばしばミスっていましたし、飯尾は利き足の右に持ち直す時間の分、全体にプレーが遅れていました
これらの改善策の理想は、練習で上手くなることですけど、上手くなるまで試合が待ってくれるワケではありません。
そう考えると、メンバーの入れ替えも選択肢の一つとなるでしょう。
例えば左SBには石神がいます。守備が課題ではあるものの、昨年はセットプレーを中心に10アシストを記録するなどキック精度は高く、『弓』としての能力はヴェルディでも上位です。
一方中盤の左としては鈴木惇がいます。福岡戦ではボランチでしたが左サイドも本職に近いですし、やはりセットプレーを任される程にキックも正確です。
彼らを『左の弓』として上手く配置しつつ、全体のバランスも崩れないように、京都戦までにチームを組み上げてくれることを期待したいですね
りゅーはーでした。