徳島戦後の監督コメントで、ハーフタイムの修正についての話があるのですが、何を言っているのか分かりづらい文章になっちゃっていますねあせる
【J2:第40節 徳島 vs 東京V】高橋真一郎監督(東京V)記者会見コメント(12.10.28)


Q.その一方で後半の45分は東京Vが試合を支配していた。変更した守備のやり方を含めて、その評価を聞かせて欲しい。
「相手は3バックだったので、4枚横に並べてマンマークにしました。
攻撃に関してはいつものように4-2-3-1にしようと。
で、勇介(森選手)や祥平(高橋選手)が上がれる、翔哉(中島)ももっと前でプレーできるような形にしました。
西(紀寛)と阿部(拓馬)と翔哉の3トップにして、4枚をその後ろに並べて、出来るだけボランチを前の方で使おうと。
ハーフラインのところでボールを全然回せていなかったので、あそこに中後を入れて彼が展開するような形にしました。【以下略】」


うむ、改めて読み返してみてもやはり難解ですが、頑張って噛み砕いてみました。


まず、最初の3バックだったのでという部分は、相手の布陣全体、つまり「3バックかつ3トップだったので」と示しているのだろうと予想しました。
すると、前半45分への反省点で述べられている「3トップに対して6枚で守っていた」という部分を修正する為に、3トップに対して4枚のマンマークをつけた右矢印2枚は前に行かせた、と読むことができます。
そう考えると、佐伯から中後への交代も、MFの後ろ重心を改善する効果ひらめき電球が見込まれるので、筋道がスッキリ通りますね。


一方攻撃については、混乱の元は4-2-3-1であり、これが以降の文章とことごとく噛み合いません。
そこで、思い切ってズバッと4-2-3-1を無視してみると、
1西と阿部と翔哉の3トップ
2その3トップの下に4枚並べる
3森と祥平が上がれる形
4ボランチを前で使うが、中後はハーフラインで展開
という修正要素が残り、これらを全てクリアする並びは↓となりました。


_阿_翔_西_
祥_梶_和_森
_深_中_土_


この形は当然4-2-3-1ではないものの、考えてみれば、以前より攻撃の時は4-2-3-1から3バックに変更しています(前半も中後の位置には佐伯が入っていた)
よって、上記の形への変化も含めて『いつもの4-2-3-1』と言っていると仮定すると、全てがしっくり噛み合うのですよねニコニコ
要はいつも通り攻撃的に行こうということだったのでしょう。


しかしながら、ここからが大事サーチなのですが、1つだけ『いつもの』ではない変更点があるように思っています。
それは西を3トップの一角に数えていることです。
これまでの西は森が上がるスペースを作ろうと内側に入り、しかもボランチに近づくことが多く、結果的に左サイドの選手(飯尾、翔哉)がフィニッシュに関わっていました。
しかしその左が梶川に変わったことで、監督としては西にフィニッシュに関わって欲しかったのではないでしょうかはてなマーク


実際、梶川の武器はパスコースを作ろうと精力的に動き回る走力走る人であり、ボールを触る回数が増えれば増える程能力を発揮する選手です。
適材適所を考えれば、万能タイプの西が前に行く形の方が有効でしょうね。
これまでも中盤で違いを見せていた西ではありますが、これからはゴールやアシストといった目に見える結果にも期待したいものですかお


りゅーはーでした。