現在のヴェルディには、際立つ特長と明確な弱点を併せ持つ、歪(いびつ)な選手が多いと思っています。


例えば昨日の2トップ。
阿部も翔哉も、地上戦では徳島DFを切り裂いていた一方で、空中戦ではほぼ全敗でした汗
ボールが来てからは輝きを放っていたものの、後ろが詰まって困っている時に「長いボールを入れていいよ、前で何とかキープするよかお」というようなヘルプが出せるコンビではなかったです。


例えばボランチ。
和田も佐伯も、ボール奪取能力には長けるけれども、基本的には攻撃のパスは出せない選手です。
(もっとも、昨日は守備でもイマイチでしたが…ガクリ
特に佐伯に関しては、組み立て時には最終ラインの真ん中という位置が与えられ、相手のプレッシャーから解放されていたにも関わらず、単調な横パスに終始ショック!
後半に出てきた中後とのビルドアップ能力の差は歴然でしたね。


抜本的な改善案は、彼ら自身に歪をなくして貰うことがベストですが、とはいえ急に治るものではありません。
佐伯の攻撃力はまだしも、翔哉に「今から20cm伸びろ!」というのは酷な話ですからねえへへ…
歪なら歪なりの使い方、活かし方、輝かせ方に考えを巡らせるべきではないでしょうかはてなマーク


特にボランチは再考が必要だと思います。
FWは歪な組み合わせとはいえ、2試合で4ゴール1アシストですから、欠点以上の成果を出しています。
ぶっちゃけ私は「FWには高さが要るよ派」ですけど、この2試合の結果に対しては白旗白旗を上げるしかありません。
一方ボランチは、攻守共に大きく関わるいわば扇の要ですから、どちらかに特化するのではなく、バランスてんびん座が重要なのだと思います。


その際、扇の要の要になるのは和田でしょう。
タックル数およびパスカット数でチームNo.1王冠1であり、リーグ全体でも優秀な数字を出しているボランチを、自分からわざわざ外す道理はありません。

となれば、相方には和田と違う特長を持つ選手を入れて、お互いに補完リサイクルし合うのが良いと思います。
和田は縦横無尽に守れるけれども、パスや得点力に課題のある選手ですから、さほど動けなくても点の守備に強く、パス回しの起点となり、得点力(ミドルシュート力)のある選手が良いということです。


当てはまるのは中後と晃誠。
特に中後はピッタリだと思います。
出場する度に「中後いいなーニコニコ」と思い、しかし怪我でいなくなってしまう彼ですけども、あと2試合+2試合は元気に出場してくれますようにお願い


りゅーはーでした。