『気持ちが見えない』


根拠を何も示さなくても言える上に、反論される心配が全くないという、批判する側としては一番便利かつ使い易い言葉です。
正直私は嫌いですむっ
とはいえ、本当に根拠がなければこれだけ一斉に同じフレーズは並ばないので、『気持ちが見えない』根拠となるプレーが実際にあったからこそ、出てきた批判でもあるのだと思います。
では、岡山戦のどんなプレーに「気持ちが見えなかった」のかはてなマーク
考えてみました。


候補の1つは、ペナルティエリア(PA)に入り込んだ回数だと思います。
岡山戦では19本ものシュートを放ちましたが、3本以上シュートを打ったのはアレックス、中後、祥平の3人。
アレックスのシュートの2本がセットプレー、祥平のシュートはセットプレーとパワープレー、そして中後は直接FKとミドルシュートでしたから、流れの中からPAに入り込んで……というシュートが散発に終わったことが分かりますあせる


候補の2つ目は、交代で入った選手のプレーエリアだと思います。
晃誠はボランチのような位置でプレーしていましたが、後ろから組み立てる役目としては既に中後がいて、2人が後方でダブついていました。
また翔哉もサイドに張り付き気味で、PA内やPA正面での仕掛けは多くなかった印象です。
唯一木島は相手にとって危険な位置注意でプレーできていましたが、3人交代して1人だけでは厳しかったですね。


そして、2つの共通点は、ブロックの外側を安全に回すプレーだということ。
ゴールを奪う為には危険なエリアへとチャレンジメラメラしなければならなかったのですが、固められていない安全なエリア(それは相手にとっても安全な)ばかりに行ってしまったことが、『気持ちが見えない』という批判に繋がったのではないでしょうかはてなマーク


となれば、解決案ひらめき電球もおのずと見えてきます。

大テーマはゴールに向かって果敢に切り込んで行くこと、その為の小テーマとしてPAに入り込む人数を増やすことだと思います。
特に今はダブルボランチの両方に捌ける選手を置いていて、いざとなれば晃誠を入れることもできますから、西と飯尾にはゲームの組み立てだけで満足して貰っては困りますし、満足するなら代わって欲しいです。
”攻撃的”MFに入る選手には、PAに飛び込む攻撃意識を強く持って欲しいですねビックリマーク


また、危険なエリアに居ながら安全なプレーを選択していては、どうにも攻め切れません。具体的には、毎回足元でトラップしていたのでは、簡単に囲まれてしまうということですね。
飯尾が良く見せるまたぎスルーや、晃誠が見せた立体的なパスなどは、確実性こそ落ちますがゴールを奪う為には必要なプレーでしょう。
またヴェルディの主武器であるドリブル走る人も、勇気を持って相手PA内で仕掛けることで、大きな脅威となる筈です。
刹那の判断が要求されるエリアで、『気持ちが見える』プレーをしていただきたいものですかお


りゅーはーでした。