攻撃のニワトリとタマゴ

湘南戦は、京都戦に続き、シュート3本に終わってしまいました。
得点数はいまだリーグトップを維持しているものの、シュート数はこれで3位転落でしょうか
攻撃が上手く行っていない現状が、ストレートにスタッツに現れていると思います。

理由としては、2つの要素が「鶏と卵」のようにスパイラルしていると思っています。
1つは受け手が動いていないこと。
本来ならば、誰かが良い体勢でボールを持った時には、周囲は動き出しのスイッチを入れなければなりません。
しかし今はそこでの動きが悪く、次のプレーに繋げられていない印象です。
もう1つは出し手のパスが悪いこと。
特に晃誠に言えるのですが、前を向いてボールを持ったのに、プレーの判断が遅くて前へのパスが出せず、攻撃が停滞するシーンが散見されました
そして2つが「鶏と卵」になって、受け手は出し手からボールが来ないので徐々に走らなくなり、出し手は受け手が動かないので徐々に前に出せなくなり、そうなると受け手は・・・という状態になっているのが、今のヴェルディだと思います。

どちらか一方だけを改善するのは難しいでしょう。
「鶏が先か、卵が先か」という論争に決着がつかないのと同様、今のヴェルディも2つの問題が緊密に絡み合っている為、解決するには両方一遍に良くするしかありません。
つまりは、受け手と出し手の信頼関係で、受け手は出し手がパスしてくれると信頼して動き出す、出し手は受け手が走ると信頼してパスを送る、ということなんだと思います。
そうすれば、今はマイナスの方向に向かっているスパイラルが、プラスのスパイラルに変わって行く筈です。
中2日で身体が重い状況ではありますが、攻撃で走っておく方が守備でずっと走らされるよりはスタミナの消耗が少ないと思うので、ひと踏ん張りして運動量を高めていただきたいものです

りゅーはーでした。