悔しさ入り混じる、しかし素晴らしいベスト４

最後の2試合こそ課題が表面化したものの、オリンピックベスト４は11大会ぶりの快挙
素晴らしいことだと思います。
胸を張って帰って来て欲しいですね。

試合は堅いスタート。
お互いに相手に主導権を「握らせる」サッカーでここまで来ていたので、どちらが攻撃しても守備が上回る展開が続きます。
こうなると先に失点する方が厳しくなるのですが……
韓国の深い位置のクリアがそのままパクチュヨンに繋がってしまい、数的には間に合っていたものの決められてしまいました
80～90ｍくらいの距離を、パスとも呼べないようなボール1本でゼロにされてしまったのが痛かったです。
2失点目もキーパーのパントから一発でやられちゃうし、メダルにふさわしい守備ではなかったですね

また、その後はリードされた日本が主導権を握るべき展開でしたが、自ら仕掛ける練習は明らかに足りていませんでした
フィニッシャーは誰なのか、その選手にどう渡すのかの「逆算」ができておらず、漫然とした感じの攻撃が多かったです。
途中出場の健勇も、フィニッシャーなのかハイボール係なのか最後までハッキリせず……ハーフタイム前にリードされていたのに、反撃に明確な狙いが見られなかったのは残念でした。
今後のこの世代および以降のオリンピック世代には、個で負けないことと、何より主導権を握りに行く戦術の習熟を期待します。

とはいえ、最後にもう一度となりますが、11大会ぶりのオリンピックベスト４は素晴らしい結果です。
顔を上げて帰国して、次はＡ代表に入れるように、再びＪリーグを中心に頑張って欲しいですね。
そして次のオリンピックには、ヴェルディユース育ちから代表が選出されますように

りゅーはーでした。