今節の試合はアウェーの甲府戦。
前期の甲府戦は、今年ヴェルディが喫した8敗の中で、もっとも「完敗」と呼べる内容でした。
先制点こそPKで奪取したものの、90分を通してほぼ甲府のやりたい通りのゲームになってしまった印象です。
その根本にあったのは高崎とダヴィのキープ力。
こちらのCB2人と甲府FW2人との1対1でことごとく劣勢叫びになった為、SBやボランチがカバーに回らざるを得ず、結果的に相手のサイド(特に右SB福田)の所で好き放題やられてしまいました。
あれからおおよそ4ヶ月、前線が3トップになった関係で高崎こそいませんが、ダヴィはいまだ最前線で攻撃を牽引しています。
当時よりどれだけダヴィの個の力にやられないかはてなマークが、最初にして最大のハードルとなるでしょう。

一方で、この1つ目の課題を乗り越えることができたならば、実はそれだけで勝利をかなり近くにまで手繰り寄せられます。
なぜなら、甲府のチーム得点35点のうち、半分以上の19ゴールがダヴィ1人によるものだからです。
というか、2ゴール以上を挙げている選手自体、ダヴィと高崎(5点)と佐々木(2点)しかいません。
つまりは、ダヴィを抑えられた時の得点パターンがほぼ無いことが、甲府の大きな欠点注意となっているのです。
それだけ強力なワンパターン(前節の千葉も分かっていたけど3人抜きでやられた)ではありますけど、キッチリ警戒して抑え切っていただきたいものです。

攻撃の方では、相手のことよりも自分のボランチがポイントサーチとなりそうです。
中後梶川祐希と欠場し、代役が誰になるかは蓋を開けてみないことには分かりませんが、どうなるにせよここでノッキングを起こしているようでは、リーグ2位の守備力を誇る甲府を打ち破るのは難しいでしょう。
出し手の能力に不安を抱える時こそ、受け手が積極的にパスコースに顔を出して、じゃんじゃんボールを転がして欲しいですねリサイクル

この時期の順位は本来まだ気にする必要はないのですが、ヴェルディは今年2回「首位に立った次の試合で負ける」パターンを繰り返しています。
100%の確率で3度目も同じパターンとなると、終盤の大事な所で思わぬネガティブ・プレッシャードクロになりかねません。
苦手意識を早めに克服する為にも、今回はビシッと勝ってくれることを期待しますかお

りゅーはーでした。