まずはお疲れさまでした。
高木さんが解任された理由は、やはり後半に成績が急降下したことでしょうね。
これで前半と後半が逆ならまだ良かったのかもしれませんが、終盤に3勝2分け11敗(&天皇杯初戦敗退)では、悪いイメージになるのも仕方ありません。
途中まではルーキーズを上手く育てたりして、なかなか期待を持っていたのですが、最近の失速ぶりはちょっと言い訳が効かないレベルになってしまっていました。
ターニングポイントとなった試合は2つあると考えます。
1つは29節の甲府戦。
それまで6連勝で、「ボールを持っていれば失点しない」という考え方を元にボールを保持し続ける戦術は、上位進出へ向けて充分な武器となっていたハズでした。
それなのに甲府戦では連勝時のメンバーを入れ替え、さらに戦い方も守備が第一のものに変更。
せっかく6連勝というビッグウェーブに乗っていて、戦術も固まりかけていたのに、自らブレーキをかけた上の敗戦となったことは、ヴェルディから戦いの「軸」を奪ってしまいました。
(個人的には試合後のレアンドロの態度にも大いに問題を感じていますが、それがなかったとしても)後々に至るまで大きな影を落とした敗戦だったと思っています
もう1つは33節の札幌戦。
この試合では、何と中3日という準備期間で3バックを試します。
確かに調子の上がらない中で、キリノが脅威でもある一戦ではありましたが、それにしてもそれまで32節戦って来た経験の全てを放り投げるほどの窮地では無かったように思っています。
しかもそうやって布陣を変えてまでマークしたキリノに決められて負けるというね
コチラはヴェルディの戦いの「軸」どころか「根」まで奪ってしまった、最悪の敗戦だったと思います。
上記2試合に共通するのは、継続性を捨て実利に走った上での敗戦だということ。
自分達が積み上げてきたものを自ら壊した上で勝点も稼げないとなると、リーグ戦という長丁場において、ただの1敗以上のダメージが残ってしまうということでしょう。
松田さんがどのような監督さんかは存じ上げませんし、契約期間を見ると”つなぎ”の人事なのかも知れませんが、残り7試合は次シーズンに向けて「継続」できる何かを生み出していただきたいものです
りゅーはーでした。